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さんざめく踊る :詩
さんざめく、鳥と舞う花。
気にしはせずと、ものの哀れに、奪われるような時の流れにいっそ、
お手を拝借。
比べる他なく、騒ぎ立てては、寄せてしまって困り果てるの。
空白もまた、愛するべきと立証もまた取れているのに。
ふらふら。
ふわふわ。
踊れることに、気づいた今は、
ふらふら。
ふわふわ。
満たすことに傲慢な揚げ足取りの顔をその場で殴って。
会場内は禁煙です。煙を立てるなら、向こう側で。
つく
はっきり、くっきり、伝えたい。
「ご飯、一緒に食べに行きたい。」その一文だけを打てたなら。
私は、一文の前に緩衝材として「元気ですか?よかったら、」を差し込み、緊張感を持った人差し指で、紙飛行機のマークをタップする。
拙者、臆病者なり。行こうと言ってくれたら嬉しいなり。でも、ダメだったら、半年後くらいに再チャレンジなり?いや、もっと空けるべきか?何だか、命尽きる前に会えるかどうかも怪しい。なんてことを脳内にて開催された有識者会議
すぐ隣に存在しうる、青い庭の君へ。
善く居ようとしすぎた。拍手喝采に包まれる会場でライトの当たる君に、おめでとうと言ったのは本心だ。誰が何と言おうとそのまま突き進み、こんな道があるんだ、あんな道もあるんだ。やってみれば、いいんだよ、と言い続けて欲しい。でも、あなたにエールを送るたび、あなたに良いことがあるたびに、混沌とした悲観に溺れていく。それはあまりに身勝手で、悪事を犯したのに正当だと言い張る愚か者のよう。はっきり、くっきり、私は
もっとみる木彫り熊とあなたと私。 あらすじ
芝野紗希と五十嵐真は共にパートナーとして生活を送っている風が丘女子校の学生。ある日、紗希が頼んでいた木彫りの熊が届くのだが、口元の鮭が無くなっていることに気づく。やっとのことで鮭を探し出し、木彫りの熊にはめると、『bluetoothを繋げてください』と木彫りの熊が話し出す!まさかのハイテク木彫り熊に驚く2人だったが、それはまだ序章に過ぎなかった。
木彫り熊とあなたと私。
芝野紗季と五十嵐真は、風が丘女子高の学生である。
2人は共に生活を送っている。
これは、2人のある日の出来事である。
ピピピ、ピピピ。かちゃ。
斜光カーテンの下から、光がじんわりと溢れ出す。
希望の朝だ。
布団の中で、足をもぞもぞ動かしていると、昨日脱いだ靴下の片方を両足でキャッチしてしまった。無くしたことさえ気づかないまま、こんなところに隠していたとは。両足が発見した靴下を手に渡している時に、
私には、彼女が必要で。
プロローグ「紗希ちゃん!五十嵐さんが呼んでるって!」
1日のノルマを達成し終えた安堵に包まれた教室の中、緩んだ意識の延長でさまざまな音程が混ざり合う会話が至る所から聞こえる。芝野紗希は、机の引き出しから教科書を取り出しリュックに入れている手を止めた。ふと、自分の名前が呼ばれた方を見ると、制服の下に黒のパーカーを着込み、両手をパーカーの真ん中のポケットに入れながら上下に踵を上げ下げしている人が待って
正義の屈折 あらすじ
深々とした空気が漂う真夜中。粉々に割れたガラス、ちぎれた電線、地面に転がり込む肉片という悲惨な状況の中をローファーで歩き回る2人の女子高生が居た。「杉崎かなで」は、物体を元に戻す能力を持ち、「吉瀬まこと」は記憶を書き換える能力を持つ。彼女達は、怪獣との戦いで荒廃した建物や傷ついた人を能力で修復し、戦いそのものの記憶を誰にも残さぬようにしていた。しかし、ある日、怪獣を見たと言う女子高生を見つけてしま
もっとみる1日1個1フレーズ?だけ作っている中の一つです。レベルアップしなきゃって思ってやると疲れちゃうので、程よい頃にパソコンを閉じてます(笑)4つだけのコードで曲を作るのが今のマイブームです。
reverse playback
関心の糸が引かれた。
巡り続ける黒い縛りが絶たれるわけではないはずで、さらに奥深くへと連れていくだけだが、それも既知か。
後付けのあらすじが手回しされる。
結末から遡るストーリーから、問題提起をする。
よく見ても、手には何もない。
遡るものが尽きてしまった時、
またどこかの問題が、逆再生を始めた。
これは、永遠に、永遠に、続くのだろう、か?