ファラダ

何もない日常のどっかを切り取るやつです

ファラダ

何もない日常のどっかを切り取るやつです

最近の記事

パーフェクト

時々、やる気に満ち溢れる休日がある。 大抵は休日の前日に 明日はあれやって!これやって! あそこ行こ!あれもできたらいいな!ウフフフ! と思い立ったうち、10分の1出来たらいい方で ほとんどの場合 ねむ…動けん…………もう昼か…… ……18時!!? のパターン。 やる気に満ち溢れる休日、歳をとるごとになかなか訪れなくなってきたけど、今日はパーフェクトにミッションコンプリートした。 寝具をまるごとコインランドリーにぶち込んで 部屋着やバスタオルなどを新調して 足ら

    • くつずれちまみれみずぶくれ

      仕事用のパンプスを買った。 安くてどうでもいいやつを履き潰すより、ちょっとだけ良いもので自分の好みに合うもの。 今回はそのつもりで、試着も何サイズか履いてみて決めた。 かかとが付いてこないのはみっともないし ジャスト過ぎて靴擦れもこわい。 お店のおねえさんが、皮なので履いていると伸びますと言ったから、ジャストめで選んだ。 万全を期した。 はずだった。 いざ履いて家を出たら5分で靴擦れ。 かかと血まみれ。 水膨れ。 外で履いちゃったからサイズ変更出来ないし、 購入した店舗

      • 大きなお世話

        たばこを吸い始めて今まで何度か増税を食らっているので 今更別に あーそう、またですか、ハイー というノーダメージの顔をしているが 毎度毎度、最終日にはカートンを買ってしまう。 だっせ自分。 悪あがきしていやがる。 このカートン吸ったら辞める、とか思った時期もあったな。 30代のわたしですら、大学生の頃は250円とかだったのに じわじわ慣らされてるなとは思う。 増税するから辞める、禁煙するって、チャレンジする人、全然いいと思う。 そんでそれが別に続かなくてもいいと思う。

        • バリウム奮闘記(後)

          寄せては返す波のようにやってくる便意に耐えながら病院に行き、外来で状況を話すと まずはレントゲンを撮ることに。 先生と一緒に見ると、思ってたよりまあまあ多めのバリウムが腸に白く写っていた。 あいつがアスホールから顔を出しているので痛くていきめないんですと助けを乞うわたし。 どれどれと先生。尻を差し出すわたし。 これは痛いやろなあ、痛み止め塗っといてあげるからな、浣腸して頑張って出して帰りや、もうこんなんかわいそうや、と優しい先生。 やはり浣腸か… 便秘で浣腸されたこ

        パーフェクト

          バリウム奮闘記(前)

          なめていた。 バリウムとやらを。 こんなに苦しむことになるとは。 今現在バリウムが排出されなくて泣きそうになっている誰かのため と、喉元を過ぎれば熱さを忘れるポンコツ頭の自分のために 書き記しておこうと思う。 あ、うんちの話なので気をつけてください。 一定の年齢以降、健康診断でバリウムを飲むのが当たり前だということは、みんな飲んでるしそんな危ないもんでもないんだろう。 という認識でいたのが間違いだった。 いや正確にはその、いつも快便の健康なお尻の人はいいと思うの。

          バリウム奮闘記(前)

          夢で思い出した誕生日

          小学生の頃、転校生の男の子に心を奪われた時期があった。 思えば異性を友達以外の感情で見ていたのは、そのTくんが初めてで、想い続けていたのは4,5年間。 転校生の男の子Tくんは、まあモテた。 顔ではなく、面白さでモテるタイプだった。 Tくんを好きな女子は他にもいたけど、わたしが1番最初に好きだと公言した自信があった。 そのせいか 「Tくんも、ファラダのこと好きだって言ってたよ」 と友達から聞いて 有頂天になった記憶がある。 音楽室だ。 授業中に友達が、Tくんに聞いてくれたのを

          夢で思い出した誕生日

          整理整頓トントン

          年が終わり年が明け、面白いことのひとつも言えずに歳ばかり取る。 あの時どんな気持ちだったか、その頃よく聴いていた音楽を聴けば、甦ってくる感情がある。 音楽を聴いて耳に日記を記すか、文字として残す、その両方をたぶん物心ついた時からしてきたと思う。 ・某人気アニメの劇場版 原作も読んだし、アニメも見たし、しっかり感情移入して泣いた。 でも映画に行こう、とならなかった。どこかひねくれているのかな。と思う。 流行っているものにどうしてこうも全力でハマれないんだろ。 誘われるがままに

