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デザイナーの情報発信について考える

最近、デザイナーの情報発信について考えています。

TwitterがなんだかXになったり芝犬化したりで雲行きが怪しくなったり、Threadsがいきなり立ち上がったり、YouTubeやpodcastが格段の充実ぶりを見せ始めてたりと個人や企業が発信するためのプラットフォームは常に揺れ動いています。
noteも含めてですが、デザイナーが自分の仕事を知ってもらったりするための「情報発信」について考えています。っていうか私自身が悩んでます。情報発信力もっとつけなきゃなんだけどなんだか面倒で…

クライアントワークをしているデザイナーにとって情報発信は新しいプロジェクトのチャンスを得るためのいわばPR活動であって、企業内で働くインハウスデザイナーにとっては自分が属するデザイン組織のPR、または自身のキャリアをステップアップするためのPR活動という側面があると思います。

これらの「ビジネスに関わっているデザイナー」は一部を除けば、仕事のコンテンツって公開できないものも多いので、そんなにたくさん発信できないので、なかなか発信するタイミングがないというのが現実かと思います。昔のデザイナーといえば「モノのデザイン」だった時代は、デザインした雑貨とか雑誌とかそういう区切りがわかりやすい仕事がメインだったので自分の仕事として紹介しやすかったと思うんですよね。でも今は継続開発され続けて終わりがないアプリのUI/UXデザインだとか、サービスデザインのような形の見えにくいデザイン、更新され続けるメディアデザインなど、担当が変わり続けるものや完成がそもそもないようなものが多く、デザイナー自身が「これ自分の仕事です!」って紹介するタイミングや気持ちが簡単じゃないことが多いと感じます。

デザイナーが情報発信で注目を集めたい理由は、上記のようにいわゆるプライベートライフをオシャレに見られたい!みたいな承認欲求と違う話で、新しい仕事が発表できたとか、イベントの集客をしたいとか、新規のクライアントを探したいとか、転職先を見つけたいとかだったりするので、発信するコンテンツもそれらの目的に親和性が高いものである方がいいと思われているはずです。良く見るのは「新しいツールやプロダクトを紹介するアカウント」です。あとは仕事に対しての視点やノウハウを共有するアカウント。

YouTubeとかでそういうのを発信している人はかけている労力も相当なものなはずで、すごいなーよく時間捻出してるなーと思ったりします。

デザイナーの売るものが、「アウトプットデータや図面」だった時代から「伴走して共に考えたり支える時間」になってきている時代において、作品が並んだポートフォリオというのを持ってないデザイナーも多くて、デザイナー自身の仕事を主題にした情報発信ってなかなか難しい時代だなーと。

デザイナーの情報発信はオフラインでもオンラインでも注目を集めるのは本当に難しいし、こまめに続けている人やチームは本当にすごい。

やはり多くの人の目に発信が触れれば、キャリアや新しい仕事のチャンスも増えるので、情報発信にしっかりコストを割くのは正しいし、どんなに小さなことでも発信して、人目に留まるアクションを積み上げていくのが大事だなーとひしひしと感じています。最近。

私は、あの人は、あの会社はこんな感じで情報発信してるよ!こういう発信を見てスカウトしたよ!仕事お願いしたよ!みたいな事例をたくさん聞きたい。是非教えてほしい。引用ツイートとかコメントで是非教えてください….

何か発信したいことがあった時に、強く刺しにいける発信力が欲しい…

そして、なぜこんなことを考えているかというと、今はこんな告知がしたいからです。ということでイベント告知です!
PASS THE BATONや100本のスプーンで知られるスマイルズの社長の野崎さんと私をゲストにしたトークセッション(オフラインのみ!)が開催されます。

参加いただいた方たちと一緒に悩んだり考えたりするトークセッションにしたいとのことなので、ご興味持たれた方は是非ご参加ください!

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