どばちゃん/学校に馴染めない子の学び場運営者

末っ子の不登校がキッカケで、不登校の親子の学びに伴走する『NPO法人マナビダネ』を作っ…

どばちゃん/学校に馴染めない子の学び場運営者

末っ子の不登校がキッカケで、不登校の親子の学びに伴走する『NPO法人マナビダネ』を作った人。週に2回入間市で「学校外の学び場」を開催中。発達障害の方を支援するNPOの元理事。保護者や支援者の人向けにブレインジムやストレスマネジメントをお伝えしています。

マガジン

  • 子育ち・個育て・親育ち

    みなさんは子育て、うまくいっていますか? 子育てのやり方って誰も教えてくれないに、なんでみんな「普通」に子育てしてるのかな? 第一子誕生が生まれた20数年前から、10年後の第三子の出産後まで、ずっとそんな気持ちで子育てしていました。 このマガジンでは、 私は子育てがしんどくて、いつもヒステリックに怒ってしまっていた私が、どんなことをして子どもたちとの関係を作り直してきてのか…ということを書いた自分の記事をまとめていきます。 よかったらお読みください。 2023年10月17日

  • 登校しない選択をした子どもの保護者が考える不登校について

    不登校をしている子どもの保護者として思うことや、小さなフリースクール運営者として思ことなどを書いてます。 一緒に子どもたちの学びと育ちについて考えてみませんか?

記事一覧

『ありのまま』を大切にする子育ての落とし穴

「ありのままでいいよ」 この言葉に、かなり前から違和感を持っていたけれど、どんな違和感かを説明できなかった。 それが、昨日の「#8月31日が来るまえに」の放送を見て…

子どもたちが勉強嫌いになる理由を子どもたちとの関わりから考えてみた話

「なんでこんなに勉強が嫌いな子どもが増えてしまったのか?」 勉強嫌いな子どもたち、勉強できないと思い込んでいる子どもたちと出会うことが多いので、しばしばこの問い…

子どものやる気をそぐ親

「他人のやる気を削ぐ人ってコレだよ!」と、朝から本気でイラつきました。 寝起き、朝イチでの母とのやりとりでのことです。 私の母、私が気をつけて子どもたちにしなか…

高級レストランでのチック症状:発達凸凹の家族の体験からみえた社会的課題

発達凸凹の親の会の茶話会で聞いた話です(掲載許可済)。 春休みにちょっとお高めのレストランに行ったときのこと。 小学5年生になった子どもがチック症状で声を出して…

子どもが巣立つ4月を迎えて思うこと

こんにちは。 埼玉県入間市でフリースクールを運営している土橋といいます。 運営団体は、この4月で3年目になります。 スクールの方も、プレ開催をふくめて3年半の活動ゆえ…

不登校の支援を通して感じている今の教育に必要なこと

前例主義と横並び主義 これが変わらんことには、教育のパラダイムシフトは起こらない。これを変えることが、教育の在り方を変えていくことなのかもしれない。 一昨日に青…

ストレスを感じる出来事からセルフエスティームがあがった話

「うまくいかなかったという感じている」という気づきがあるときは、無意識に「うまくいくこと=自分が気持ちよくなること(快)」を求めているのだと、昨晩もまたまた自覚…

「自分で考えて、自分の答えを見つけること」は、生きる力の土台になる

「ぼくたちの哲学教室」という映画をみました。 世界各国で映画賞を受賞している作品と知っていましたが、想像した以上に心に響く内容でした。そこで今回は、映画の紹介と…

子どもの発達を支えるために、親や身近な大人にできること。

子どもの育ちに最も影響するのは、どんな環境で育っているのか、ということ。つまり、親や周りの大人がどう在るのか、どんな関わりをするのかが何よりも大事なんだな、とい…

「わかるって楽しい!」は勉強でも体験できる

「学び」と「勉強」の違いって、意識されていますか? 最近、大学生の娘の卒業論文作成を手伝っているのですが、【言葉の定義】の大切さを、言葉を大事に使う娘から教えて…

期待できない相手との仕事はしんどいから…

ある人との仕事がうまく進まなかった原因に気づいてしまった。 そしたら、本当はたまっている事務仕事をするための時間にしようと思っていた週末を、その原因を考えてしま…

人と違っていいと言うけど、人と同じが安全な世の中だからこそ

この手書きのメッセージを10年越しで眺めていた。 小学生だった長女と必要だと思って書き写したものだった。 前の家のトイレに数年、こっちの家の寝室に5年。 トイレの時…

過去の子育てに対する子どもからのダメ出し

小さいときに自分が怒られたことを目の前でやられると、すごいイラッとするわぁ💢 と、昨日も食事中に息子さんから、半分呆れて、半分はイラついて言われました。 息子さ…

適切な支援のための「自分の感情」との向き合い方

改札で激怒りしてるお母さんを見ながら思いましたの。 人って不測の事態が起こると反射的に怒ってしまうのかもなぁと。 どこぞのお子さんが、改札に入る際に入れた切符を…

失敗したくない気持ちとの向き合い方

失敗してもいいよ 安心して失敗できるところで失敗しといた方がいい 子どものころから失敗するって大事だ、とかとか、本気でそう思ってます。 なのに、 「あれ、なんかや…

だらだら何かをしちゃうのをやめたい人は、急がば回れ…なケアしてみませんか?

