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はっきり、くっきり、伝えたい。

「ご飯、一緒に食べに行きたい。」その一文だけを打てたなら。
私は、一文の前に緩衝材として「元気ですか?よかったら、」を差し込み、緊張感を持った人差し指で、紙飛行機のマークをタップする。
拙者、臆病者なり。行こうと言ってくれたら嬉しいなり。でも、ダメだったら、半年後くらいに再チャレンジなり?いや、もっと空けるべきか?何だか、命尽きる前に会えるかどうかも怪しい。なんてことを脳内にて開催された有識者会議にて議題として挙げると、有識者のうちの一人が、「まだ、想像の域を出ません。てか、まだ送っただけでしょ、馬鹿なの?」と正論を説いてくれた。ありがとう。そうなのだけれどね、絡まった有線のイヤホンくらい面倒な思考回路を幼き頃より構築してしまったが故に、『仕方ない』という、全てを丸く納めることができる素敵な言葉で背中をヨシヨシしてあげるしかないのだよ。
「シュポっ」
はぁっ!来た!
「行こう!」
「!」も付いてる!最高!この4文字超嬉しい!
さぁ、一つの坂を登りました。さて、次にやってくるのは「日程調整」!
あぁぁぁあ!平日休み同士のシフトを攻略せねば。相手方が土日休みの場合は、既に決まっている土日の休みのどれかを提示すれば良いが、平日休みどうしの休みの合わせ方は、もう擦り合わせだ。この日は?ダメか。じゃあ、この日は?あぁ、午前中だけ。それでもいいけど、本当は一日欲しいなぁ。(休み、1日しかないしなぁ。あぁ、それはそうと、3日間の連休してみたいなぁ。こんなこと言ったら、子供たちが大人ってそんな大変なのかと思っちゃうかな。勘違いしないでね。完全週休2日はちゃんと取れてる。学校みたいに祝日と季節ごとの大きい休みはないけど、法定は守れてるから。ま、欲を言えば、次の日も休みだぁ〜って気持ち、もっと味わいたい。海外にも行ってみたいなぁ。でも、最大で2日しか休み取れないから行けるとこ限られるな、んんん。よし、いつか思い切って「私、ガッツリ休みます!健康的に!」って元気に宣言しよ。これ絶対。そう思っていれば、元気に生きていけそうな気がする。話が逸れすぎた。戻さなきゃ。)
てなことで、互いにすり合わせをした結果、「完全なるすれ違い」という結果が稀にではないけど出る。もう、そうなれば笑うしかない。マジか(笑)(※←この(笑)重要。)と返信するしかない。そして、予定が合わなくなり、じゃあ、今度にしましょうとなった後の休日、「私今日、休みだけど、我が友は仕事を頑張っているのか。ファイト!」とカレンダーを見ながら心の中で思っている。

このように、私ははっきり、くっきり伝えることが苦手だ。
相手のことを汲んでいるように見える場合もあるが、臆病な私を受け入れてもらうこと前提にお付き合いをさせる気満々だったりする。

皆、さまざまだ。
そのことを、寛容性を持って対応できればいいなと思ったのは、社会に出てからだ。学生の頃は、「自分とは違う」「この人のこと分からない」が敵意に塗れ、きっと態度にも出ていたと思う。その人が、敵意を振りかざした訳でもないのに、少しぎこちないだけで、離れようとした。

違う。

私も、そのぎこちなさを持っている。
同じことで悩み、苦しく思っている。
辛いね。苦しいね。でも、対応しよう。
誰かは、何かを言うかもしれない。でも、対応しよう、自分に。
蔑まなくて、済むから。あなたは、そんなに悲しい人じゃないんだよって、思わせるための行動だから。

大人になるってね、大人になった今でもわからないけれど、でも歳をとるということで、どうにか救われることもあると思う。

今日を過ごした、人間みんな、えらいぞぉ〜、とっても!

そんなこんなで、まとまりがないですが、このお話を終わります。
ちゃん、ちゃん。



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