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自立への道 E→Sへ

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デザインの仕事

デザインの仕事

大学を卒業してからずっとデザイナーとして商品を企画してきた。
それまでデザインの勉強をしてきた訳ではなく、普通の文系の大学を卒業した私が、単に就職したスポーツアパレルメーカーでデザインを担当することになっただけなので、
「仕事は何をしているんですか?」と質問されると
「デザイナー」と返答することが気恥ずかしかったのを覚えている。

それは、日本でデザインの仕事というと、美大や専門学校出身で、美的セ

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後悔しなくなる

後悔しなくなる

伊藤羊一さんのVoicyで
「ここ10年くらいで変わったなと思うことは、あの時ああしとけばよかった!という後悔がなくなったこと」とおっしゃっていた。

基本的な考え方とか指針とはか大きく変化していないけれど、昔との大きな違いは、過去を悔やむことがなくなったそう。昔はよく、あの時ああすれば人生違っていただろうとか、こうすれば上手くいっていたのにとか考えることがあったそうだが、最近は今が充実していて、

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ブックレビュー『女は太もも』

ブックレビュー『女は太もも』

田辺聖子さんの『女は太もも』を読んだ。

下ネタ満載のエッセイなのだが、田辺さんの人柄なのか、計算しつくされた文章力だからなのか、はたまたカモカのおっちゃんとの掛け合いがユーモアたっぷりだからか、下ネタなのに全く下品な印象はなく、むしろ、こんな風に男と女の性について楽しく話せる友人がいることへの憧れすら覚えた。

男女の性欲の違いは、昔より色々と目にする機会の増えた時代ではあるが、やはり性のことを

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地図よりコンパス

地図よりコンパス

山口周さんの『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』を読んでから、彼のTwitterをフォローしている。
つい最近「いまの時代に必要なのは地図ではなくてコンパスなんですが、ほとんどの人は最新の地図を手に入れることに奔走している。」とツイートしていた。

「地図よりコンパス」

上手いことをいうものだ。
確かに、よく知りもしない誰かが書いた「今後どう歩いていけばいいか」の指標なんて、これから

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読書は極上のエンタメ

読書は極上のエンタメ

子どもの頃は、純粋に楽しいから、好きだから本を読んでいた。
シリーズ本に読みふけったり、同じ本を繰り返し繰り返し読んだり。
なのに最近は、読書を視野を広げるために義務感のように読むことが増えた。それはそれで大切なことであると思いつつ、少し寂しさを感じていた。

今まで私は、ビジネス書や啓発本のようなものをほとんど読んだことがなく、小説やエッセイが大好きでその物語の世界に浸るのが好きだった。
50歳

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人に頼む

人に頼む

私は人にものを頼むのが苦手だ。
夫婦関係が悪いのも、私が夫に素直にものを頼めないことが原因しているような気さえする。
頼まれた方も、頼む方が思っているほど負担ではなかったり、実はむしろ嬉しかったり、役立つことで良い気分になったりと、お互いにwin-winになることも多いのだから、もっと上手に人に頼んで助けてもらばいいとは分かっていても得意ではない。

少し前から、娘が学校や学童に行きたくない言い出

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余白

余白

デザインの仕事をしていると、余白についてはよく考える。
特にチラシやパッケージなどの紙ものを作る時は、
余白をどのくらいの割合で作るかは重要な要素だ。

同様に、人生にも余白は大切だ。
余白がないと、深くものを考えたり、自分の感覚に気づけなかったり、
そして大切な人に心を配れなくなったり。。。

まさに出産後の数年間は手一杯で余白どころではなかったし、少し手が離れて余裕が出てきてからは、何でもかん

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ブックレビュー『ドリアン・グレイの肖像』

ブックレビュー『ドリアン・グレイの肖像』

古典文学を味わおうと今回、選んだのはオスカー・ワイルド著『ドリアン・グレイの肖像』 色々な人の翻訳本が出ているし、映画化もされた世界中で読まれている作品だ。

この本で描かれる「耽美主義」は、私にとっては学校の歴史の授業で習ったくらいの知識しかなかったのだが、この本を通して、その時代の人々がいかに「美」に重きをおき、芸術や享楽を求めたかが描かれていて興味深かった。
現代でも美しいものへの崇拝や憧れ

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ブックレビュー『宇宙は何でできているか』

前に「勝手に斎藤塾」という投稿をした。https://note.com/dori_jiritsu/n/n4843684debdc

それは『大人のための読書の全技術』に書かれていた「社会人が読むべき50冊」から毎週1冊ずつ読んで、ブックレビューを投稿しようと始めたもので、まず1冊目に選んだのが村山斉著『宇宙は何でできているか』という本。

私は学生の頃から、物理にも化学にも全く興味がなく、このよう

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依存

依存

抜け出したいと思っているのに、ついつい陥ってしまう依存は、
「お酒」と「異性」そして最近では「スマホ」も仲間入り。

この3つに依存してしまうのは、ストレス解消の自己治癒が目的なだが、 それが解消されるのは一時であって、長期的にみると、むしろ時間もお金も無駄にしているという自覚はある。

そして、そのストレスとなる大きな心の穴は「寂しさ」だということも理解している。誰かに愛されたい、支えて欲しい、

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勝手に「斎藤孝塾」

勝手に「斎藤孝塾」

毎日このnoteにブログを書き続けていると
「自分の文章力を上げたい」
「話の引き出しを広げたい」
と強く感じるようになってきた。

私は斎藤孝さんの本が大好きで、最近では、
「大人のための全技術シリーズ」は何度も読み返した。
学生の頃に彼のような先生に出会えたらよかったのにと思うほど
彼の考え方、勉強方法などを尊敬している。

そこで2021年の後半は、あらたな目標として、
斎藤孝さんが推奨して

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ブックレビュー『メイドの手帖』

ブックレビュー『メイドの手帖』

この本を手にした最初は、シングルマザーが幼子を抱えながらメイドの仕事をしつつ、しかも勉強して大学に通う姿に感動し、勇気をもらえるような実話の感動ストーリーだと思っていた。

まず私が驚いたのは、アメリカにおいてメイドという仕事に対する差別的な扱いがあるということ。私が映画の中で知るメイドたちは、優しくて大らかで、ちょっぴり太ってて。仕事で留守がちな両親に代わって、子供たちの心の支えとなっているよう

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やめたいのにやめれないこと

やめたいのにやめれないこと

私には今、やめたいのにやめれないことが3つある
①友達との無駄なLINEやお酒
②娘への小言のような注意
③夫への負の感情

どれも本気でやめたいと思っているのに、どうしてもやめれない。
このことを別の方法で、その行動を抑えることができないか。
もしくは、その選択肢をするよりも優先順位が高くてメリットのあることを
作り出すことはできないか。

将来の自分の幸せのために必要な選択が無理なくできるよう

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毎日山を登る

友達と金時山のトレイルランに行った。
金時山を走るのは初めてで、いつも走っている近くの山と違って
行きはずっーと登り。走るというより早歩き。
息も絶え絶え、半端ない量の汗をかきながら、一気に頂上まで。

山頂で休憩をしていると、なんと金時山を1500回登頂された男性と、
なんとなんと4500回登頂された男性にお会いした。
お年を聞いたわけではないが、たぶん80歳近いのではないかと思われるお二人は、

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