スマホをいじってたら、あっという間に1時間もたってた…なんてこと、ありませんか? 私は、結構ありました。 しかし、です。 最近、スマホをみる時間を、大幅に減らすこ…

『ありのまま』を大切にする子育ての落とし穴

『ありのまま』を大切にする子育ての落とし穴

「ありのままでいいよ」
この言葉に、かなり前から違和感を持っていたけれど、どんな違和感かを説明できなかった。

それが、昨日の「#8月31日が来るまえに」の放送を見て、あーー!ってなった。

この番組は、雰囲気も内容も心にしみた。尾崎世界観の進行もよかったけれど、ゲストの言葉も優しくて、何度もうるうるした。

ありのままってなんだろう?

「ありのままでいいよ」なのだけど、精神科医の松本先生が「あ

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子どもたちが勉強嫌いになる理由を子どもたちとの関わりから考えてみた話

子どもたちが勉強嫌いになる理由を子どもたちとの関わりから考えてみた話

「なんでこんなに勉強が嫌いな子どもが増えてしまったのか?」

勉強嫌いな子どもたち、勉強できないと思い込んでいる子どもたちと出会うことが多いので、しばしばこの問いを考える。

これから書くのは、私が知りたかったことの答えがバッチリ書かれていた!という本の紹介だが、その前に、まず私がなぜこの問いをするようになったのかについて述べたい。

子どもが勉強を嫌う理由ってなんだと思いますか?

私はフリース

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子どものやる気をそぐ親

子どものやる気をそぐ親

「他人のやる気を削ぐ人ってコレだよ!」と、朝から本気でイラつきました。

寝起き、朝イチでの母とのやりとりでのことです。
私の母、私が気をつけて子どもたちにしなかったことを、当たり前にやってくれるわけでして…。

母にしたら、やりたいことをやってるだけ。
本人に悪気なんぞ1ミリもなく、逆に善意でやってます。 

それなのに、やってあげてることに感謝されないことにイラついてる。
文句を言われるなんて

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高級レストランでのチック症状:発達凸凹の家族の体験からみえた社会的課題

高級レストランでのチック症状:発達凸凹の家族の体験からみえた社会的課題

発達凸凹の親の会の茶話会で聞いた話です(掲載許可済)。

春休みにちょっとお高めのレストランに行ったときのこと。
小学5年生になった子どもがチック症状で声を出してしまっていたら、スタッフから「お子さんを静かにさせてください」と言われたそうです。

高級な店だしスタッフの立場もわかるけれど、子どもがわざと声を大きくしたわけではないのに…。
春休みの旅行で特別な食事だったので、本当にショックだったので

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子どもが巣立つ4月を迎えて思うこと

子どもが巣立つ4月を迎えて思うこと

こんにちは。
埼玉県入間市でフリースクールを運営している土橋といいます。
運営団体は、この4月で3年目になります。
スクールの方も、プレ開催をふくめて3年半の活動ゆえ、いろいろな課題がでてきます。

どんなことが課題になるのか
どんな対策をしようとしているか
どんな思いで運営しているのか…ということを、振り返りと同志への話題提供を兼ねて綴っていこうと思います。
「学校外の学び」「多様な学び」につい

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不登校の支援を通して感じている今の教育に必要なこと

不登校の支援を通して感じている今の教育に必要なこと

前例主義と横並び主義
これが変わらんことには、教育のパラダイムシフトは起こらない。これを変えることが、教育の在り方を変えていくことなのかもしれない。

一昨日に青梅で行われた「夢みる校長先生」の後のトークショーで、この二つの主義が蔓延ってる…といった話を聞いてきたのだけど、私自身もこのところ、この二つを至るところで感じていた。

このシンクロニシティを何回か感じたのち、
多くの人が「前例主義」や「

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ストレスを感じる出来事からセルフエスティームがあがった話

ストレスを感じる出来事からセルフエスティームがあがった話

「うまくいかなかったという感じている」という気づきがあるときは、無意識に「うまくいくこと=自分が気持ちよくなること(快)」を求めているのだと、昨晩もまたまた自覚しちゃいましたの。

この気づき、できればしたくないのに、昨日も「やっちまった…」という体験を作り出しました。

こんな時は、当たり前に凹みます。

ですが、今回も、一晩寝てモーニングノート(脳の排水)を書いたら、「全て順調じゃん。うまくっ

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「自分で考えて、自分の答えを見つけること」は、生きる力の土台になる

「自分で考えて、自分の答えを見つけること」は、生きる力の土台になる

「ぼくたちの哲学教室」という映画をみました。

世界各国で映画賞を受賞している作品と知っていましたが、想像した以上に心に響く内容でした。そこで今回は、映画の紹介と、「哲学的な対話」が子どもの教育で導入される意図について少しだけ書かせていただきます。https://youngplato.jp/

