黒澤 友貴

マーケティングトレース主宰/ブランディングテクノロジー(株)CMO/書いた本:マーケテ…

黒澤 友貴

マーケティングトレース主宰/ブランディングテクノロジー(株)CMO/書いた本:マーケティング思考力トレーニング(フォレスト出版) /趣味:北欧フィールドワーク🇩🇰

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マーケティングトレースのnoteメンバーシップコミュニティです。 マーケティング思考を深めたい、少し違う角度からマーケティングやブランドを捉え直したい、などと考えている方向けのコミュニティです。 ■メンバーシッププランの内容 1. マーケティング思考力トレーニングnote(月額800円)の過去記事を全て読むことができます。 2. マーケティングやブランディングのプロジェクトの裏側や、プロジェクトでの学びを発信 3. イベントや他メディアへの寄稿記事などの裏話共有 基本は週1回のペース(カジュアル共有はもう少し頻度高く)でマーケティングやブランディングの可能性を探り、実践で活かすヒントを共有していきます。

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    #マーケティングのタグがついた記事を中心に、マーケティングに関する理論や実践についての記事をまとめていきます。

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マーケティングにシステム思考の考え方を持ち込む実験

態度変容モデル、ナーチャリング、刈り取り… 全ての言葉が、あまり好きではない。 なぜ顧客を"都合良く"動かす発想になってしまうのだろう? この問いに答えるために、最近はシステム思考を学んでいます。 マーケティングをフローではなくシステムで考える可能性を探っていることを今月のnoteでも書きました。 さらに試行錯誤をする中で見えてきたことがあるので、皆さんと共有ができればと思います。 最初に:システム思考とは?最初に言葉の認識だけ合わせをさせてください。 システム思

    • 生成AIをマーケティング実務に活かすプロンプト作成とは?

      これは、毎日のように考えている問いです。 今日は、この問いに対する自分の考えていることを書いていきたいと思います。 プロンプトは常に5つの視点で記述する生成AIを有効活用ためのプロンプト術は様々なところで語られていますが、抑えるべきポイントは「5つの視点で記述すること」だと考えています。 この5つです。 Goal:目的は何か? Context:背景は何か? Frame:考える枠組みは何を使うか? Output format:アウトプット形式は? Input:

      • マーケターは、耳が痛い意見を集めることは

        マーケティングの仕事で一番危険なのは「都合の良い意見」を集めてしまうことだと考えています。 ユーザーインタビュー、データ分析が「合意形成のための材料集め」になっている状態は陥りがちなので気を付けるようにしています。 では、具体的にどうすれば良いのか? 厳しい意見に強制的に耳を傾けるためには、2つの方法があると考えています。 カテゴリーが嫌いな人にインタビューをする ブランドが嫌いな人(離反ユーザーや競合利用ユーザー)にインタビュ0をする 5セグマップで図解すると、

        • ドーミインの何が顧客を幸福にしているのか?ウェルビーイング因子と顧客体験の関係性

          日経クロストレンドの連載:新指標「顧客幸福度」ランキング2024 この中で、ドーミインがビジネスホテル業界トップのスコアになっているとありました。 ドーミインのサービスレベルが、ビジネスホテルの一般基準より高いな… とは、宿泊したことがある人であれば実感されている人が多いのではないでしょうか。 自分も出張時は、8割以上ドーミインに宿泊します。 ドーミインの体験エピソードを読むと、改めて凄さがわかります。 これらの体験のどこにウェルビーイングとの関係性があるのかを考え

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        • 【イベントスライド共有】小さいのに大きな変化をつくれる国デンマークから学ぶ

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        • 【読書会の告知】2月15日(木)20時半~「スマホ時代の哲学 失われた孤独をめぐる冒険」

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        • 2月10日(土)14時~プチイベント「任天堂トレース会」やります

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        メンバー特典記事

          chocoZAPの新市場を創るマーケティング戦略からの学び

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          RIZAPグループの決算説明資料を読んでいたら、コンビニジムのカテゴリーをつくり出している「chocoZAP」がものすごい成長していることを知りました。 会員数は55万人(2023年5月15日時点)。「年商200億円規模」(5月の決算説明会より)を稼ぎ出すビジネスに急成長していました。 年内には、エニタイムフィットネスやカーブスなどの先行プレイヤーを追い抜き予測も出ています。 急拡大する事業の裏側にあるマーケティング戦略のポイントを整理してみると学びが多かったです…

          chocoZAPの新市場を創るマーケティング戦略からの学び

          大切な企画アイデアを「反対勢力」に潰されないために

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          なんで、自分がめちゃくちゃ面白いと感じた企画・アイデアが組織につぶされないといけないのか… この悩みはアイデアや企画を考えるのが好きな人であれば、一度は感じたことがあるのではないでしょうか? 受け入れてもらえずに悔しい… そして、悔しさを感じて次にとる行動が、 ・もっとアイデアを面白くしよう ・もっと面白さを伝える工夫をしよう だと思います… しかし、この発想の根底が間違っていることを気づかせてくれる本に出会いました。 「変化を嫌う人」を動かすこの本の内容を簡単にま

