久下玄

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久下玄

designer / innovation director. tsug.LLC https://tsug.co.jp

マガジン

  • #デザイン 記事まとめ

    • 7,070本

    デザイン系の記事を収集してまとめるマガジン。ハッシュタグ #デザイン のついた記事などをチェックしています。広告プロモーションがメインのものは、基本的にはNGの方向で運用します。

最近の記事

INSIGHT KITをつくりました

「インサイトキット」という、自分が取り組むデザイン/ イノベーションディレクションという仕事のスタイルを解説するブックレットを作りました。 初めてお会いする方だったり、お仕事をご一緒したことない方に、もっとわかりやすく自分の仕事を伝えるための小さな本です。 年々複雑化・多様化・重層化していく「デザイン」という仕事。 同じジャンルのXXデザイナーという呼称でも、全然違う仕事の取り組みだったりします。そのため、デザイナーが自己紹介する時に「視座」「視点」「スタンス」など、取り組

    • 新規事業のデザインって何するのか。

      最近「新規事業のデザイン」って何?とかそもそも企業がやってる新規事業プロジェクトってどんな感じなの?みたいなことを聞かれることが多いので、書いておきます。 当たり前の活動となった新規事業創出少しブームは落ち着いてきたものの、依然として日本企業の間では「新規事業創出」の活動が盛んで、各社が取り組んでいます。大企業が主導するオープンイノベーションプログラムや社内起業プログラムなどさまざまな活動が依然行われています。 主に北米系IT企業や中国系製造業の強大化、人々のライフスタイ

      • podcastをはじめてみました

        前からやってみたいなと思っていたposdcastを初めてみました。 TANGENT TIDES (タンジェントタイズ)というタイトルで、デザイン、ビジネス、テクノロジー、カルチャーなどのトピックをゲストとトークし、リスナーに視点をおすそ分けするポッドキャストです。apple podcastとspotifyで公開しています。 早速3エピソードほど公開しています。新規事業開発の専門家でベストセラー作家でもある石川明さんがゲストの「石川明さんと新規事業開発や社内起業の話」(前後

        • 才能を開花させるプロジェクトデザイン

          新規事業のデザインとリスキリングのトレンドについて最近考えていることを書きました。 新規事業のデザインサポートここ数年、企業からの依頼で「新規事業をつくる」という仕事を多く手がけています。「新規事業をつくる」といっても様々で、事業領域がすでに決まった上でサービスを考えたいというケースもあれば、新規事業の部門と人員を用意したので事業案から考えてほしいというものもあります。社内企業のコンペ大会の審査から伴走までしてほしいというのもあり、「新規事業をつくる」といっても本当に幅が広

        INSIGHT KITをつくりました

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        • #デザイン 記事まとめ
          7,070本

        記事

          宇宙旅行と宇宙船のデザインをしている話

          宇宙事業のスタートアップ企業、「将来宇宙輸送システム」のクリエイティブディレクターを拝命し、ビジョンを描くことやコンセプトモデルのデザインなどを担当することになりました。 将来宇宙輸送システム株式会社将来宇宙輸送システム(Innovative Space Careear、略称ISC)は「毎日、人や貨物が届けられる世界。そんな当たり前を宇宙でも。」をビジョンとして宇宙輸送関連の産業創出を手掛けるスタートアップです。文部科学省中小企業イノベーション創出推進事業に宇宙分野で採択さ

          宇宙旅行と宇宙船のデザインをしている話

          失敗は評価されるべき。新しきを作るために。

          失敗しないことを求められる問題世の中の仕事人が悩むことの一つに、「失敗のことを考えると新しいチャレンジができない」というものがあります。 新しい事業を作って!新しい製品を作って!新しい取り組みをして!と上司や組織に求められるんだけど、同時に失敗しないようにかなり検討や承認を繰り返さないと進めることができないというものです。新規事業開発部門とかイノベーション推進部門とか先行デザイン部門とかそういった名称に所属されている方には結構多い悩みじゃないかなと思います。 昨夜、kno

          失敗は評価されるべき。新しきを作るために。

          デザイナーの情報発信について考える

          最近、デザイナーの情報発信について考えています。 TwitterがなんだかXになったり芝犬化したりで雲行きが怪しくなったり、Threadsがいきなり立ち上がったり、YouTubeやpodcastが格段の充実ぶりを見せ始めてたりと個人や企業が発信するためのプラットフォームは常に揺れ動いています。 noteも含めてですが、デザイナーが自分の仕事を知ってもらったりするための「情報発信」について考えています。っていうか私自身が悩んでます。情報発信力もっとつけなきゃなんだけどなんだか

          デザイナーの情報発信について考える

          未経験者、はじめてのダイビング

          もうすぐ夏のバケーションシーズン。休みの旅行計画や予約を進めている方も多いと思います。これはそんな方々に未経験者がスキューバダイビング体験したら面白かったよ!という記事です。 先日初めてスキューバダイビングをしました。すごく楽しかったのですが、やっぱり始めるまでのハードルが高い&情報が少ないなと思ったので自身の感想をつらつら書いてみようかと思います。まだ一回しかやってない、ライセンスも持っていない視点からお届けします。 「魚超近い!景色綺麗!」っていう感想だけ先に書いてお

