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未経験者、はじめてのダイビング

もうすぐ夏のバケーションシーズン。休みの旅行計画や予約を進めている方も多いと思います。これはそんな方々に未経験者がスキューバダイビング体験したら面白かったよ!という記事です。

先日初めてスキューバダイビングをしました。すごく楽しかったのですが、やっぱり始めるまでのハードルが高い&情報が少ないなと思ったので自身の感想をつらつら書いてみようかと思います。まだ一回しかやってない、ライセンスも持っていない視点からお届けします。

「魚超近い!景色綺麗!」っていう感想だけ先に書いておきます。

そもそもダイビングって何?

スキューバダイビング(とシュノーケリング)

ここで書くダイビングとはいわゆるスキューバダイビング、海に酸素ボンベとか背負って潜るレジャーです。世界中に楽しんでいる人がいます。近いレジャーにシュノーケリングというのがあって、これはボンベとか背負わずに海面あたりをシュノーケルつけて泳ぐ遊びです。海面を漂いながら、海中を眺めるといった感じですね。

ダイビングは楽しいのか?

かなり楽しかったです。水の中なので、呼吸と体勢を保つことに集中せざるを得ないので、日々の現実から頭が離れる感じがして、非常にリラックスできました。体をそれなりに使うのもあって、心身ともにいい影響がありそうな感じです。

ダイビングの種類

ダイビングにはライセンス(PADI オープンウォーターダイバーのライセンス、通称Cカードなど)が存在してて、基本はこのライセンスを持ってないと潜れない&器具とかレンタルできなかったりするようです。ただし、ライセンスを持ってない人向けの体験ダイビングというレベルがあって、そちらであればインストラクターさんに付いてもらって限定的なダイビングが体験できます。つまり、ライセンスありのダイビングライセンスなしの体験ダイビングの二種類があるのです。自分はライセンスも持っていないのでインストラクターさんについてもらって潜る感じですが、それでも十分楽しめました。ライセンスとって潜れるようになるともっと楽しそうです。

そもそものきっかけ

製品のテストのために、がきっかけ

自分の仕事はクライアント企業の新規事業や製品やブランドをデザインしたり監修することで、RICOH社のSTAYTHEEという水中撮影プロダクトを試用するためというのがダイビングをやろうと思ったきっかけでした。単純にダイビングという文化は知っていたけど、こういう機会でもなければやらないだろうなということで、チームリーダーの経験者の方にアテンドしてもらってやってみた感じです。

超初心者向けの繋がった情報があまりない

ダイビングというレジャー自体、実際どんな感じで進むの?というのをネットで調べてみたのですが、具体的なはじめ方や進め方が書いてある体験記事が結構少ないんですよね。なので、自分の場合は、というのを書き残しておいてもいいかなと。

まずは初心者講習から

宜野湾のセンターで超初心者講習を受ける

今回ダイビングの場所となったのは沖縄。宜野湾で、実際に海でダイビングする前に、超初心者講習を用意してもらいました。自分のような初心者はそもそもウェットスーツやシュノーケル、酸素ボンベなどの器具に馴染みもなく、使い方も全くわからないので、ダイビングショップのインストラクターさんが初心者講習をするのが一般的なようです。ダイビングショップと呼ばれる業態が有料でライセンスをとる講習をしたり、器具を貸したり売ったり送迎したりするビジネスをしていて、基本はどこかのダイビングショップにダイバーはお世話になるようです。
自分の場合はフリーダイバーの福田朋夏さんに教えていただく機会を用意していただき、海中での呼吸の扱いや体のコントロールの初歩の初歩を教えていただきました。

宜野湾マリン支援センターのプールで練習。センター内にはダイビングショップがある。

ウェットスーツでのシュノーケリングの練習

ウェットスーツの効果で浮きながら、シュノーケル独自の呼吸を意識しつつ泳ぐ練習をしばらくプールでやりました。ウェットスーツあると普通に泳ぐよりもかなり楽に泳げるんですね。シュノーケルも酸素ボンベの場合も鼻を使わず、口だけの呼吸を覚える必要があるのですが、それも練習しました。

現地での初体験

結構ダイバーがいた

まずはダイビングスポットへ行って準備

インストラクターさんに送迎してもらい、スポットへ。10月の平日にもかかわらず、すでにたくさんのダイバーがいました。我々も現地でウェットスーツに着替えます。ダイビングスポットにはシャワーや更衣室がある建物があって、そこで着替えます。コインを入れると使えるシャワーとかがあります。多分公共施設。インストラクターさんが事前にクリーニングや動作チェックを行った器具一式を用意してくれてました。

メンバーみんなウェットスーツに着替えて、インストラクターから潜る前のレクチャーを受ける

まずはシュノーケリング

まずはシュノーケリングです。海にはちょくちょく行きつつも、潜るのは数十年ぶりなので、大丈夫かなという心配はあったのですが、ウェットスーツとシュノーケル、そしてインストラクターさんが帯同してくれていることでの安心感は半端ない感じでした。まぁ日常的に泳いでない人でもかなり安心で楽なのではと思います。水面から海中を眺めるだけでもかなり面白かったです。ただやはり方角は見失いがちだったり、一休みするときの体を縦にして浮かせるやり方などは慣れが必要なので、浮きを持って帯同してくれているインストラクターさんありきだなという感じでした。