          大切な企画アイデアを「反対勢力」に潰されないために

          戦略を、実行できる組織、できない組織。

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          マーケティングの一番の難しさは、組織を動かすこと。 戦略を描くことより、戦略を浸透させることが難しい。 成長している組織は、社内マーケティング(インターナルマーケティングと呼ばれるもの)が上手だと感じています。 その典型例がメルカリです。 戦略が実行できる組織とできない組織の違いは何なのか… ということを考えている中で、ドンピシャな書籍を発見しました。 (タイトルがそのまま!) この書籍の中で、実行力を高めるためには4つの規律をつくることが推奨されています。 図解

          戦略を、実行できる組織、できない組織。

          個人SNS運用は「量」と「質」をコントロールする-個の時代と言われる中での発信作法-

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          最近、組織の中で「個人SNS活用」を推奨する動きが当たり前になってきていますね。 環境が変わっているので、当たり前と言えば当たり前の変化ですよね。 個人SNS運用は、リスクではなく「必要だからやるべきこと」に変わってきています。 よくいただく質問このようなご質問頂く機会も増えてきたので、個人におけるSNS運用ポイントをまとめました。 個人SNS運用で成果を出すために「発信の量」と「発信の質」の2つをコントロールするをテーマに解説していきます。 1. 何よりも「量」が

          個人SNS運用は「量」と「質」をコントロールする-個の時代と言われる中での発信作法-

        記事

          新しい市場・文化をつくる4つの視点

          これらは、多くのマーケティングに関わる人が向き合っている問いではないでしょうか? 自分自身も、マーケティングの仕事を通じて新しい文化をつくることをテーマとして働いています。 文化づくりとは何のことなのか?しかし、文化づくりという表現を使うと、数字でとらえることも難しく曖昧さが残ってしまいます・ 具体的にどんなプロセスで考えると良いのかを教えてくれる愛読書があり、改めて読み返しています。 「新しい市場のつくりかた」です。 新しいアイデアを社会・市場に定着させる4視点「

          新しい市場・文化をつくる4つの視点

          話題の経営ゲーム「Coffee Inc 2」から学ぶ、自分の欲しい・理想を追求するからこそ生まれる優位性

          濃すぎる経営ゲームと話題の「Coffee Inc 2」の裏側が面白く、学びに溢れていました。 自分も遊んでみたのですが、本当にこのゲームひとりで開発したのですが… と驚くレベルです。 逆に考えると、ひとりでこだわり抜いて開発したからこそ生まれた体験なのかもしれないとも考えています。 自分がやりたいゲームを追求したからこそよくマーケットイン発想が大切だと言われます。市場や顧客のニーズから逆算をして戦略をつくることは、もちろん大切です。 しかし、中途半端な市場調査が、一見

          話題の経営ゲーム「Coffee Inc 2」から学ぶ、自分の欲しい・理想を追求するからこそ生まれる優位性

          マーケティングのジレンマを乗り越える

          最近、マーケティングのジレンマについて考えています。 マーケティングのジレンマとは何か?差別化・独自性を強化するために、 市場・競合を分析し、データと睨めっこし、組織内で合意形成など、 一生懸命に努力をする中で… あれ、いつの間にか「他と一緒」になってしまう… このような事象を「マーケティングのジレンマ」と表現しています。 良かれと思ってマーケターが取り組んだことが… 具体的には、 ・フレームワーク分析 ・データ分析 ・ユーザーインタビュー etc こ

          マーケティングのジレンマを乗り越える

          デンマークから学ぶ、生産性の高め方

          最近よく訪れている国デンマーク。 ・16時にみんな帰宅する ・幸福度が高い ・産業競争力ランキングでも1位 など、すごい国だと言われます。 最近、こちらの書籍「デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか」が話題になっていますね。 デンマークの何がすごいのかは、様々な方が、様々な視点で語られているので… このnoteでは、マーケティングを生業とする自分がデンマークに惹かれ、研究する中で、考えた「デンマークの強さの裏側」について書いてみたいと思います。 デンマー

          デンマークから学ぶ、生産性の高め方

          ブランドの歴史は価値に変わるのか?

          ヒストリカル・ブランディング 脱コモディティ化の地域ブランド論 を読みながら「ブランドの歴史」をどのように解釈し、戦略的に活用できるかを考えています。 ヒストリカル・ブランディングの書籍に書かれている内容を要約します。 この2つがポイントだと整理しています。 図解して、ヒストリカル・ブランディングの全体像を整理してみました。 ブランドの歴史を再解釈して、顧客にとって新しい意味を創ること =脱コモディティ化(他と同じ状態から抜け出すこと)につながる思考を整理できました。

          ブランドの歴史は価値に変わるのか?

