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【物販ビジネス】あなたのブランドをさらに好きなってもらう仕掛け

こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。
 
個人ブランド、自社ブランドの売上を安定させるためには、お客様にさらに好きになってもらう必要がありますよね。好きになってもらえれば、お客様は価格で購入するかどうかという判断基準は弱まり、つまり価格競争から脱却することを意味します。
 
個人ブランド、自社ブランドをさらに好きになってもらうためには、いくつかの仕掛けがあります。
 
月商100万円超の人気ハンドメイド作家にして、数々のハンドメイドクリエイターをコンサルティングして、売れるクリエイターを輩出してきたbon bon cherryハイジさんは、新刊『「ハンドメイド」で稼ぎたくなったら読む本』の中で、自社ブランドをさらに好きになってもらう仕掛けの1つとして、自社ブランドのパッケージの重要性について詳しく解説しています。ハンドメイドに限らず、ネットで商品やサービスを提供しているひとりビジネスの方にも参考になる内容となっています。今回は、その該当箇所を一部編集して公開します。

パッケージングが持つ意味と役割

 サスティナブルやエコといった概念が叫ばれて久しいですが、私はあまりこう言ったことには触れません。私が売っているアクセサリーは生活必需品ではないからです。ブランドキャッチコピーは「日本一邪魔になるアクセサリー」。贅沢であったり、過剰であることがむしろ売りになるような商品です。それでもふだんの買い物では、魚や果物は過剰包装の必要はなく、食品トレーなんてなくていい、新聞紙一枚に包んでもらってまったくかまわない、と思っています。
 扱う品によってラッピング過多であるほうが喜ばれる、お客様に価値を感じていただける物もあります。
 ここでは、パッケージがブランディングにもたらす効果について、お伝えします。
 商品を取り巻くものは、すべてあなたのブランドをイメージ付けます。
 かわいらしい、丁寧、質の高い、格好良い、簡素、クール、おもしろい、知的である、奇抜、特別な……。
 お客様にどのように感じて欲しいのかで、こだわりポイントが決まります。
 誰もが初対面の人に会うときに身なりを整えるでしょう。清潔で品がある、誠実で賢い、独創的でおもしろい……。相手にどのように印象付けたいのかを意識しています。
 あなたが作る商品やブランドも同じです。
 市販の化粧箱やアクセサリー台紙を使っても、あなたの世界観やブランドクオリティは表現できます。センスを活かし、お客様に喜んでいただければ、商品もさらに良く見えるものです。私自身、ネットショップで買い物していただいた方に発送をするときは、市販の箱をラッピングしていますが、人マネにならないよう梱包に気をつけ、孔雀の羽を一本とめて発送しています。そうすると、「すてきだ」とのご連絡をいただくことも少なくありません。うれしい、特別だと感じていただけると、わざわざ写真を撮ってSNS で紹介くださったり、レビューも投稿いただけたりと、良いことばかりです。
 このように、お客様に1アクション起こさせる仕掛けが、顧客満足度を高め、さらにあなたを応援してくれる、強いファンづくりにつながります。

「オリジナルのパッケージ」は、宣伝媒体にもなる

 初期投資が大切だと考える人には、ぜひオリジナルで化粧箱や台紙、紙袋などを作ることをおすすめします。
 実際に私が店を持ったときに、良質な紙を使い、水玉デザインに自分で描いたリアルなタコのイラストをあしらったショッパーズを作りました。最初の500枚に10万円ほどかけました。近所の商店の人を含め多くの人から「市販でもっと安いものがあるよ?」「そんなところにお金をかけたらもったいない」などと言われましたが、私の気持ちは揺らぎませんでした。これが必ずbon bon cherryハイジの店のブランディングにつながると踏んだからです。
 読みは当たり、最初の500枚がはける頃には、一見さんから「この紙袋、見たことあります!」と声をかけていただけるまでになりました。繰り返し使ってもへたれない上質な紙を使い、特別にデザインしたショッパーズは、多くのお客様がサブバッグ代わりに持ち歩いてくださったのです。お客様自ら店の宣伝をしてくださる結果になりました。

〈著者プロフィール〉
bon bon cherryハイジ(ボン ボン チェリー ハイジ)

bon bon cherryハイジ合同会社代表取締役。アクセサリーデザイナー兼ハンドメイド販売プロデューサー®︎。戦略インサイトの吉祥天女®︎。マイブランド販売コンサルタント®︎。
1967年生まれ、神奈川県川崎市出身。幼少期は、客人をもてなすのに忙しい両親の傍ら、ひたすら絵や服のデザイン画を描いて過ごす。芸術に親しむ家庭環境があったものの、両親は保守的かつ支配的で、デザイナーへの夢を反対される。洗足学園短期大学英文科卒業後、株式会社バンダイに入社。企画、デザインを志望するものの、総務部に配属。プライベートでは、ひたすらマンガを描き続ける。25歳で寿退社。40代でハンドメイド販売を始めたところ、作品が周囲の女性に大好評。2015年(48歳)のとき、「NYマダムのおしゃれスナップ展~Advanced Style~」に強くインスパイアされ、強烈な個性を放つ「日本一邪魔になるアクセサリー」作りで本格的に起業する。「bon bon cherry ハイジ」は、水玉、牛、豚、カエルや蜂などの生き物をモチーフにした個性的なデザインが特徴のアクセサリーブランド。主にヨーロッパ製のパーツを使用し、大人に向けた楽しいアクセサリーづかいを提案している。代表作に「#ボンボンリング」「#シャカシャカドームリング」がある。ネット通販からスタートし、幼少期より育んできた、独特の世界観が反映された著者の作品は、多くの著名人や富裕層のコアなファンを獲得し、各百貨店や人気ショップでの催事出店やメディア出演多数。2019年4月目黒区に開店したオリジナルブランドを販売するリアル店舗「ボンボンチェリーハイジの店」は月商100万円超。その売るノウハウを生かし、ハンドメイド作家や年収1000万円を目指す講師、コンサルタント、「売上加算したい1人起業家」向けにコンサルティングを行なっており、数カ月先まで予約待ち状態。

いかがでしたか?
 
売れっ子ハンドメイド作家、ハイジさんの新刊『「ハンドメイド」で稼ぎたくなったら読む本』では、自身が売れっ子作家であり、そのノウハウを同業者にコンサルティングしているという徹底的に現場主義だからこそ言えること、伝えられることを余すことなく公開しています。「ここまで書いちゃっていいの?」と思えるぐらい徹底的に「自分のハンドメイド作品をどのように売っていくか」にコミットした思考法&実践法を凝縮して解説をしています。趣味レベルを超えたい、副業として、本業として、本気でハンドメイド作家として稼ぎたいと思ったら、必ずお役立ていただける内容が満載です。興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。

ハンドメイドに限らず、「ひとりビジネス」に使えるノウハウ満載!

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