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三流サラリーマンの出世への手引き書

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この手引書は、一流大学を卒業して一流企業や大企業に就職した新人向けではありません。どちらかというと大学のランクとは関係なく日本の産業を支えている中小企業やサービス業、小売業等に就…
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三流サラリーマンの出世への手引き書   相手の価値観を知る  第21話

三流サラリーマンの出世への手引き書 相手の価値観を知る 第21話

ビジネスの上で相手の価値観を知ることは大切です。
ビジネス上での価値観には2側面があると思っています。
1つ目はお互いが大切もしているものや考え方。
2つ目は物事の優先度の違い。
上司や同僚との関係は、ある点では恋愛と同じではないかと感じることがあります。
持ち物にこだわりや傾向があるのか
スピードか精度のどちらを優先するタイプなのか
お客様に対してどんな考えを持っているのか
成果主事なのか年功序

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三流サラリーマンの出世への手引き書 謙虚な態度を身につけよう  新人編   第20話

三流サラリーマンの出世への手引き書 謙虚な態度を身につけよう 新人編   第20話

貴方が上司ならどんな部下だったら懇切丁寧に指導したくなりますか。

部下が「自分は未熟です。まだまだ知らないことが多くて、是非教えてほしい。」という態度を示す部下になら、教えてもよいと思いませんか。

逆に「自信過剰な部下」に対してはいかがですか。「指摘や注意がしにくい」ことはありませんか。

振り返って自分自身を見つめてください。あなたは上司から教えてあげたいと思ってもらえる態度で上司に接してい

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三流サラリーマンの出世への手引き書 上司から学び取る姿勢が大事 新人編第19話

三流サラリーマンの出世への手引き書 上司から学び取る姿勢が大事 新人編第19話

あなたは自分の上司をよく叱る上司だと感じていますか。
最近は叱れない上司が増えてきていると、情報番組で取り上げられていました。
理由としては、
「パワハラと言われる」
「人間関係を壊したくない」
「職場の雰囲気を悪くしたくない」
「すぐに辞めてしまうから怖い」
「自分のせいで辞められたら出世に響く」など
だそうです。

同じ情報番組では若いビジネスパーソンに「あなたは上司に叱られますか」と質問に対

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三流サラリーマンの出世への手引き書 酒場で愚痴や悪口を言って生まれてくるもの 新人編第18話

三流サラリーマンの出世への手引き書 酒場で愚痴や悪口を言って生まれてくるもの 新人編第18話

1つは時間とお金の浪費
愚痴や悪口を言っても仕事のスキルアップにはつながりません。これに費やす時間とお金を試算してみてください。1カ月でいくら時間とお金を無駄にしているか気付くはずです。

2つめは「負のネットワーク」の一員になる
お互いに愚痴や人の悪口を言って共感しあっていたら前進できますか。「負のネットワーク」に所属する人たちは人が向上することを嫌がります。足をぴっぱります。そんなところにいて

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三流サラリーマンの出世への手引き書 ない物ねだりする人は仕事のできない人の特徴 新人編第17話

三流サラリーマンの出世への手引き書 ない物ねだりする人は仕事のできない人の特徴 新人編第17話

同期の新人と配属部署が違うとき、しばらくすると何となく自分はハズレの部署に配属されたと思うことがあります。人はない物ねだりしがちです。あなたは目の前の現実から眼を逸らしてはいけません。これができるかどうかで価値が変わります。それは目の前の現実に対して、自分がどう対処または善処していくかそこに意識と行動を集中することが大切です。
配属に不平不満を言う人は不満を言いつつも会社に依存している仕事のできな

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三流サラリーマンの出世への手引き書。 上司を選ぶことはできないと心得よう。  新人編第16話

三流サラリーマンの出世への手引き書。 上司を選ぶことはできないと心得よう。  新人編第16話

上司を選ぶことはできないと心得よう 新人編第16話

「理想の上司」像というものがあります。理想を掲げ、情熱家で行動力があって包容力もあるし面倒見もよく、部下への指導力もあるし、部下を引き立て、失敗があってもその責任を取ってくれるような上司を期待してしまいます。
こんなことを考えている部下と一緒に働きたいと思う上司がいるでしょうか。
「理想の上司とはじぶんがなるもの」です。

「理想の上司」を目の

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三流サラリーマンの出世への手引き書 上司に教師役を求めてはいけない。   新人編第15話

三流サラリーマンの出世への手引き書 上司に教師役を求めてはいけない。   新人編第15話

わたしが学生の時には授業料を支払って教えてもらうことが当たり前でした。

お金を払う対価として知識や情報を手に入れることが出来るし、知識や情報がいらなければお金は払うけど手に入れなくてもよい選択権を持っていました。

学校を卒業して企業に就職すると勝手が大きく違ってきます。企業ではお金をもらって教えてもらえるのです。

ただし、拒否権はありません。

また、教えられたことは必ず覚えなければなりませ

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三流サラリーマンの出世への手引き書 上司から信用を得る工夫 新人編第14話

三流サラリーマンの出世への手引き書 上司から信用を得る工夫 新人編第14話

出世の道を進むためには、上司を避けては通れません。この上司とは何でしょう。
一口で言うと人やモノ・金・情報などの経営資源の決裁権限を持っている人です。
貴方が出世するためには上司と出来るだけたくさんの資源を引き出せる関係を築く必要があります。
では、その経営資源を与えてもらうために何をすればいいかというと、「信用を得る」ことです。銀行と同じで信用できる人にはお金を貸しますが信用できない人にはお金を

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三流サラリーマンの出世への手引き書 新入社員編 13話

三流サラリーマンの出世への手引き書 新入社員編 13話

「形から入る」も有り 新人編13話

人事で昇格するとき、2つの昇格基準があると私は考えています。
前者は十分にその役職の素地がありその働きは期待に応えるものだと確信して昇格させる場合。後者は、上席者が異動や何らかの理由で不在になった時や全体のバランスなどで、勤務年数や年齢そして業務経験年数等の理由で昇格する場合があります。
日本の人事システムだと多くの企業が年功序列の名残があるため後者による昇格

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三流サラリーマンの出世への手引き書 新入社員編

三流サラリーマンの出世への手引き書 新入社員編

はじめに

 この手引書は、一流大学を卒業して一流企業や大企業に就職した新人向けではありません。どちらかというと大学のランクとは関係なく日本
の産業を支えている中小企業やサービス業、小売業等に就職した新人たちに読んでいただきたいです。
大学選択時にトリアージは始まっています。
一流大学を出て一流企業に就職する彼らのほとんどが明確に大企業に入るのだと、大学に入る前から目的がはっきりしています。だから

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