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逆淘汰のデザイン

 『君にもわかる初級経済学』な記事は、my note 内で時々お目見えしますが、本稿もそのうちの1回です👍
 でも、そもそも〔淘汰〕って、概ね生物学的な用語なのかもしれませんね💧

とうた【淘汰】
1 水で洗ってより分けること。転じて、不必要なもの、不適当なものを除き去ること。「不良企業は―される」
2 環境に適応した生物が子孫を残し、他は滅びる現象。選択。
3 流水や風による運搬の過程で、堆積物(たいせきぶつ)が粒径・形状・比重などに応じて選別される現象。

『Weblio辞書』より

 良いもの/精鋭が残る、という、客観的には「望ましいこと」として、異論は少なそうです。

 まずは〔商品〕についての話だと捉えれば、【経済関連】なのだとしっくりきそうです。人気がある「売れ筋」のものこそがロングセラーとなりがちですからね。

◆消費者の好評価≒よく売れる≒流通業者が大いに扱う◆

 

 でも、掲題にあるのは『逆淘汰』 --- 。つまり反対です。 

◆優れたものがいなくなり、劣っているものだけが残ってしまうこと
◆「優れている」ということが伝わらないために、優れたものが先に姿を消す

 【情報に偏りがあるせい】で起こりがちなこの事象。ここで具体的な商品例を示して展開するようなことはしませんが、「何故か無くなってしまったお気に入り品」について、貴方も何か思い出せませんか? 

 ”1ファン”としては残念なこと、ひとしおです。
 でも、あくまで個人的な嗜好にすぎない(別に『逆淘汰』ではない)、のかもしれません😣

 

◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

 

 『逆淘汰』という用語をお示ししつつ、そのような「俄には信じがたい」の経緯・シナリオについて深堀する意図の記事でないのですが、代表的カテゴリとして上述した〔商品〕以外にも、看過すべきではない”対象”がありますよね?

 

それは、〔人財/人材〕です。

 
 レアな素質を備えているからこそ、で重宝され得るはずなのに、蔑ろにされたり”ぞんざい”に扱われてしまう事象が未だに絶えないようです。『ダイバーシティ』を意識しているようなフリばかりで本質を伴わないのが典型例です。
※あるいは、〔人財〕という概念を何かと掲げておきながらも、このような本質提起記事を歯牙にもかけない残念な態度も散見されます

〔認める〕ではなく〔見い出す〕〔見据える〕なのですけれど。

 

 そして、【人財に関して逆淘汰されないための要件】とは何か・・・
 その論点になると、『シグナリング』が必要だとか言われがちです。つまり、《能力ある側》が能力ある者しかできない行動を敢えてとる、「言う」のではなく「やってみせるべき」と、説かれる・・・

 え?《アピールできない方》に問題がある、のですか?
 気付き力の乏しい側における不備を棚に上げて?

 

 【情報に偏りがあるせい】というのも一因としてはあるでしょう。でも最大の問題は【未熟な評価力】ではないでしょうか。

特異素質を有する側にとっての+αのアピール力=”二刀流”的かけ持ちは要件ではないのに対し、評価者側にとってのこれは最低限の必須事項。


 「日の目を見ない」低評価しか受けられない側も、そのような優れた存在のありがたみを享受できない面々も、双方にとっての損失。
 『逆淘汰』的展開によって進化(成長)機会をみすみす逸失している点を省みる姿勢が無いかぎり、平行線のままなのではないかと危惧されます。



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