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三山 優
2024年4月25日 20:48
いのちはねこの世界の誰かを助けるためにやってくるんだよ猫のアイスはわたしを助けるためにやってきた傲慢かもしれないけれどそう思うんだアイスがやってきてわたしはほんとうに救われたからわたしがしてあげられることなんてなんにもなくてアイスがいるだけでわたしはしあわせなのにわたしも誰かを助けるためにこの世界に生まれたんだろうかそしてわたしはその誰かを助けることができたん
2023年12月19日 07:12
きっと神様から見ればちっぽけで吹けば消えてしまうようなわたしのいのちだからわたしもきみも誰しもが明日消えるともしれない儚い存在だから夢のような生きるということだけど、このいのちを支えるものわたしの中でたったひとつきみの中でたったひとつ、たしかに燃える炎はわたしをわたしたらしめるきみをきみたらしめる無限のエネルギーのかたまりなんだその炎は神様にだって手出しは
2023年10月25日 09:17
言葉の意味とはなんだろう言葉の命とはなんだろう言葉にはないきもちを言葉にしようとするこの試みはなんだろうありふれた言葉だっていいじゃないかけれど言葉に新たな意味を見出したときの言葉に新たな命を吹き込んだときのこの感覚はなんなのか言葉が言葉自体新たな意味を見出すときわたしのなかにあなたのなかに見えない新しい命が生まれるのだその命はいつかの命とつながっているようでつ
2023年6月13日 09:20
わたしはここにいるのだったわたしの明と暗陰と陽まわるめぐる明は他人に分け与え暗は自分であつかうものこことはどこかわたしのそとをめぐるわたしとわたしのなかをめぐるわたし両方あってわたしという不思議ないきものみんなそこにいるのだったそれぞれの明と暗陰と陽みんなに同じようにあるのにみんなそれぞれに違う個々に意思を持ち個々にめぐるいのちというものひとりでい
2022年12月29日 14:34
命の重みを知らない人は自分には永遠の命があるとでも思っているのだろうか自分にも死があることを知っていれば他者の死を他者の生をそして自分の生を尊ぶこともできると思うのに自分の生、すなわちいかに生きるかということそれを知らない人は死んでいるのと同じ人間は不思議で同じように目や耳や鼻があって同じ姿形をしているのに人間を捨てた人たちが平気で人の上に立ったりしているいや、人の
2022年4月26日 16:20
死を前にしたとき生きているわたしと苦しみに耐えるあなたとの輪郭の境界にあるものはなんだろうわたしはあなたに近づきたいのに近づききらない何かが横たわっているその何かが口惜しくてわたしはあなたが残したゼリーを食べてみるあなたになったつもりで食べてみてもあなたにはなりきれないかつて、あなたに誘われて食事に行ったとき「おいしいね」と言い合って食べたあの魚の煮付けには確かな味があっ
2020年6月18日 17:13
暮れ行く光を見つめながら虎はなぜおれは虎なのかと自らに問いかけたもう何日も獲物を狩れていなかった食べないことで初めて虎は考えたなぜおれは狩るのだなぜ木の実や草だけで腹を満たせないのだなぜおれは爪を立て、歯を突き立て、顎で肉を引きちぎるのだ弱った体で獲物を追いかけるが迷いが邪魔をして追いつけない虎は不思議でしかたがなかったなぜおれは虎なのだなぜ鳥や虫や馬や象
2020年5月4日 07:36
野に咲く花は咲く場所を選べない芽を出したところがたとえコンクリートの隙間でも力のかぎり咲いてその生涯を全うする歩くこともできず帰る家もなく寒さ暑さに耐えながら風に揺られて土に根を張りそれでもしあわせそうに咲いているからわたしたちは今ここに生きていること感謝しなくてはとおもう道路の脇に咲くちいさな彼らがいなければこの世界は存在しないわたしたちは生きていないこ