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算命学余話 #U25「強星と濁り」/バックナンバー
前回の「余話 #U24玄 」で導入に使った苫米地氏の話がうまく算命学の理論に結びつかなかったようなので補足します。本来女性にないはずのY染色体が母体に見つかったという…
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算命学余話 #U3「散法と合法の考え方」/バックナンバー【再掲載】
今回は、前回と絡めて冲動の話から散法について論じます。
冲動はすべての十二支に必ずあるもので、その十二支から六つ先の相手、時計に直すと180度正対する位置のものが冲動相手となることはお話しました。冲動の関係は「正面衝突」を意味し、散法の中でも最も激烈な衝突現象を起こします。
しかし冲動を筆頭とする散法は、本当に災いしか意味しないのでしょうか。いいえ、算命学は基本的に良し悪しを論じないので、
算命学余話 #U26「拡大と縮小の循環」/バックナンバー
前回の余話では「男性的な直線思考」と「女性的なループ思考」に触れましたが、この点を算命学的に説明すると、男性(陽)は「外側への発展」を、女性(陰)は「内部の維持」をそれぞれ意味しています。
これを人間の体に譬えるなら、生まれたばかりの赤ん坊はその後摂取した栄養を成長のために使い、すくすくと大きくなります。大人になるためには急いで「発展」しなければならず、生命維持以上の養分摂取ができなければ少な
古今東西、浅ましき人間の強欲
昨今のSNS投資詐欺で騙された人々の具体的な被害手順を見聞きするに、はてどこかで見覚えのある風景だと思ったら、ブルガーコフの長編小説『巨匠とマルガリータ』の前半の山場のシーンだ。「20世紀の小説の最高傑作」と称される当作品は、ソ連当局により社会的に抹殺された恋人を救うため、現世に降り立った大悪魔と契約する女性を主人公に据えた幻想小説であるが、あまりに傑作すぎてソ連国内では禁書となった問題作だ。勿
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