記事一覧
同じ時代と世代を異なる立場で
「土星の裏側note」を併設して5カ月。当初ロシア文学関連の記事に見知らぬ読者が集まっていたが、最近は宇宙人節が吠える記事が人気である。本設の「土星の裏側」同様、何を書こうとやっぱりこういう読者層に落ち着くのだな。皆さんもたまには自身で吠えてますか。宇宙人の遠吠えで気が晴れるのならそれでもいいが、あんまり黙ってばかりだと体に良くないですぞ。それどころか「見て見ぬふり」が嵩じると、いつの間にか「目
もっとみる事故が巨大すぎて処理できない件
レザークラフトの先生に五年ぶりに会ったら、この五年の間にリウマチになっていた。それほど高齢でもなく、クラフト教室を掛け持ちできるくらい元気で手先も器用な人だったので、急に老け込んだ話に驚いていたら、原因はコロナワクチンだと言う。勿論医者がそう断言しているわけではないが、本人は至って元気だったのに突然健康を害したのは、タイミング的にコロナワクチン以外思い至らないし、何より自分の身体がそう告げるのだ
もっとみる算命学余話 #U20「土と水の風景」/バックナンバー
この夏は連日35度を超える酷暑日が続き、国内ニュースのトップに採り上げられるほど関心が高いですが(いや、現在進行しているTPP交渉の異常さや、実質が定かでない好景気感への疑問から、国民の目を遠ざけるための国家の情報操作かもしれませんが)、深刻なのは暑さより土砂災害です。日本各地でおかしな雨の降り方をしております。床下浸水の被害が毎週どこかで報じられ、あまりに日常化したので注目度が低くなってますが
もっとみる行列のできるご朱印所
桜が咲き続けているので、宇宙人の靖国神社勤務も続く。例年より遅い桜の開花のせいでお目当てを逃した高齢の参拝客の相手をする宇宙人。「今日は軍歌を歌う催しはないの?」と老人に問われ「はて?」と首をかしげていると、神職がやってきて応対してくれた。例年4月第一日曜日に「軍歌を歌う会」という有志による奉納唱歌があったのだが、昨今は温暖化により桜の開花が早く4月には散ってしまう年が続いたため、桜の開花に合わ
もっとみるリアル、欠リアル、立毛筋
元ヤクザの懲役太郎氏によれば、ヤクザの喧嘩は中学生のそれとは本質的にレベルが違うそうだ。どう違うかというと、(下っ端だった懲役氏が)喧嘩の後片付けをしていると肉片が落ちていたり、床を拭き掃除すると雑巾で絞れるくらいの血が拭き取れたり。うう、リアル。それでもヤクザになる人間が後を絶たなかったのは、割よく食える職業だったからだという。リスクは高かったがリターンも大きかった。仮に罪を犯して捕まっても、
もっとみる算命学余話 #U13「気と血縁の混濁」/バックナンバー
数少ない弁護士の友人が仕事の話を聞かせてくれた。専門は民事で離婚調停や相続問題を扱っている。ある依頼人の遠縁のじいさんが死に、配偶者も子供もいない場合、次の相続人は親に遡るそうで、その親ももう他界しているとそのなるべく近い親族へと権利がたゆたってゆくのだが、調査の過程で戸籍を辿って行くと存在さえ知らなかった腹違いの兄弟姉妹に遭遇することがままあるという。
夫婦が離婚すると夫は再婚して子を儲ける