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Teach Your Children (CSNY): 歌詞和訳 〜 世界の子供たちの写真と映画と

最初にいきなりタネ明かしみたいなことを書いてしまうと(「種明かし」とタネを漢字で書いた方が更に言い得て妙かもしれない)、実はこの歌は、その歌詞の内容で言えば "Teach Your Children and Teach Your Parents" と呼んだ方が相応わしいような歌である。その 2つのフレーズが出てくるからというだけのことではなく、この歌の歌詞が訴えていることを踏まえれば。つまり、この歌は「親たちの世代から子供たちの世代へ」というベクトルだけでなく「子供たちの世代から親たちの世代」へというベクトルの双方向を歌っていて、そんな両者が伝え合う・教え合う・コミュニケーションして反響し合う、そんな世代間のインタラクティブなムーヴメントを歌った歌なんだと。このことの意味は、英語ネイティヴの人なら、一緒に歌って気持ちよくなるようなメロディのこの歌を歌っているだけで響いてくることかもしれないけれど、筆者としては今日 和訳してみてあらためてそのことを今まで以上に感じることができた。これは和訳作業をしてみての個人的収穫。

タイトル上の写真は、2017年9月21日の夕刻、我が街の小学校から夕陽に向かって、というか自宅に向かって、下校していく子供たち。筆者がウォーキング中に撮った動画からのキャプチャーで、この写真はたまたま女の子ばかりだけれど、少年少女が映った動画。今頃は中学生になっていたり、中にはこの春から高校生という子もいたかもしれない(件の動画は第5章にて)。 

1. Teach Your Children (CSNY): 歌詞和訳

"Teach Your Children" は Graham Nash 作曲, もともと Nash が The Hollies のメンバーだった時に作った曲なんだけれども、彼らによってレコーディングされることはなく(後年、1983年のライヴ録音ならある)、この歌は何と言っても Crosby, Stills, Nash & Young が 1970年にリリースしたアルバム "Déjà Vu" に収録されたものが有名。また、映画ファンには(もっとも筆者を含むような「旧世代」の映画ファンには、と言うべきかも)、CSNY を知らずとも、1971年のイギリス映画「小さな恋のメロディ」に使われたこの曲なら知っている、聴いたことがある、という人はわりと多いかなと思う。

2001年9月から趣味で好きな「洋楽」系の英語の歌の歌詞を和訳してきたけれど、この歌の歌詞については今日午前、翻訳。出来たてのホヤホヤ。まだ推敲が不十分かもしれない(と予め言い訳!)。

言い訳めいたことをもう少し書いておこう(笑)。この歌の歌詞、難解な単語はひとつもないけれど、しかしそれでいて、日本語に訳そうと思うと実はそんな簡単じゃないことに直ぐ気づいた。複数の主語をそれぞれどうとるのか、代名詞のいくつかをどう解釈するのかにしたって、少なくとも「一筋縄でいく」とは言えないなぁと。そんなわけで、もしも(「もしも仮に」と書いておきたい、笑)そのうち、これは意訳どうこうでなく間違いではないかと思うような箇所を発見したら、その時はまたあらためて note に投稿すると思う。もちろん今日のこの note 投稿を削除したりはしないで。

さて、アルバム "Déjà Vu" は 1970年3月11日にリリースされた。この 3月11日というのはもちろん偶然だし、2011年よりも 41年も前のこと。それに日本ではなくてアメリカ合州国でのことだけど、しかし 3月11日という日付を見てしまうと、このアルバムに収められたこの曲のメロディと歌詞の中にある「未来に向かっていく」力強さ、それらと日付は同じ3月11日でも 2011年3月11日に日本で起きた悲劇との対比で、曲から全く離れてこの日付そのものにあらためて何か表現し難い悲しみを感じざるを得ない。そう思って、本 note 投稿の最後に 2つほど筆者の過去の note 投稿へのリンクを加えることにした。

以下、"Teach Your Children", その歌と歌詞、および筆者による和訳歌詞。本 note 投稿の冒頭でいきなり書いてしまったことをもう一度書いておくと、実はこの歌、その歌詞の内容で言えば "Teach Your Children and Teach Your Parents" と呼んだ方が相応わしいような歌である。その 2つのフレーズが出てくるからというだけのことではなく、この歌の歌詞が訴えていることを踏まえれば。

しつこく冒頭の自分の文章から転載して続けておくと、つまり、この歌は「親たちの世代から子供たちの世代へ」というベクトルだけでなく「子供たちの世代から親たちの世代」へというベクトルの双方向を歌っていて、そんな両者が伝え合う・教え合う・コミュニケーションして反響し合う、そんな世代間のインタラクティブなムーヴメントを歌った歌なんだと。このことの意味は、英語ネイティヴの人なら、一緒に歌って気持ちよくなるようなメロディのこの歌を歌っているだけで響いてくることかもしれないけれど、筆者としては今日 和訳してみてあらためてそのことを今まで以上に感じることができた。これは和訳作業をしてみての個人的収穫。この収穫がうれしくて、要は本 note 投稿の冒頭と第1章のここで、同じことを 2回書いてしまった(笑)。