そしてダイビング

シュノーケリングを楽しんだ後は陸に戻って一休みした後にダイビングの準備です。シュノーケリングとの大きな違いは潜るため、酸素ボンベを使うことです。ボンベから口に咥えるレギュレーターという器具が伸びていて、これの使い方を再度復習し、潜海するために体につける錘(おもり)などの取り扱いも教えてもらいます。ボンベを背負って海に入るのですが、その際初心者はボンベの重さで海中でバランス崩してひっくり返ることが多々あるそうで、その際に慌てないようにアドバイスももらいました。

耳抜きやボンベありでの旋回など

いざ海に出ます。シュノーケリングと違い、ボンベがかなり重いです。ただ海に入るとそこまで重さそのものは気にならず、それよりも重さの偏りからくるバランスが気になりました。ボンベを上にした状態を保つのが難しかったです。入る前にアドバイス頂いてた通り、ひっくり返ったので、慌てずにインストラクターさんが姿勢を直してくれるまで待ちました(すぐ直してくれる)。耳抜きと言って、ある程度の深さごとに、鼻をつまんでいきむことで耳に空気を送り、水圧で鼓膜が圧迫される痛みを解消する作法があるのですが、習っていた通りにやったら簡単にできました。海中で泳ぐことも難儀なことはあまりなく、素体での水泳とかなり違う印象でした。自分が最も難しかったのがやはりボンベの重さからくる体勢の保持の難しさです。海中での旋回をする際に何度かボンベが下になってしまい仰向けになってしまいました。その度にインストラクターさんに直してもらいました。

海の中はかなり鮮明に周囲が見えます

喋れないので、ハンドサインとホワイトボードで意思疎通

海中ではインストラクターさんと喋ることができないので、主にハンドサインと磁性体を使ったホワイトボード(「せんせい」みたいなやつ)で意思疎通をします。異常がないかどうかをこまめに確認してくれるのでこっちも大丈夫だよとハンドサインを返す感じです。こういうのも安心感がありました。

海中撮影

自撮り、移動撮影

ある程度慣れてきた頃に持参したinsta360とSTAYTHEEを使い海中映像の撮影にチャレンジ。360度カメラだと、後で好きなアングルで動画切り出せばいいやという感じなので、海中でファインダー覗いたり画角設定したりそもそも操作をほとんどしなくていいのがよかったです。姿勢保つことに意識とられてるのでいちいちカメラ操作は初心者にはキツい。海中撮影は360度カメラがおすすめです。移動中手に持ったり、ストラップで海中を浮かしつつ引っ張ることで自撮りも海中風景も全部撮影できていました!

↓360度無編集動画(YouTubeアプリで開くとぐりぐり動かせます)魚近い

↓360度を編集した動画(自撮り楽しい)

そのまんま広告に

そしてそのまんま広告になりました。

使えるものは使おう

初体験を終えて

後片付けや着替え

一時間くらいかな、ダイビングを楽しんだ後、陸に戻りボンベを外し、シャワー施設でシャワー浴びたりして着替えました。器具はレンタルなので、インストラクターさんにお返しするだけでよしなに片付けていただけました。ダイビングのめんどくさそうなことは大体ダイビングショップのインストラクターさんがよしなにやってくれるというのが体験としてかなりよかったです。

楽しい

普段、都心で生活していると自然に触れたくなりますよね。山や川、海辺はよく行くのですが、海中はまた違った景色が楽しめて、すごくストレス解消になった気がします。ハマっている人の気分がなんとなくですが理解できた気がします。

継続するハードル

とはいえ、ダイビングを始めるにはハードルが多いなと思ったのも事実。やっぱりライセンス取りたいなーと思いますが、ライセンス取るのに数日と講習費用が数万円かかるのでおそらくここが初心者が継続するハードルなんだろうなと思います。ダイビングショップによって価格やサービス品質もピンキリのようで、初心者だと判別つきにくいのもハードルかもです。体験ダイビングレベルだと見れない景色や潜れないスポットも多い。体験ダイビング込みのツアーとかが一番ハードルが低そうなので、まずはそこからという感じなんだと思います。ちなみに私はスキューバカンパニードルフィンさんにお世話になりました。


夏休みレジャーに良さげ

ダイビングはマリンレジャーなのでできる季節が限られています。夏はやはり気持ちよく、多くのダイバーが楽しんでいるようです。家族でシュノーケリングから始めるケースも多いみたいで、家族レジャーとしてもいいかもしれません。やっぱりメジャーなのは沖縄で、沖縄旅行とダイビングのアテンドをパッケージにして販売しているダイビングショップも結構多いです。自分はまだ一回の体験ダイビングレベルしか行ってませんが、次は家族と行ったら楽しそうと思うくらい楽しめました。夏休みの予定がまだの方は是非初めてのダイビングを検討してみては。

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