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いつか息子に聞かれたら「パパも育休とったんだよ」って答えたい

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#育休取得率

0.2%でしかない私

0.2%でしかない私

いつも私のnoteを読んでいただき、ありがとうございます。
これまでの記事は「妻が言うには・・・」シリーズでしたが、今日からはちょっと変わります。
「私の育休生活を赤裸々に」お伝えしていきたいと思います。

私の育休期間私は、育休を8カ月取得しました。
すべてが正式な育児休業ではなく、休暇との組み合わせです。
組み合わせた休暇は、配偶者の出産に伴う特別休暇、年次有給休暇、夏休みで、2カ月分になりま

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男性は育休をどれくらい取ればいいのか?

男性は育休をどれくらい取ればいいのか?

前回の記事では、私が最も大変だと感じたのは、妻の入院から10日目までの期間だったとお伝えしました。

そして、今回は「私の育休生活を赤裸々に」シリーズの締めくくり。
男性は育休をどれくらい取ればいいのか。
8カ月の育休を取った経験から、この難題を考えてみたいと思います。

まず、結論私は「男性は育休をどれくらい取ればいいのか」を、「私の育休生活を赤裸々に」シリーズの締めくくりにふさわしいタイトルと

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男性国家公務員に求められる育休が最低1カ月である理由が見えてきたかも

男性国家公務員に求められる育休が最低1カ月である理由が見えてきたかも

この記事の続編はこちら

男性の育休取得率。
少しずつ上がってきていますが、高いとは言えません。
いや、女性とは比べられないほど低い。

新シリーズ
「なぜ、男性の育休は広まらないのか?」

8カ月の育休を取得してみて、感じたり考えたりしたことをお伝えしていきます。

国家公務員の育休制度国家公務員には、配偶者出産休暇2日と育児参加のための休暇5日を合わせた合計7日間の有給休暇の制度があります。

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育児のバトンは、1991年から受け継がれてきてるはずなのに

育児のバトンは、1991年から受け継がれてきてるはずなのに

前回の記事は、男性育休シリーズから離れ、素敵なnoterさんの紹介をしました。

前々回の記事では、男性育休の旗振り役となっている国家公務員の育休制度について調べました。
すると、育休がどのように制度化されていったのかについて、気になり始めました。
で、少し調べてみることにしました。

もしかすると、間違っているところがあるかもしれません。
お気づきの点がありましたら、ご指摘ください。

いつから

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最初の7日間の有給化で、男性が育休を取得しやすくなった住友化学さん

最初の7日間の有給化で、男性が育休を取得しやすくなった住友化学さん

前回の記事では、ダイバーシティを大切にする企業について考えてみました。

そして今回。
実際に、男性が育休を取得する視点から、先進的な取り組みをされている企業を調べてみることにしました。
先進的な企業の取り組みの中に、日本でも男性育休が広まっていくヒントが隠されているような気がします。
そんなヒントをつかむことができたらいいかな、と思っています。

男性育休の取りやすそうな企業
第1回
住友化学株

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常識を変えた男性育休の必須化で、大きな変化が起きたリクルートさん

常識を変えた男性育休の必須化で、大きな変化が起きたリクルートさん

前回の記事から、男性が育休を取得しやすい取り組みをされている企業を調べ始めました。

先進的な企業の取り組みの中に隠れている、日本でも男性育休が広まっていくヒントをつかみたいと思っています。

男性育休の取りやすそうな企業
第2回
株式会社リクルート(以前は株式会社リクルートコミュニケーションズ)さんです。

男性の育児休暇を必須化多くの会社では、特別休暇を取得できる権利を従業員に与え、その権利の

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残業減でボーナス増、男性育休でも給与全額支給した大和証券グループ本社さん

残業減でボーナス増、男性育休でも給与全額支給した大和証券グループ本社さん

前回の記事では、男性育休の必須化をされたリクルートさんの取り組みをまとめてみました。

必須化しなくても、男性の育休取得率100%の企業を発見しました。
そこにも、何かヒントがありそうです。
探ってみます。

男性育休の取りやすそうな企業
第3回
大和証券グループ本社さんです。

育児サポート休暇制度
大和証券グループ本社さんは、2017年度に男性育休取得100%を達成しました。
その後も継続して

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多様な働き方を認めるコアレスフレックスが男性育休100%を生んだキャッチネットワークさん

多様な働き方を認めるコアレスフレックスが男性育休100%を生んだキャッチネットワークさん

前回の記事では、大企業、大和証券グループ本社さんの取り組みをまとめてみました。

大きな企業でなくても、男性育休の取得率100%の企業もあります。
そこにも、ヒントになることがありそうです。

男性育休の取りやすそうな企業
第4回
株式会社キャッチネットワークさんです。

従業員200人、育休100%キャッチネットワークさんは、愛知県の西三河地方にあるケーブルテレビの会社です。
従業員数は約200

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1カ月の育休必須化で、男性の価値観の変化を期待する江崎グリコさん

1カ月の育休必須化で、男性の価値観の変化を期待する江崎グリコさん

前回の記事では、比較的規模の小さな、キャッチネットワークさんの取り組みに目を向けてみました。

長い歴史と伝統があるからといって、古くからのしきたりを重んじて変化を恐れているわけではありません。
絶え間ない変化の中に、男性育休の広まっていくヒントが隠されているようです。

男性育休の取りやすそうな企業
第5回
江崎グリコ株式会社さんです。

1カ月の育児有給休暇「Co育てMonth」江崎グリコさん

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0.3%の大企業と99.7%の中小企業、この構造が男性の育休取得を阻んでいる!?

0.3%の大企業と99.7%の中小企業、この構造が男性の育休取得を阻んでいる!?

前回の記事を含め、ここ数回、男性育休の取りやすそうな企業について調べたことをお伝えしてきました。
調べながら、むむむ??企業規模が関係してるかも!?と思うようになりました。
で、さらに調べてみることにしました。

とても大きな企業では、育休を取得した男性のいる割合が高い「平成30年度仕事と育児の両立に関する実態把握のための調査研究事業報告書」(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)には、企業アンケ

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男性育休が広まれば、出産退職する女性が減る?

男性育休が広まれば、出産退職する女性が減る?

男性育休が「GO TO 育休」により広まる(笑)
すると、性別にかかわらず、どこの職場にも、長期にわたる育休を取得している従業員がいる状態になります。

今回はこの続きからです。

男性育休による人材の不足
男性の育休が広まれば、出産退職する女性が減るかもしれません。
なぜなら、男性の育休が広まれば、人材の不足が起きるからです。

数日間の育休ならば、同じ部署やチームの人たちが取得した男性の業務を

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女性の育休取得80%超ってホント?

女性の育休取得80%超ってホント?

男性育休の経験から考えた、「ここ変えて!」シリーズ。
シリーズの出発点は女性の育休取得率。
女性の取得率の高さに疑問を抱いたことありませんか?

女性の育休取得率81.6%(2020年度)私の職場の様子から考えると、女性の育休取得率は80%を十分に超えているだろうと想像できます。

でも、同業種ではない知人の中には離職している方々も見えるため、何となく違和感を覚え、いくつかのデータを見てみました。

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