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12月17日/せかいを灯すのは

こんばんは、Ellie*です。
きょうは風がつよくて、とてもつめたくて、
そんななか、ひさしぶりに祖母に
手紙をだしてきたところです。

ふたりいる祖母を呼び分けるとき、よくあるように、
わたしは彼女を
“和歌山のおばあちゃん”と呼ぶのだけれど、
その彼女の住む街から
駅みっつのところにあるギャラリー、
Gallery&Cafe AQUAさんにて 15日から
「灯展 AKARI EXHIBITION 2021」が開催されています。

3回目の参加となる「灯展」。
はじめて、Gallery&Cafe AQUAさんの
公募展に参加したのがこの展示です。

3年前のこの展示は、はじめて作家として在廊した
思い出深い会期で、
そのときだした作品は、ごく個人的な、
あまりに個人的すぎて、
いまあらためてみると泣きそうになってしまうような
想いのこもった作品でした。

今回の作品は、実は 同時期に開催されている
GALLERY龍屋さんの公募展「タツコン」の
出展作品とリンクしています。
そちらの展示テーマは「結び」で、
一見「あかり」とはなんの関係もありません。

それぞれのテーマをわたしのなかに深く深く沈めて、
いろんな角度から眺めたり
ときどき取りだして陽に透かしてみたり
手をあててみたり
そうやってテーマと向きあっているうちに、
わたしが絵で「伝えたいこと」と
それらが混ざりあっていきます。

おなじ時期に描いている絵は
「伝えたいこと」を思うわたしがおなじなので、
向きあえば向きあうほど
別々だったテーマが繋がっていくのです。

「結び」によって灯る
あたたかな「あかり」、
だれかにもらった
やさしい「あかり」でできた「結び」。

愛知と和歌山という離れた場所で
展示していただいている二作品なので
ふたつともみていただくことは難しいですが、
それぞれに溶けこんだたくさんの想いを
感じていただけるとうれしいです。

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画像1

「せかいを灯すのは」
オイルパステル、アクリルガッシュ、コルク板

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ひとつひとつ たいせつに咲かせてきた
色とりどりの花たちが
このせかいと、だれかのこころに
あたたかなあかりを
灯してくれますように

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「灯展」の作品は、会期中こちらから
みていただくことができます
https://www.gc-aqua.com/web-exhibition-1/

たくさんの方の“灯り”の作品が掲載されています。
ぜひご覧ください。

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最後に…
作品をつくるということは、
とても孤独なことだと ときどき思います。

わたしは今回、
どうかどこかへ、だれかへ想いが届きますように、と
祈るような気持ちで
前の作品から繋がる 可能性のひとつとして
「せかいを灯すのは」を描いたのだけれど、
先日、前の作品に
『わたしの世界につながった』という
あたたかくて、やさしいお言葉をいただいて
(ほんとうは、もっとすてきな言葉だったけれど、
リプを書き写すのは申し訳ないので、)
ひとりで絵と向き合って
色を重ねていた時間と、想いが
ひとに結ばれていったこと
つながって、届いたこと
あまりにもうれしくて、感激して
わたしがいま初めて 世界の一員になった、
そんな感じがして、涙があふれました。

これからも、わたしなりに
想いを表現していきたいと思います。
みてくださっている皆さん、
ほんとうにありがとうございます…!

来年に入ってすぐの1月半ばには、AQUAさんで
「AQUART2022」という投票形式の公募展もあります。
こちらでは、すこし大きめの絵画作品と、
写真作品の展示にも
初めて挑戦したいと考えています。

すこし早いですが、
皆さん、来年もどうぞよろしくお願いいたします。
星のきれいな冬の夜、
あたたかくしてお過ごしくださいね。

Ellie*


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