胃腸のゴールデンウィーク(ファスティング:6~7日目 「幸福になりたい?じゃあ断食しましょ。」(多幸感の功罪)
幸福になりたいなら、ファステングしましょう。
え、怪しい?でも、科学的な事実なんです。
それでは、なぜファステングすると幸福になるかを説明しましょう。
今回は、ゴールデンウィークに胃腸を休ませるため、食べないことを止めました。6~7日目。とうとう最終日になります。5日目はこちらから。
ファスティングすると幸せになれる?
はい、ファスティングすると幸せになれます。
ファスティングでデトックスされた体内に、あなた本来のパワーが溜まり始め、日々の運気を着実に底上げされていきます。
そしてある日、爆発的なパワーにより、あなたの願いが全て叶うでしょう。
…………という感じでは、ありません(笑)
それはファスティングすると、ファスティング中に幸福感を感じることがでるんです。
歴史的な偉人が断食した理由は、幸福を感じたかったから?
ファスティング、つまり断食という行為の歴史は古いです。
ブッタやイスラム教のラマダーン、イースター祭り前のキリスト教など、世界の三大宗教宗教でも実践されています。
中世でも、ミケランジェロ、アインシュタインなどが行っていました。
近年では、ガンジー、孫正義、スティーブ・ジョブズなど。
日本の芸能人でも、タモリ、ビートたけし、福山雅治、Gackt、京本政樹など沢山います。
さて、彼らは何のために断食をするのでしょうか?
「修行のため」「健康のため「意識を高めるため」など、
理由は様々あると思います。
しかし、ぞんな建て前としての理由以外に、
断食をすると「幸福を感じるから!」という理由があったのでは?
と推測します。
だって不思議に思いませんか?
強制されたわけでもないのに、中世や現代の著名人が、断食や小食を継続していることを。(ブッダなどの宗教的な偉人は別ですが。)
その理由が、断食をすると「幸福を感じるから」だと思えば、不思議ではなくなります。
だって、気持ち良いことをしたくなるのって、普通でしょ?
実際、スティーブ・ジョブズはこう言っています。
例えば、ジョギングをする人も、単に体を鍛えたいだけでなく「ランナーズハイ」を経験して、継続している人がいるのと似てますね。
多幸感(ユーフォリア)という幸福感
幸福感といっても、至福感、陶酔感、恍惚感、達成感、自己満足感、絶対感など様々です。
それでは、ファスティング中に感じる幸福感とは、どういうものでしょうか?
それは、最強の幸福感。「多幸感(ユーフォリア)」と呼ばれるものです。
いろいろな幸福感を、ひとまとめにしたような強烈な幸福感!
人間ヤメマスカ?..…うん、薬物は、ヤバいですね。
薬物以外でも、コミュニケーション、有酸素運動、笑い、音楽、作曲、ダンスなどで多幸感を感じることができます。
そして、断食でも多幸感を得ることができます。
うつ病治療などにも活用できないか検討されているようです。
ファスティングすると多幸感を感じる理由は?
断食は高尚な行為。だから神様から祝福をもらえる...…なんてことはなく、ちゃんとした科学的理由があります。
「GABA」というのをご存じでしょうか?
神経を安定させる「GABA」
主に精神を安定させる作用があると言われているアミノ酸の一種で、抑神経伝達物質です。
正式にはγ-アミノ酢酸ですが、これをGABAと呼んでいます。
こんなチョコレートなどで見たことないでしょうか?
リラックス効果や精神安定作用があると言われ、サプリメントや食品などに含んで、販売されています。
自分もストレスで疲れたときに、これ買ってました。
GABAは、睡眠薬・抗不安薬として実際に使用されており「デパス」などが有名です。
そして残念ながら、いわゆる違法ドラッグ(脱法ドラッグ)としても使用されています。
このGABAが脳内で増えると、神経が抑圧され、不安が解消します。
つまり「落ち着いた状態=幸せな状態」になるということになります。
ちなみに、上記のようなGABA入りのチョコレートなどは、直接的な効果ないようです。
なぜなら、GABAは体外から摂取しても、脳内には達しないからです。
一応「機能性表示食品」扱いなので、まったく効果なしということはないと思いますが、正直微妙だと思います。ザンネン。
ファステングすると、体内でGABAが作られる。
さてファステングに、このGABAがどう関係してくるのか?
