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心うたれたnote

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言葉にできないほど好きな文だったり、ためになったり、助けられたり。そんなnoteを集めています。
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2021年10月の記事一覧

イメージしたことは、たいてい叶う

イメージしたことは、たいてい叶う

ほんとかよって感じですが、ほんとです。

3か月前「よし、noteに力入れよう」と思って、毎日更新を開始。フォロワーこそ伸びませんが、Twitter経由もあって、ちょっとずつ読まれるようになりました。ビューとかスキの数もそうなんですが、数字に表れない手応えっていうのかな。

1か月、文筆家を名乗ってわかったこと

1か月、文筆家を名乗ってわかったこと

なんも変わりません。寄稿の依頼が来るわけじゃないし、フォロワーが増えたりもしません。毎日記事を書く、その繰り返しです。そりゃそうですよね、なにが変わったわけじゃないもの。noteのプロフィールに「文筆家」って書いただけです。

でも、ただ一つ変化があったこと。それは、わたしの心持ちです。

プロフですから、いやでも目が行きます。記事を書くとき、チェックするとき、投稿するとき。1日に20回くらいは見

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死ぬのが死ぬほどこわいんだ

死ぬのが死ぬほどこわいんだ

先日「noteを始めて3年が経過しました」と通知が届いた。おめでとうございます!みたいなテンションのその通知と対称的に、私は「3年も経っちゃったか…」と落胆した。

その胸の内を夫に吐露したところ、見事に詰められましたのでここにしたためます。

今の私は一般企業に籍をおいて安定した収入を得て、結婚して子どもも生まれて幸せな日々を送っている。こんなに満たされているのだから、noteやらで書いた文章な

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夜の香りで言語の限界を知る。

夜の香りで言語の限界を知る。

その日はなんとなく気持ちが塞ぎ込んでいて、生気のない目でスマホの画面を眺める時間を無為に過ごしていた。時刻は21時を回った頃。なんとなく小腹が空いてきたのはそのときだった。

外に出るのが面倒な理由はただ一つ、そのための準備が億劫だからだ。人に会える姿になるにはそれなりの手間と気苦労がいる。しかし幸い今は、大学から帰ってきたままの格好でベッドに横になっている。この時間から自炊をする気は起こらない。

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北極星を追いかけて|本の感想

「羊と鋼の森」という本を読みました。
とても美しい本だと思います。

いつか読みたいと思ったまま月日が過ぎていましたが、ふらりさんの紹介記事に背中を押されて手に取りました。

調律師になったばかりの青年、外村。同僚や双子の姉妹との出会いを通して、理想の音を求める青年の成長が描かれています。

森の匂いがした。秋の、夜に近い時間の森。

外村の感性を通して、ピアノの音から生まれる美しい景色を自然と想

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真実の利他をつらぬく人に出会った、嘘のようなホントの話

真実の利他をつらぬく人に出会った、嘘のようなホントの話

世界的な新型コロナウィルス感染拡大のなか、「利他」という言葉が注目されています。

最近読んだ新書「利他とは何か」においてフランスの経済学者ジャック・アタリの「利他主義」をとりあげていました。

しかし、私は彼の言う「合理性利他主義」に違和感を覚えました。

利他主義とは、合理的な利己主義に他なりません。
自らが感染の脅威にさらされないためには、他人の感染を確実に防ぐ必要があります。利他的であるこ

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