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2020年9月の記事一覧

視覚からの位相を考える

視覚からの位相を考える

ここで申しあげたい事は、イメージは、再構成された視覚だ。それは、絵画・芸術のそれだし、写真、映像のそれだ。
そのイメージが、芸術作品として提示された時、人は、その見解を芸術について、以前、教わった様々な先入観によって影響されるだろう。
美、文化、真理、形態、位置付け、好み・・・
先入観の多くは、過去の曖昧化・美化・神秘化となるのだろう。
それは、「現在は、客観的な事実ではなく、意識的なものである」

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真面目な人

真面目な人

あなたにとって真面目な人とはどんな人ですか?

勤勉な人
家族想いな人
責任感がある人
嘘をつかない人
ルールに従う人
約束を守る人
浮気をしない人

真面目には様々な定義があると思いますが、ひとことで言えば、「何事にも真剣で誠実な人」ということではないでしょうか。反対に「いい加減で不誠実な人」は絶対に真面目な人ではあり得ませんよね。

しかし、ここで少し考えてみて下さい。

一般的には今挙げたよ

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見えるモノ見えないモノ

見えるモノ見えないモノ

結局のところ、全てを動かしているのは人の想いである。そんな気がしてなりません💚

感動という言葉。人は感じて動く。理論やルールでは動かない。いえいえ。理論やルールがないのもまた不安となります。

では、音楽と賢者さまのお話を🎶

 ⭐ ⭐ ⭐

『想いって見えないじゃないですか。捉えどころがないというか。でも、確かにある』

「肌に感じる空気。なんとなく。あるいは、オーラや靄がぼんやりと。怪し

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掌編小説「モンクの肖像」

掌編小説「モンクの肖像」

 コーポ深山の二階の一番奥。かすかにジャズが漏れ聞こえてくるその部屋が、私の腐れ縁の友人の家。

「亮介、私。入るよ」

 おざなりにノックして、ドアを開けた。
 雑誌や脱ぎ捨てた服やゴミで散らかったワンルーム。淡い冬の陽が差し込むベランダの窓のそばで、亮介はいつものようにイーゼルに向かっていた。飽きもせずにかけているのは、ジャズピアニスト、セロニアス・モンクのアルバムだ。 
 これがすっかり日常

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