「ぼくたちの哲学教室」は、北アイルランドの男子小学校で実践されている哲学の授業を、2年間にわたり記録した

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子どもの発達を支えるために、親や身近な大人にできること。

子どもの発達を支えるために、親や身近な大人にできること。

子どもの育ちに最も影響するのは、どんな環境で育っているのか、ということ。つまり、親や周りの大人がどう在るのか、どんな関わりをするのかが何よりも大事なんだな、ということを昨日も目の当たりにしました。

子どもって、幼いなりにしっかり考えますが、幼いほどに感覚や感情に素直に従っているのだと思います。

そんな子どもたちは、心地よい気持ちよいと感じたことに対してや、それを感じる相手には、ばんばん心を開い

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「わかるって楽しい!」は勉強でも体験できる

「わかるって楽しい!」は勉強でも体験できる

「学び」と「勉強」の違いって、意識されていますか?

最近、大学生の娘の卒業論文作成を手伝っているのですが、【言葉の定義】の大切さを、言葉を大事に使う娘から教えてもらっています。

言わずもがなでしょうが、私が使う言葉は多くは曖昧です。 「うどんとそばを言い間違える」等のボケをしてしまうのも誤字がたくさんあるのも、言葉をイメージでぼんやり把握して使っているからこそなのでしょう。

「学び」と「勉強

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期待できない相手との仕事はしんどいから…

期待できない相手との仕事はしんどいから…

ある人との仕事がうまく進まなかった原因に気づいてしまった。
そしたら、本当はたまっている事務仕事をするための時間にしようと思っていた週末を、その原因を考えてしまうことで時間を使ってしまった。

しようと思ってたことができなかった。
目的が達せられなかったゆえ、この週末の過ごし方を私は失敗した、と言うこともできる。
それに、「自分の感情に翻弄されて、やるべきことをしなかった」のは事実だ。
いつものこ

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人と違っていいと言うけど、人と同じが安全な世の中だからこそ

人と違っていいと言うけど、人と同じが安全な世の中だからこそ

この手書きのメッセージを10年越しで眺めていた。
小学生だった長女と必要だと思って書き写したものだった。

前の家のトイレに数年、こっちの家の寝室に5年。
トイレの時は、日に何度も眺めていた。
結果? 家族全員がお世話になった気がする。

こういうの、地味だけど効く。
繰り返し見る
声にして観る
リズミカルに反復する
そんな感じ。

今は読んでも、
うんうん
これこれ💛 ってなる。

けど、

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過去の子育てに対する子どもからのダメ出し

過去の子育てに対する子どもからのダメ出し

小さいときに自分が怒られたことを目の前でやられると、すごいイラッとするわぁ💢
と、昨日も食事中に息子さんから、半分呆れて、半分はイラついて言われました。

息子さんの場合、これを言うことで、自分の育ちで生じたトラウマみたいなのものと、折り合いをつけているのだと思われます。
中学生になるまで、ちょーーいい子でしたから、そこまでの鬱憤を、成人してから発散してる感じです。
湧き上がる感情を言語化してき

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適切な支援のための「自分の感情」との向き合い方

適切な支援のための「自分の感情」との向き合い方

改札で激怒りしてるお母さんを見ながら思いましたの。
人って不測の事態が起こると反射的に怒ってしまうのかもなぁと。

どこぞのお子さんが、改札に入る際に入れた切符を取り忘れたらしいのですよ。そして、お母さんは「なにやっちゃったの💢 どーすんのよ!」的にお怒りになってたみたいなのです。

それを、周りの方は冷ややかに眺めてました。
が、私は人ごとじゃなくて苦しくなりました。

切符使って入ろうとした

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失敗したくない気持ちとの向き合い方

失敗したくない気持ちとの向き合い方

失敗してもいいよ
安心して失敗できるところで失敗しといた方がいい
子どものころから失敗するって大事だ、とかとか、本気でそう思ってます。

なのに、
「あれ、なんかやっちまったか…💦」って気持ちを抱えてた夜、なんとシュシュを4個もつくってしまいました(笑)

しかし、です。
私のモヤっとして抱えてる「失敗した、下手こいた」というのは、

自分が自分にダメ出ししてるだけで、
無意識に期待してた結果や

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だらだら何かをしちゃうのをやめたい人は、急がば回れ…なケアしてみませんか?

だらだら何かをしちゃうのをやめたい人は、急がば回れ…なケアしてみませんか?

スマホをいじってたら、あっという間に1時間もたってた…なんてこと、ありませんか?

私は、結構ありました。
しかし、です。
最近、スマホをみる時間を、大幅に減らすことができているのです。
たまたま…とかではなく、自分の意志で自然にやめてる(無理なく切り替えしてる)感じです。
そこで、その経験をもとに、こうしたら「だらだらスマホ」がやめられるかもしれないよ、という「自己理解」をしながらストレスマネジ

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