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4月3日/「どこでも窓」がほしい
森は、この世界からいなくなったものたちが
待っている場所、のようなイメージがあります。
たとえば、わたしのはいいろのねこ、とか。
よく、亡くなったいきものは
虹の橋を渡るだなんていうけれど、
きっと彼は、そんな橋をひとりで
渡ってしまったりなんかせずに
(きっとそんな勇気はないでしょう、
とても怖がりだったから)、
もっと手前の森で、
それも森の入り口に近いあたりで、
家族のだれかがくるのを待っ
1月1日/子虎といっしょに
こんにちは。Ellie*です。
皆さん、あけましておめでとうございます。
ことしは寅年。
わたしにとっては、11年間待っていた、寅年です。
ことしの年賀状です。
かわいい子虎でしょう?
(なんとなく、マントヒヒっぽいお顔だなと
思っていて、それがまたかわいらしいのです)
この子虎は大理石に彫られた印で、
わたしがつくったものではありません。
きょうは、この印にまつわる物語を
お話ししたいと思
9月3日/お部屋の壁にかける、ちいさな世界
こんにちは、Ellie*です。
ことしは雨の多い、しっとりと蒸すような夏でした。
わたしの住む街はきょうも雨が降っています。
夏の雨はすきなので、わざと傘をさすのをやめて濡れてみたり、
サンダルを履いて水たまりのなかの、元は雨だった水を蹴ってみたりします。
こどもみたい、と思われるかもしれないけれど、もうおとなだから
だれかに咎められたりはしないでしょう?
帰ったらあたたかいシャワーを浴びて、