それは、ファステングすると体内で作られるケトン体にポイントがありそうです。
ケトン体とは、いわば非常用エネルギー源です。
ファステングで体内の栄養素が枯渇してくると、体内で生み出されます。
(詳細は、前回の記事で書いてます。)
そのケトン体の中にある「β-ヒドロキシ酪酸」というアミノ酸が、この「GABA」という成分と似ているという説があるんです。
つまり、ファステングすると、体内でGABAが作られる。
簡潔にいうと、そういうことになります。
自分がファスティング中に感じた多幸感。
ここで、自分の体験を語ります。
体験談① あれ?世界が輝いているよ・・・。
ファステングして4日目ぐらいのとき。
ファステング初期の怠さや眠気がなくなり、少し気分が良くなってきました。
気分が良いので、軽くストレッチを始めたのですが、ふと気づくと。。
世界が、キラキラしてました。
壁のポスター、窓から見える景色。
みんな、キラキラ光る星がデコレーションされていました。
実際は、10分くらいしか続かなかったかもしれません。
でも初めてみる情景に驚きました。
自分は10回以上ファステングしていますが、この状態は1回しか経験していません。
体験談② すべて世は事も無し。
これはブラウニング「春の朝」の日本語訳の一句ですが、どちらかというと
原文の「All's right with the world」のほうがしっくりくるかな。
つまり、すべてに満たされる。
今の自分、今の時間、今の世界、そのすべてが「All's right」という気持ちになります。
音楽で例えると、ルイ・アームストロングの 「What a wonderful world」
これぞまさに多幸感。
クスリと違って(クスリやってないので知りませんが。)突然やってくるのではなく、自然にこんな気持ちになっています。
満たされた気持ちと共に、頭は少しボンヤリします。
「お金貸して」とか言われたら、貸してしまうくらい、気持ちが良い。
まあ、この状態を分かりやすく言うと。
ほろ酔いですね。
ただ、この状態には、ちょっと問題があります。
すべてにが満足。という状態だとどうなるか?
何もできなくなります。
ネットも本も見たくないです。
そう。
ただ、空を見ていたい。
ただ、口を開けて、流れゆく雲を見ていたい。
そんな気持ちになります。
なので、仕事など一切できなくなります。
なので、なにか資料作ったり、がつがつ営業したりする日にはファステングしない方が良いかもしれません。
なぜ、ファステングすると幸せを感じるのか?
「ファステングすると幸せになる」ではなく、「ファステングすると幸せを感じる。」ということでした。
では、なぜファスティングすると、GABAに似たアミノ酸が作られるのでしょうか?
上記を可能性を述べた論文では、こう言っています。
つまり、嘆くだけで何も役にたたない不安をを取り除き、少しでも食物を得るために行動させる、ということですね。とても合理的な仕組みだと思います。
現代の日本では、幸いなことに食物に関する不安はあまりありませんが、ストレスなど精神的な原因で何も出来ずに立ち止まってしまっている人達がたくさん存在しています。
そのような人が、ファスティングによる幸福感によって、少しでも前に進めることができたら良いなあと願います。(実際、うつ病の治療にもファスティングの活用が試みられているようです。)
最後に
ファスティングすると必ず幸福感を感じるわけではありません。
人や状態によっても変ってきます。
実際自分も、ファスティングしても幸福感を感じない時もあります。
なので、そのことはご承知おきください。
ファステング最終日。7日間やりました。
今回、ファスティングを7日間やり、その最終日でした。
多幸感のことで記事一杯になってしまったので、結果は次の記事で。
記事を書くのが遅く、ファスティングしてから3カ月も経過してしまったのですが、結果報告としては、ちょうど良いスパンかと思います。(少しドキドキ)
ファスティングに興味のある方は、過去記事もご覧ください
●ファスティング中には、どんか感じがするか?
●半年の間、毎月ファステングした効果について
まだまだ続きます。
ファスティングした結果については、ぜひ次の記事で見てください!
東のテツ
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