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「あなたの余命は3000文字です」と言われたら…
あなたの余命は3000文字です。
と言われたら、あなたならどうする?
...
この物語は、医者に文字数で
余命宣告されるところから始まる。
あと何年で…。ではなく、
あと何文字で死んでしまう、と。
だから医者はこうアドバイスする。
診断を受けた後の男の人生を見てみよう。
男は五年を389文字で表した。
悲しいかな。
中身のない人生というのは、
数百文字あれば語り切れるらしい。
た
残酷さと温かさが共存する世界
はじめにフォロワーさんに「元気が出る本を知っていますか?」と聞かれて「…。」無言になってしまった私。
「あれ、俺が読む本って重たい系ばかりだぞ。」
そう思い、「元気が出る本 おすすめ」とGoogleで検索してたどり着いたのが一穂ミチさんの『スモールワールズ』!
さてさて、どのように私を元気にしてくれるのか。
とてもワクワクして読み始めましたが、1つ目の物語から単純なハッピーエンド作品じゃあ
ナナメの夕暮れ ‐ 若林正恭|斜に構えた私の受容
誰しもが、受け入れられない自分や過去があります。
大人になって、そんな自分や過去そのものをどうにかしようと試みますが、本質的なところは何も変わりません。
本書のタイトルは『ナナメの夕暮れ』
斜に構えた自分自身を受容するまでの成長譚です。
自分の弱さをさらけ出すことはとても難しいですが、弱さの開示ほど他人を勇気づけられるものもありません。
本書は、若林さんが悩み苦しんだ事が赤裸々に書かれてい