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サイエンス×テクノロジー=エンジニアリング

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科学とは「事物の本質を表す体系的な知」であり、技術とは「特定の場面で応用される実践的な知」である。すなわち工学および工業とは「人々にとって有用な構造物や発動機関の設計・組立・運用… もっと読む
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2018年1月の記事一覧

マーケター はデータData×デザインDesignの2D思考で考えたい

マーケター はデータData×デザインDesignの2D思考で考えたい

データDataとデザインDesignのハイブリッド思考ができる人材に、私はなりたい。

先日、コンサルティングやプランニングの仕事をする人のキャリア案について、こんなツイートをしました。自分がマーケッター・ブランディングに関わる立場としてどんな価値を出し、どんな学習をしていくべきかをまとめた内容です。

データとデザインを往復できる人材が今後求められるのでは?最近考えているのは、2D思考=Data

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この国が設定すべき遠隔診療の未来ビジョンについて

厚労省→中医協で出てきた遠隔診療への手当の方向性について。

大前提に、医療費削減の話が先行してしまい、テクノロジーは「医療費を大きく占める生活習慣病に効くはずだ」というロジックで無理やり組み立てようとし過ぎた。

結局、"遠隔診療の範囲"を自ら狭めていないか??
落とし所を探し過ぎて、その先がない落とし所に置いてしまったような。
そもそも、生活習慣病、喫煙や食べ過ぎ、本当にテクノロジーで解決しよ

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【持論】アート、デザイン、エンジニアリングの境目 - ①アートとデザイン

【持論】アート、デザイン、エンジニアリングの境目 - ①アートとデザイン

デザイナーとして生きていて、「デザインとは何ぞや?」を言語化できなくて困ることがちょいちょいあります。
デザイン思考とかのキーワードが浸透してきたおかげで、デザインの本質みたいなものが非デザイナーの方々にも伝わってきているのですが、「デザイナーが単なる絵描き職人でないことはわかったよ。んで、じゃあ何をしてくれるのさ。どこまで任せたらいいのさ。全部任せないとダメなの?」と問われると、イマイチうまく言

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ランキングの設計はどうあるべきか?

ランキングの設計はどうあるべきか?

「発見性」の強化のために、noteにランキングやホットエントリーに類するものをつけたいと思っている。しかしランキングやホットエントリーは、世間で思われている以上にデリケートなUIであるため、その設計は慎重に行われなければならない。下手な設計は、サービスのカルチャーそのものを破壊しかねないためである。

以下は、ランキング設計のための忘備録。

PVランキングは収奪的な設計であるPVランキングを設計

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弱いAIのデザイン

弱いAIのデザイン

BNNの「弱いAIのデザイン〜人工知能時代のインターフェース設計論〜」を読んだので感想を書きます。

本書は弱いAI、いわゆるSFに出てくるようななんでも応えてくれるような万能型のAIではなく、自動で何らかの処理や働きをしてくれるようなAI、人の特定のタスクを代行してくれるエージェントとしてのアプリケーションサービスを対象とした設計論です。AIや人工知能というと深層学習と組み合わさってシンギュラリ

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STEAM教育は抽象的すぎると思う

STEAM教育

STEAM教育(スティームきょういく)とは、 Science(科学)、 Technology(技術)、 Engineering(工学)、Mathematics(数学)を統合的に学習する「STEM教育(ステムきょういく)」に、 Art(芸術)を加えて提唱された教育手法である。

昨今話題です。STEMだけだったのですが、Aのアートも必要ということで、アートが足されてます。他にもあ

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SNSで著名なクリエイターの「弟子」になろうとする人が大成しない3つの理由。

こんにちは。わたらいです。(@momosuke_cam)

最近よく見かけるのですが、インターネットやSNSを活用して「情報発信」を行っている著名なクリエイターや企業家さん等にメールやリプライ等で「弟子にしてください!」みたいなメッセージを送る人達(特に若者)っていますよね。

そしてその企業家さんやクリエイターさんが「○○だから弟子はいりません」ときっぱり断っているのもよく目にします。毎回「ドン

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【持論】アート、デザイン、エンジニアリングの境目 - ②デザインとエンジニアリング

【持論】アート、デザイン、エンジニアリングの境目 - ②デザインとエンジニアリング

自分なりに「デザインとは何ぞや?」を整理してみよう、という記事の2つ目です。

1つ目の記事にて、以下のような3ヶ条で言い切ってみました。

有形無形問わず、人間のあらゆる創作行為はアート、デザイン、エンジニアリングの3つによって為される。

デザインとアートの境目は、「目的が客観的に明確か否か」にある。
デザインとエンジニアリングの境目は、創作時の視点にある。

ユーザ視点で創作物にフォーカスす

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