          欧州の「修理する権利」から考えるブランド体験づくりの変化

          EUの「修理する権利」の法改正は、ブランド体験設計に大きく関わってくる変化だと考えています。 前提のルールが変わっている先月に欧州を回ってみて、ブランド体験をつくる前提ルールが変わってきているので、生活者の行動も変わってきていると感じました。 そのわかりやすい例が「修理体験」です。 EUの法改正にある「独立した修理業者が修理しやすい環境をつくる」が義務付けられると、 ・消費の素材選び ・保証期間やアフターサポートの仕組み などを根底から見直す必要が出てきます。 修理の

          欧州の「修理する権利」から考えるブランド体験づくりの変化

          マーケティング発想で公共トイレを捉え直す

          日本が世界に誇れるものは何か? 最近に海外に行く機会が増えてきて、考えることが増えてきた問いです。 日本の公共トイレは世界一では?日本には多くの誇れるものがありますが、これは間違いないと感じているのが「公共トイレ」です。 無料で、綺麗で、しかも建築までこだわっている公共トイレがあるなんて、おそらく日本だけではないでしょうか。 パリを訪れた時は、とにかくトイレの数が少なくて、やっとたどり着いた百貨店のトイレは有料で…とどれだけ日本が恵まれているかを身体で理解してきました

          マーケティング発想で公共トイレを捉え直す

          「市場を俯瞰して捉える」とは何かの整理

          プロジェクトの中で「市場を俯瞰して捉えるの得意ですよね」と褒めていただける機会がありました。 (褒めてもらえたのか、抽象度が高いからもっと具体的に、と指摘いただいたのかの真意は確認していません) さて、マーケティングの仕事をする上で、市場を俯瞰してみる、つまり社会トレンドや顧客ニーズの変化などの大きな流れを掴むことの大切さはよく語られます。 しかし、 どうやって大きな流れを掴むの? どの順番で考えるとよいの? が曖昧になりやすいと感じています。 サボってはいけないと思

          「市場を俯瞰して捉える」とは何かの整理

          どうすれば戦略を自分ゴト化できる組織をつくれるのか?

          よく「自分ゴト化して考えよう」と言われます。 たしかに、戦略を考えるときに、チーム全員が テーマとなる領域を自分ゴト化 できていたら強いですよね。 自分ゴト化=自分だったらどう捉えるか? の視点をもつことは、マーケティングの仕事においてかなり重要だと思っています。 でも「自分ゴト化」ってけっこう難しくないですか? 興味ないものを自分ゴト化してくれ!と言われても心構えでどうにかなるものではないなと… そんなモヤモヤに対するヒントになる本と出会いました。 リサーチのは

          どうすれば戦略を自分ゴト化できる組織をつくれるのか?

          新しい市場や文化を創り出すブランドに共通する「遊び」について

          コンテンツがあまり面白くない… 仕掛けにもっと遊びが大切なのではないか… このようなことを感じたり、フィードバックをもらうことありませんか? 遊びって何?この遊びが足りないという感覚は、大切であることはわかるけど、 何をもって遊びを入れることができているのか? が曖昧になりやすいと感じています。 今日は、市場や文化創造と遊びについて書いていきたいと思います。 遊びと人間冒頭に書いたテーマを考えている中で、遊びとは何かを根底から捉え直そうと読んだ本がこちらです。 遊

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          良い戦略づくりと地道なデータベース作成

          戦略づくりのプロセスは、ブレストやフレームワークで綺麗に整理しながらアイデアが生み出されて… と進むわけではない。 地道にユーザーインタビューを繰り返して、文字起こしをしながら発言の意味を考えたり、 地道に業界内のプレスリリースを読み込みキーワード抽出しながら、数年先にどんな変化が起きそうかを考えたり、 といった「地道に情報を整理して、情報の関係性を頭の中で整理していくプロセスから出てくる閃き」が大切だと最近強く感じています。 なぜ私たちはイノベーションにまで効率を求

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          生成AIをプロジェクトに取り入れるための「Stingray model」について

          この問いと向き合う中で、一つ大きなヒントをもらえるモデルで出会うことができました。 人間主導で考える、AI主導で考えるプロセスが段階的に整理されたStingray model図です。 Stingrayは、魚のエイの形という意味みたいです。(なのでサムネイル画像もエイになっています。) ダブルダイヤモンドの思考は古いという問題提起 今まで創造的に考えるための思考プロセスとして当たり前に根付いていた「ダブルダイヤモンド」は、AIによって陳腐化するという問題提起が非常に的を

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