          未経験者、はじめてのダイビング

          STAYTHEE が公開されました

          RICOHの新規事業 STAYTHEE 7/13日、RICOHの新プロダクト、STAYTHEE(ステイシー)がリリースされました。 7/20日より初回限定版の先行予約が始まっています。 私はパートナーとして、事業面とデザイン面(VI、プロダクト監修、コミュニケーションデザイン全般)で全面サポートしています。 STAYTHEEは水中で360度カメラを浮遊固定できる浮力調整器です。 今までにない映像が撮れるようになります。 RICOH THETAをはじめとして、さまざまな36

          STAYTHEE が公開されました

          heyの新オフィスをデザインしました。

          heyの新オフィスができました(リリースはこちら)。 heyは STORES ブランドでお商売をする企業や個人向けに、さまざまなデジタルサービスを提供している日本のスタートアップです。キャッシュレス決済とかネットショップとかオンライン予約システム、POSレジとか。 私自身はheyの前身となるCoineyの創業メンバーでもあり(詳細はdesigningの記事に)、heyになってからは組織、事業、ブランド周りのさまざまなデザインをサポートしています。Coiney、hey のこ

          heyの新オフィスをデザインしました。

          書籍「UXデザインの法則 ――最高のプロダクトとサービスを支える心理学」

          オライリー・ジャパンさんより、UXデザインの法則 ――最高のプロダクトとサービスを支える心理学(Jon Yablonski 著、相島 雅樹、磯谷 拓也、反中 望、松村 草也 訳)をご恵贈頂いたので読んだ。 良書だったのでレビューを。 どんな人向け?UI/UXデザイナーのみならず、工業デザイナーやグラフィックデザイナーなど、「人が関わる情報設計・インタラクションに関する仕事をし、かつ他者を説得するシーンが頻繁にある人」におすすめの本です。 どんな内容か本書はLaws of

          書籍「UXデザインの法則 ――最高のプロダクトとサービスを支える心理学」

          朝と夜が気持ち良いデスク環境を作る

          リモートワークが当然の世界線になってから、自社のオフィスにもほとんど行かなくなり、自宅のデスクで仕事することがメインになったのですが、もともとの私の自宅のデスク環境は窓が遠く、日が当たらない場所に、かつ移動しなくても必要なものが手に届くように作ってしまったため、集中はできるが一息つきにくい環境になってしまっていました。 流石に移動も少ない状態でこれはマズいと思いたち、穏やかな心で集中できるデスク環境を作ろうと思いました。 去年は子どもたちのデスクを作ったので、今年は自分のデ

          朝と夜が気持ち良いデスク環境を作る

          子供用のデスクを作った話

          子どもたちの学習机を置かなかった我が家子供たちが学校に行かなくなったことで、家で学習をする風景が増えました。我が家の子供たちはもともと自宅では長時間テキストなどをやることはなかったので、一番上の子以外は学習用の専門スペースはなく、必要なときにダイニングテーブルなどでノートを広げていました。 というのも我が家の教育方針は「義務教育的座学は集中して短時間&最低限で済ませる」なのでデスクに長時間かぶりつく必要がある子はいないこと、そして市販の学習机のゴテついた感じのが私達の好みで

          子供用のデスクを作った話

          今年のデザイン授業の振り返り

          今年も東京造形大学で担当している「インタラクションデザイン」の授業を終えました。 今年は受講者数40人弱と去年の1.5倍位になったようです(講義ではなく実技伴う演習なのでこの人数はまぁまぁ多い)。 学生曰くおそらく最も出席率の高い授業らしい。出席率は評価に一切関係ないからねと冒頭で毎回話しているにも関わらず出席率が高いのは嬉しい限りです。 最終回は私の大学時代の同級生でもあって、学生たちの先輩でもある友人のライゾマティクスデザイン木村浩康 (@hiroccck)にもゲストで

          今年のデザイン授業の振り返り

          ノンインプット思考のススメ

          インプットしないというスタイルについて本を読んだり、カンファレンス行ったり、会食したり、ネット見まくったり、これらのインプット(情報や知識を外部リソースから取り込む行為)は超大事と言われます。 上記情報リソースへのアクセスはすぐに出来るようなりました。書籍はAmazonで無限にポチれる、会いたい知識人には割と会える、ネットは広大だ。 一方でこれらのインプットに人生が押し潰されていることがあります。私自身もよくあります。 デザイナーや事業企画職などの「つくる人」にインプット過

          ノンインプット思考のススメ

          ゴールの解像度とアイデアの関係

          先日、とある企業で「アイデアについて講演してほしい」とお声がけいただき、大人数の前で私なりの考えを話してきました。 その中で「ゴールの解像度」という話をしたパートが評判がよかったので、noteに書いておこうと思いました。 (ちなみに具体的なアイデアの出し方については今回は触れません。色んな流派がありますよね) そもそもアイデアとはなにか?かなり広範囲な用途や解釈で使われている「アイデア」。そもそも何を意味するものなのか、言葉としてのアイデアをwikipedia(en)と

          ゴールの解像度とアイデアの関係