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【ひとりビジネス】リピーターを確実に囲い込む秘策

こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。
 
ビジネスにおいて、リピーター、いわゆる優良顧客の確保、拡大は、その後のビジネスを継続させるうえで大きな課題です。
 
特に「ひとりビジネス」では、大手にはできない、きめ細やかなサービスやおもてなしをすることで、この課題を解決していけます。
 
月商100万円超の人気ハンドメイド作家にして、数々のハンドメイドクリエイターをコンサルティングして、売れるクリエイターを輩出してきたbon bon cherryハイジさんは、新刊『「ハンドメイド」で稼ぎたくなったら読む本』の中で、「ひとりビジネス」ならではのリピーターを確実に囲い込む秘策について詳しく解説しています。ハンドメイドに限らず、ネットで商品やサービスを提供しているひとりビジネスの方にも参考になる内容となっています。今回は、その該当箇所を一部編集して公開します。

ファンが離れないA&G

 ブランドにとって、繰り返し来店くださり購入いただける「顧客」、コアなお客様は本当にありがたい存在です。統計では1ブランドを支えてくれるお客様の割合は、顧客2割、新規8割だそうです。毎月新規のお客様にアプローチしつつ、古参のおなじみさんを大事にするのが、長く販売を続けていく秘訣と言えそうです。
 では、あなたはその顧客獲得のために何を心掛けていますか? まさかなんとなくボーッと毎日過ごしているわけではありませんよね? スモールビジネスのオーナーに、私からの提案は、「大手がやらないことに取り組む」です。解説しますね。
 多くの販売者がネットを使い、お客様とやりとりする時代です。でも、大きな会社へ何かを問い合わせたり、伝えたいことがあっても、普通はなかなか電話はつながらないし、メールでの返信は数日後、なんてよくあること。そして、そのメールの文面はマニュアルどおりで、名前も知らないオペレーターが平均的な答えを返してくれるだけです。
 スモールビジネスのオーナーは、SNS の発信も、お客様からの電話対応も自らやっているところがほとんどですよね。売上を作るためにはあれもこれもと大変だとは思いますが、このとき、大手にはできない接客やサービスを心掛けると必ず良いことがあるので頑張ってください。
 具体的には、日々の発信の中で受けるお客様の問いに、大手の電話オペレーターにはできない返し(アンサー)をすることです。インスタやTwitter コメントへの返信や、お問い合わせに対し、あなたらしさやあなたならではの返しをすることで、お客様に覚えてもらい、好感を持っていただくよう努めます。この繰り返しで、お客様が「自分はブランドにとって特別な存在である」 と感じてもらえれば、長いお付き合いに進展していく可能性が高まります。
 そういったお客様には、「オマケ(ギフト)」をつけたり、特別扱いをするのがいいですよ。
 画一的な学校教育のせいで、「人は平等である」「贔屓はいけない」と思う人もいるかもしれませんが、あなた自身も行きつけの料理店やブティックで、特別扱いされたら絶対にうれしく思うはずです。
 これは、商売人なら当たり前のこと。店にとっての上客を贔屓するのは当然ですし、あなたがお客側になったとき、店側に大事にされたかったら必ずたくさん買い物をしたり、SNSを使って広く宣伝してあげたりするはずです。お客様へのA & G は、あなたのビジネスをきっと後押ししてくれます。

ベタだけど効果大! 制作風景アップ

 どうしたら多くの人にあなたを知ってもらい、ファンになっていただけるのでしょう?
 ここでは、インスタグラムを使った仕掛けについて1つの例をお伝えします。
 とてもベタな方法ですが、商品の制作過程を公開、発信するやり方です。
 制作過程を見てもらうことで出来上がりを楽しみにしてもらいます。
 小学校で訪れた工場見学のように、何かがゼロから出来上がる過程を目の当たりにすると、とてつもなくワクワクしますよね。そう、人は、何かが出来上がる過程を見ることが好きなのです。商品に興味がなかった人でも、そのようなことがきっかけで、商品を好きになったり、足を止めてもらい知ってもらい、プレゼントに選んでいただけることもありえます。
 方法として作業風景を動画にしてリールやストーリーズにアップしたり、制作過程をコマ撮りにして毎日少しずつ写真(インスタポスト)を投稿します。ひと頃YouTubeで「モーニングルーティン」が流行ったように、人には他人を覗き見たい心理があるようです。ここを利用して、とにかく見てもらう。どのような場所で、どのような工程を経て商品が出来上がるのか……。ターゲットの興味をそそり、惹きつけることで宣伝につなげるわけです。
 制作過程からクリエイターのこだわりや思いを伝えることで共感してもらえたり、納得してもらえれば理解が深まります。その結果、商品の購入に至り、長くお付き合いいただける強いファンになってくださることもあるのです。

〈著者プロフィール〉
bon bon cherryハイジ(ボン ボン チェリー ハイジ)

bon bon cherryハイジ合同会社代表取締役。アクセサリーデザイナー兼ハンドメイド販売プロデューサー®︎。戦略インサイトの吉祥天女®︎。マイブランド販売コンサルタント®︎。
1967年生まれ、神奈川県川崎市出身。幼少期は、客人をもてなすのに忙しい両親の傍ら、ひたすら絵や服のデザイン画を描いて過ごす。芸術に親しむ家庭環境があったものの、両親は保守的かつ支配的で、デザイナーへの夢を反対される。洗足学園短期大学英文科卒業後、株式会社バンダイに入社。企画、デザインを志望するものの、総務部に配属。プライベートでは、ひたすらマンガを描き続ける。25歳で寿退社。40代でハンドメイド販売を始めたところ、作品が周囲の女性に大好評。2015年(48歳)のとき、「NYマダムのおしゃれスナップ展~Advanced Style~」に強くインスパイアされ、強烈な個性を放つ「日本一邪魔になるアクセサリー」作りで本格的に起業する。「bon bon cherry ハイジ」は、水玉、牛、豚、カエルや蜂などの生き物をモチーフにした個性的なデザインが特徴のアクセサリーブランド。主にヨーロッパ製のパーツを使用し、大人に向けた楽しいアクセサリーづかいを提案している。代表作に「#ボンボンリング」「#シャカシャカドームリング」がある。ネット通販からスタートし、幼少期より育んできた、独特の世界観が反映された著者の作品は、多くの著名人や富裕層のコアなファンを獲得し、各百貨店や人気ショップでの催事出店やメディア出演多数。2019年4月目黒区に開店したオリジナルブランドを販売するリアル店舗「ボンボンチェリーハイジの店」は月商100万円超。その売るノウハウを生かし、ハンドメイド作家や年収1000万円を目指す講師、コンサルタント、「売上加算したい1人起業家」向けにコンサルティングを行なっており、数カ月先まで予約待ち状態。

いかがでしたか?
 
売れっ子ハンドメイド作家、ハイジさんの新刊『「ハンドメイド」で稼ぎたくなったら読む本』では、自身が売れっ子作家であり、そのノウハウを同業者にコンサルティングしているという徹底的に現場主義だからこそ言えること、伝えられることを余すことなく公開しています。「ここまで書いちゃっていいの?」と思えるぐらい徹底的に「自分のハンドメイド作品をどのように売っていくか」にコミットした思考法&実践法を凝縮して解説をしています。趣味レベルを超えたい、副業として、本業として、本気でハンドメイド作家として稼ぎたいと思ったら、必ずお役立ていただける内容が満載です。興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。

ハンドメイドに限らず、「ひとりビジネス」に役立つ情報満載!

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