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勉強のしかた

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勉強とスポーツの共通する部分

勉強とスポーツの共通する部分

中学生や高校生の保護者の方のよくある悩みとして、「家で勉強しない」というものがあります。

そして「やる気がない」「勉強の仕方が分かっていない」という結論にたどり着く保護者の方が多いわけですが、やる気を出して、勉強の仕方を知ることで解決できる生徒はある程度の学力レベルの子であると感じます。

一人で勉強ができるお子さんは基礎基本の反復を嫌がらず、勉強もやるべき時間を決めて、やるべき学習計画を立てて

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勉強のしかた(毎日コツコツ)

勉強のしかた(毎日コツコツ)

受験勉強をし始めて1ヵ月くらいの高校生。
模試などで良い結果が出ないと、
「勉強のやり方が違うのではないか」
「こんなにやったのに成績が上がらない」
と嘆く子もいます。
特に私が教室長として勤務している塾のある島根県の場合は入試の仕組み上、高校入試直前だけ必死に勉強して合格を勝ち取る子も多く、短期間で成功体験をしているため、コツコツ型の勉強を避け、「勉強のやり方」で効率的なものに執着する子も多いで

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勉強のしかた(友だちの勉強法と1:9の法則)

勉強のしかた(友だちの勉強法と1:9の法則)

「〇〇っていう問題集がいいらしい」
「過去問をもう始めないといけないらしい」

これらは夏休み中のよくある生徒の会話。

夏休み中の受験生は特に、勉強にベクトルが向く子が増えるため、どこの誰から聞いたか分からないような情報が飛び交うようになります。

そして今までやってきた自分の勉強を放り投げて、方針転換。

この現象は毎年必ず見る光景。

子どもたちの言葉を借りると「頭のいい友達がそうしていて、

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勉強のしかた(学習環境と音読の話)

勉強のしかた(学習環境と音読の話)

今回は勉強の質の話。

一人で勉強している生徒の様子を見てみると、暗記を一生懸命やっている子もいれば、多くの問題演習をしている子もいます。

私は勉強する場所によって、その条件に適した学習法があると思っています。

環境により勉強内容を変える塾の自習席や図書館などは周りの人の行動音が気になる環境。(シャーペンの音とか)

それに対して、家の自分の部屋は、イレギュラーなケースでなければ基本無音の環

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勉強のしかた(休憩の取り方の話)

勉強のしかた(休憩の取り方の話)

前回、集中力が持続する時間は90分が限度という話をしました。
勉強など集中したいときは90分集中→休憩→90分集中→休憩→・・・とこのサイクルが理想的です。
では今回は90分集中した後の休憩をどう取るかをまとめていきます。

↓いちおう前回の投稿のリンクを貼っておきます。

休憩時間はどのくらい?

私が勤務している明光義塾は授業間の休憩は10分に設定しています。学校の休憩時間も10分が多いと思い

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勉強のしかた(集中力の話)

勉強のしかた(集中力の話)

「集中力が続かない」という悩みをよく聞きますが、これは性格とかではなく、やり方と周りの理解が必要だと私は考えています。

・昨日は8時間続けて勉強したけど、今日は全くできなかった。
・5時間勉強したけど、集中が続かなくて、休憩のほうが長くなってしまった

長時間続けてやろうと思っていると、結果的に毎日持続できない勉強になることは皆さん自分を振り返ると理解できると思います。

今回は集中力を持続させ

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成績向上に必要なもの

成績向上に必要なもの

成績を上げるために、必要なものは何かと問われると、まずは
「学習環境」
「前向きさ」
と答える。

もちろん学習計画なども必要ではあるが、その前にマインドのセットというのが大前提となる。

学習環境の話は以前まとめたのでそちらをご覧いただきたい。

ポジティブとネガティブでは前向きさについて。

ポジティブ→前向き、ネガティブ→後ろ向きと考えると、会話の中でその人がどちらのタイプかはだいたい分かる

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日曜日の学習法

日曜日の学習法

生徒たちから「日曜日に勉強しようと思うけど、結局やらないで終わってしまう」と話をもらうことがあります。

その多くは計画を立てていなく、1日フリーという気持ちのゆとりも重なってダラダラとしてしまいがちです。

今回は私の学生時代の経験をもとに、一日勉強しようと思った時のスケジュールをアドバイスします。

6:00-8:00 起床と定着タイム起きたらまずは一杯の水を飲み、窓を開けて太陽の光を見ると良

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