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コラムのハコ

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うやむやよ、きみは本当に恐ろしい。

うやむやよ、きみは本当に恐ろしい。

私はよく、映画をみる。

見終わると、私はノートを開き、群青色のペンを手に握る。

ペンの先から作り出される文字達は、皆、私のルールに従っている。
それは、「気づき」であること。
 
誰かに押し付けるように、批判はしない。
見応えの線引きをしない。

ただ、ひたすらに、純粋な思いのようなものを書いてゆく。

ある、映画を観た。

フィクションだけれど、ノンフィクション。

その映画から気づいた

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サヨナラ、シュウカツ。

サヨナラ、シュウカツ。

岡崎体育さんの『エクレア』という曲がある。

この曲を聴くと、目には見えない、臓器でもない心が鼓動を打つように動き出す。

『いい曲はいい人と共に。』

望みも、願いも、純粋に叶えたい。
言葉に出した全てが、あまりに綺麗な言葉に聞こえても、
それを疑わずに受け入れて欲しい。
就活中に何度も思った事だ。

就職活動が無事終了し、新たなスタートの場所が決まった。

随分長かった就職活動は、私に、苦しさ

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これは、甘えか、不安か?

これは自分に言い聞かせているのかもしれない。

新聞に載っていたのは、7割の学生が内定を得ているという記事。

携帯のニュースに映るのは、就活の終盤という文字。

私は、残りの3割で、終盤かさえ分からない。

でも、「間違った」とか「後悔している」なんてことは思っていない。

平均的な流れの中に居ないだけで、そこを苦しいと思っていない。

苦しいのは、私と働きたいと思ってくれる場所と出会えるのかと

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僕は、怪獣、のはず。

僕は、怪獣、のはず。

僕は怪獣である。
建物を踏みつけて、壊して、口から火を噴き出すことができるんだ。
ズンズン前に進み続けて、人に恐れを抱かせるのだ。
ほら、僕は凄いだろ。僕は立派なんだ。僕は何でもできるんだ。
僕は、僕は・・・・。僕だけど、

ほんとうは自分が一番怖い。

この手が人を消せる事。
この口が何かを奪う事。
この僕がこの僕を奪い去ってしまう事。

起こっていない事ばかりだけれど、僕は僕が怖すぎる

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ふと、考える。

私はふと、妄想してしまう。

池?湖?に斧を不意に落としてしまったら、水の中から人が出てきて
「あなたの斧はどの斧?金の斧?銀の斧?普通の斧?」と聞かれるあの話。
(これが合ってるかどうかは分からない・・)

この話をなぜか、
固形の入浴剤をお風呂に入れた瞬間、
思い出してしまった。

もし、斧じゃなくて、入浴剤だったら。
水の中から出てくる人はどんな持ち方して出てくるだろうか。
指に

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真ん中になること。緊張。

こんなに緊張しなくてもいいじゃないか。
たった一瞬、その時間さえ終われば良いのだから。

私は緊張が体調に出てしまう。それは年々出やすくなって、前日から心臓の辺りだけが温かく、それ以外の部分が冷たいような感覚に陥ってしまい、その度に、こんなことになるのなら何もしたくないなぁと思ってしまう。

そもそも、私がなぜ緊張してしまうのかという根本の理由は明確で、「完璧」を目指してしまうからだろうと思ってい

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就活、盾を下げずに。

こんな事で、負けてたまるか。

就活をしながら、ずっとこの気持ちを盾のように使い続けている。
私はその盾を下ろしてしまわぬように必死にこらえている。
何が何でも私は下ろしたくない。
下ろしたら、世界の事をろくに分かっていないのに、その悲劇に浸ろうとうずくまって動かないかもしれない。

みんな、探しているだけ。

そこに今、
ちょうど私たちの番が回ってきただけ。

今、目の前にいる面接官も、同じ事を

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