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バリウム奮闘記(後)
寄せては返す波のようにやってくる便意に耐えながら病院に行き、外来で状況を話すと
まずはレントゲンを撮ることに。
先生と一緒に見ると、思ってたよりまあまあ多めのバリウムが腸に白く写っていた。
あいつがアスホールから顔を出しているので痛くていきめないんですと助けを乞うわたし。
どれどれと先生。尻を差し出すわたし。
これは痛いやろなあ、痛み止め塗っといてあげるからな、浣腸して頑張って出して帰りや、
バリウム奮闘記(前)
なめていた。
バリウムとやらを。
こんなに苦しむことになるとは。
今現在バリウムが排出されなくて泣きそうになっている誰かのため
と、喉元を過ぎれば熱さを忘れるポンコツ頭の自分のために
書き記しておこうと思う。
あ、うんちの話なので気をつけてください。
一定の年齢以降、健康診断でバリウムを飲むのが当たり前だということは、みんな飲んでるしそんな危ないもんでもないんだろう。
という認識でいた
夢で思い出した誕生日
小学生の頃、転校生の男の子に心を奪われた時期があった。
思えば異性を友達以外の感情で見ていたのは、そのTくんが初めてで、想い続けていたのは4,5年間。
転校生の男の子Tくんは、まあモテた。
顔ではなく、面白さでモテるタイプだった。
Tくんを好きな女子は他にもいたけど、わたしが1番最初に好きだと公言した自信があった。
そのせいか
「Tくんも、ファラダのこと好きだって言ってたよ」
と友達から聞いて
身勝手な言い分のブルース
好きだったインディーズバンドのCDを、1枚しか持っていないそのCDを、ずっと聴いている。
いろいろ聴いても、根本はこういうのが好きだ、それを思い出させてくれるCD。
今まだ活動してるのかな。
ライブにも行きたいな。
今日ふとそう思った。
最近、心に余裕が出来たせいか、冬が終わりを迎えるせいか、日々に追われてだんだんふと思うことがなくなっててきたことを、今日思った。
そのインディー
喫茶店のファンになった日
昔からずっとそこにあるような佇まいの喫茶店に、時々ふらっと1人で、入りたくなる。
常連さんが店主と談笑しているところに、カランカラーンと扉が開いたら、店主が談笑の続きの笑顔で、あ、いらっしゃいませと言ってくれるような喫茶店。今日のお店もそういう居心地の良い雰囲気だった。
昭和のフォークソングが小さく流れる店内。
ミルクティーを注文して、携帯で仕事の電話を2本して、終話ボタンを押してふと、店内の静け