【ネット販売】顧客ターゲットの“好き”を「自分の世界」に取り込むコツ
こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。
ネット販売市場が年々拡大しています。とはいえ、ネットという大海の中で、何もせずに、自社ブランドや商品・サービスを見つけてもらうのはほぼ不可能であることは言うまでもありません。
ネット販売において、自身の商品やサービス、ブランドの世界観を知ってもらう必要があります。知ってもらうだけではありません。そこには、共感と納得をしてもらう必要があります。自社のブランドや商品が無名であればあるほど、これが求められることは言うまでもありません。
では、具体的にどのようにして、自分のブランドや商品の世界観を打ち出し、共感と納得をしてもらえばいいのでしょうか?
そして何より、想定しているターゲットに、自社商品に興味を持ってもらうためにはどうすればいいのでしょうか?
月商100万円超の人気ハンドメイド作家にして、数々のハンドメイドクリエイーターを輩出してきたbon bon cherryハイジさんは、新刊『「ハンドメイド」で稼ぎたくなったら読む本』の中から、そのポイントを詳しく解説しています。今回は、その該当箇所を一部編集して公開します。
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世界観を発信するときに意識すべき2つのキーワード
私は世界観を発信する際、共感、納得してもらうことを意識しています。
「共感」とは、商品の色やデザインを好きだと思ってもらうこと。
「納得」とは、商品の一貫性を感じてもらうことです。
人は、世界観に共感、納得する機会が多くなればなるほど、ブランドに対する好感度も増します。そうすると「このブランドに触れるとワクワクした感情が得られる」と思うようになっていきます。
本書でも、ブランドやコンセプトの軸からブレずに世界観を打ち出すことをおすすめしていますが、いかなる場合においても共感と納得は必須です。
たとえば、赤ちゃんのいる母親をターゲットに設定し、赤ちゃんの身のまわりのものを売る場合。共感と納得をしてもらうためには、まずは安全が第一です。その他、好まれるデザインや、触感、値段やサービスにより、買われるか買われないかが決まります。
大手メーカーだったら広く消費者がイメージする、わかりやすい商品展開をします。全体的にかわいらしいイメージです。
一方、私たち個人がやることは、実際に赤ちゃんを抱いている母親を観察したり、海外のベビーグッズを調べたり、あるいは赤ちゃんとは一見、関係のなさそうなジャンルからもインスピレーションを得る機会を持つことです。これはターゲットの欲しているものを知り、大手とは違う商品展開で成功するための下準備です。
話は多角的になりましたが、どのような情報が相手に共感と納得を抱かせるのかを考えながら、さまざまな観点から情報収集を行ないましょう。そうすることで、他の商品との差別化にもつながります。
どんな商品でも言えることですが、買われる商品にするためには、ブランドならではの世界観を打ち出し、共感と納得を与えることが大切です。そして、ターゲットに合わせた商品作りや情報発信などのアプローチにより、根強いファンの獲得につながっていきます。
ターゲットの“好き”を自分の世界に取り込むコツ
先ほどの項目では、「共感と納得がファンを創る」と述べ、好きな世界観を一貫して打ち出すことが共感や納得につながるとお話ししました。
しかし、共感、納得してもらう前に、そもそも商品に「興味」がなければ、ターゲットは見向きもしません。この項目では、ターゲットが商品に興味を持ってもらうためのポイントをお伝えします。
それは、ターゲットの日常を具体的に想像し、「欲しい」と感じてもらえる商品を作って発信すること。つまり、ターゲットに「今の自分に関係があり、必要である」と感じてもらい、商品に興味を抱いてもらうのです。
たとえば、昨今のコロナ禍を鑑みたアクセサリーのハンドメイド作家の商品展開と発信について考えてみます。
新型コロナウイルスの影響をどう受け取るか……。ターゲットは、在宅時間が増えるとともに、リモート会議やオンライン飲み会など、オンライン上の付き合いが増加しています。
ですから、「日本一邪魔になるアクセサリー」を謳っているbon bon cherry ハイジのターゲットは、オンライン上で身につけたときに遠く離れている相手からも見えるような「目立つ」アクセサリーを求めていると想定します。
具体的には、目立ちやすい大ぶりのイヤリングや、キーボード上の手元を華やかに演出する大ぶりの指輪かもしれません。
そのような需要を想定したら、自身の世界観を取り入れつつ、サイズの大きい「オンライン上でも目立つ」アクセサリーを製作します。
加えて、商品を発信する際は、SNS で投稿に「オンライン」「リモート」「華やか」などのハッシュタグをつけます。そうして、「オンライン上でも目立つ、華やかな自分を演出するアクセサリー」というメリットを打ち出すのです。
実際に最初の緊急事態宣言中にこの発信を実践したところ、売上が上がりました。もともと大ぶりでオンライン映えする商品を多く展開していたことから、リモートにもおすすめという旨のハッシュタグを加えただけで商品がより売れるようになったのです。
あなたのターゲットが何に興味・関心を抱いているのか。
ターゲットの日常から「今、欲しい」商品は何かを想像します。そして、ターゲットの「興味」を惹く商品製作とSNSのハッシュタグを駆使した発信を行なってみてください。
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いかがでしたか?
売れっ子ハンドメイド作家、bon bon cherryハイジさんの新刊『「ハンドメイド」で稼ぎたくなったら読む本』では、このほかにも、自身が売れっ子作家であり、そのノウハウを同業者にコンサルティングしているという徹底的に現場主義だからこそ言えること、伝えられることを余すことなく公開しています。
その内容のクオリティの高さもご高評いただき、おかげさまで、発売1週間で重版が決定。ハンドメイドで本気で稼ぎたいと思っている方はもとより、「ひとりビジネス」で頑張っている方々に多くのご支持をいただいています。
本書がご高評いただいている秘密は、「ここまで書いちゃっていいの?」と思えるぐらい徹底的に「自分のハンドメイド作品をどのように売っていくか」にコミットした思考法&実践法を凝縮して解説をしているからでしょう。
趣味レベルを超えたい、副業として、本業として、本気でハンドメイド作家として稼ぎたいと思ったら、必ずお役立ていただける内容が満載です。興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。
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