          整理整頓トントン

          初恋の訂正

          わたしが好きな顔の好みは、恐らく今に至るまでに付き合った人の顔の影響を多分に受けている。 と、気付かされたのは 例えばAと付き合っている時にのめりこんでいた俳優に対して、Aと別れてからはなんの魅力も感じなくなった時。 きっとAに似ていると感じていたからなんだな、とそのとき思う。 (ちなみに第3者から見たら似ていないと思う) 女の恋愛は上書き保存だと何かで見たけど、この現象はまさしくそれにあたるんだろう。 だからわたしが初恋と認識している相手が結婚した話を聞き、式に出た友

          初恋の訂正

          この現象の名を

          誰かに話して同意を得たことは、過去1回しかないので、どれくらい多くの人に起きる現象か検討もつかないのだけれど 常々気になっている、ある現象がある。 それは 「日々繰り返しているなんでもない行動の最中に、その行動とは全く関係のない、いつかの風景が頭に浮かんでくる」 という現象。 例えば ・髪の毛を乾かしている時に、高校生の頃の帰り道、通っていた橋が頭に浮かぶ ・料理をしている時、仕事でお世話になった人のことが浮かんでくる(いつも同じ人) とかそんな具合に。 何か別の

          この現象の名を

          やさしいスーツ

          最近転職をした。 転職する!!!!と決めたのはコロナがまだ話題にもなっていない頃で、幸いにも内定取消にはならず採用が決まった。 ありがてぇことだ。 元々、部署異動の関係で数年はスーツを着る仕事をしていたのだけど、ビジネス!!!!って感じのスーツばかり着ていた。 だから転職先のオフィスワ〜クの装いがいまいち分からない。 カチッとし過ぎず、そこまで崩してない、というような。四角と丸の間ぐらいというような。 なんせ私服はカジュアル一直線、動きやすさと変な柄、色遊びが大好きなのだ。

          やさしいスーツ

          身勝手な言い分のブルース

          好きだったインディーズバンドのCDを、1枚しか持っていないそのCDを、ずっと聴いている。 いろいろ聴いても、根本はこういうのが好きだ、それを思い出させてくれるCD。 今まだ活動してるのかな。 ライブにも行きたいな。 今日ふとそう思った。 最近、心に余裕が出来たせいか、冬が終わりを迎えるせいか、日々に追われてだんだんふと思うことがなくなっててきたことを、今日思った。 そのインディーズバンドは地方のバンドで、ツアーで来た時にたまたま、当時やっていた自分のバンドと

          身勝手な言い分のブルース

          GABAと悪夢

          冬になり、寒くなり、起きるのがつらい。 毎年繰り返されるこの冬の朝の辛さ。 たぶん冬じゃなくても、目覚めがいいなんてことはごく稀にしか無いんだけれど、朝スッと目覚めて1日の始まりが気持ちよくありたい、いやあってみたい。なにか無いかな。 これをするとこうなる、っていう体験、実験がしたい。 そんなことを思っていた最近、「GABAが入ってる食品を摂って眠ると深く眠れるし目覚めが良い」ということを盛んに目にしたので、試しに購入してみることにした。 何気なく手に取ったフリをして買っ

          GABAと悪夢

          喫茶店のファンになった日

          昔からずっとそこにあるような佇まいの喫茶店に、時々ふらっと1人で、入りたくなる。 常連さんが店主と談笑しているところに、カランカラーンと扉が開いたら、店主が談笑の続きの笑顔で、あ、いらっしゃいませと言ってくれるような喫茶店。今日のお店もそういう居心地の良い雰囲気だった。 昭和のフォークソングが小さく流れる店内。 ミルクティーを注文して、携帯で仕事の電話を2本して、終話ボタンを押してふと、店内の静けさに気付く。 あれ?もしかして気を遣って有線…消してくれたのかな…?でもそしたら

          喫茶店のファンになった日

          文章を漂わせる場所

          他人のことはすぐ勝手にカテゴリ分けして、この人は大体こういう人だなと安心したり切り離したりするくせに、自分のことは何年生きてみても納得のいくカテゴリ分けが出来ない。 それでもなんとなく分かることの1つに、『思った事を直ぐに言葉にして伝えるのが苦手』というのがある。 どうでもいいことを受け流すのは簡単だけど、大事なことをはぐらかすのは難しい。1対1の打ち合いのスポーツのように、速いレスポンスを求められる口論なんかが特に良くない。 その割におしゃべりは好きな方だとは思う。 自分

          文章を漂わせる場所