Teach Your Children 〜 from "Déjà Vu" by Crosby, Stills, Nash & Young, released on March 11, 1970

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。英語歌詞・原詞は公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.9.1 加筆/削除/編集)。

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この世界でいま歩みを進めている君たちには
これで生きていくんだという道標が必要に違いない
だからこそ誰でもない 自分自身になることさ
なぜって 過去はいつも過ぎ去っていくものだからね

子供たちにはよく教えてあげることだ
父親たちの苦悩が ゆっくりと消えていったことを
子供たちには 君らが見た様々な夢を伝えるんだ
子供たちが何かを掴んだことを 君はきっと知ることになるよ

でも何故だなんて訊かないことさ、もし彼らが答えれば 君はただ泣くだけなんだ
だから彼らをただ眺めていればいい、それで ああ彼らは自分を愛してるんだって分かるから

感じやすい年頃の君たちは (聞くことができるかい, 気に掛けてるかい)
でもまだ恐れというものを知らない (分かるかい)
年嵩のいった人たちは その恐れによって大人になったんだ (僕らは自由でなくちゃいけない)
だから 君らは助けてあげてほしい (君の子供たちに教えるんだ)
その若い力で彼らをね (君が信じることを)
彼らは真理を探し求めてるんだ (世界を作るんだ)
死ぬその時まで (僕らが生きることができる世界を)

親たちにはよく教えてあげることだ
子供たちの苦悩が ゆっくりと消えていくことを
親たちには 君らが見た様々な夢を伝えるんだ
親たちが何かを掴んだことを 君はきっと知ることになるよ

でも何故だなんて訊かないことさ、もし彼らが答えれば 君はただ泣くだけなんだ
だから彼らをただ眺めていればいい、それで ああ彼らは自分を愛してるんだって分かるから

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*注釈を付け出したらやや大袈裟に言えばキリがないけれど、ひとつ、歌詞の中に出てくる "hell" というのは、ここではもちろん幾つかの宗教で使われる宗教用語としての「地獄」ということではなく、言わば「(地獄のような)塗炭の苦しみ」「生き地獄」「修羅場」「苦悩」といった意味になる。

歌詞を訳していて思った、「人生のポケット」というものも、そんな "hell" というもののひとつなんだろうなと。

2. "Teach Your Children" が使われた「小さな恋のメロディ」をきっかけに 〜 映画にまつわる思い出を果てしなく(笑)

「小さな恋のメロディ」は 1971年公開のイギリス映画。原題は "Melody", 主役の一人でトレイシー・ハイドが演じたメロディ・パーキンスの名前がタイトル。トレイシー・ハイドは調べると 1959年5月16日生まれで、1960年911生まれの筆者と 1歳しか違わない(面識ないけど、笑)。もう一人の主人公ダニエル・ラティマーを演じたマーク・レスターはやはりいま調べてみたら 1958年7月11日生まれ、筆者とは 2歳しか違わない(しつこいけど面識はない、笑)。この映画が公開された時の二人は 12歳と13歳、映画撮影当時は 11歳と12歳ってとこかな。物語の設定が 11歳の女の子と男の子の恋だから、ほぼピッタリというわけだ。

この映画はイギリスでの公開が 1971年4月21日、日本では 1971年6月26日ということで、筆者は小学校 5年、11歳になる年のことだから、完全に同世代映画ってわけだ。

筆者は子供の頃から映画と音楽が大好きで、それは多分に 3歳年上の実兄の影響のお陰があってということになるけれど、当時中学生の兄がよく雑誌「スクリーン」を読んだりしていたから、筆者も結構ませガキになってあれを読んだり見たりして、銀幕の中の世界みたいなものに憧れたりもした。出演映画を映画館で観なくても、幾つかはテレビで放映されたものを観ることができて、まだ小学生ながら、好きな女優はイタリアのクラウディア・カルディナーレだったり、フランスのドミニク・サンダだったり、アメリカのキャサリン・ロスだったりした。キャサリン・ロスについては当然ながら以下の note 投稿で触れている。

さて、話を「小さな恋のメロディ」に戻すと、この映画、本国イギリスやアメリカでは(意外なことに?けっこうアメリカ人とか好きそうな話に思えるのだが)ヒットしなかった一方で、日本だけでなく、そのほかアルゼンチン、チリといった「情熱の」ラテンアメリカ諸国などでも大ヒットしたらしい。本 note 投稿で取り上げている CSNY の曲だけでなく、ビージーズ (Bee Gees) の曲がたくさん使われていて、サントラもかなりいいので、その面でも、ある程度のヒットをすること自体はわりと自然な成り行きのような気もするが。

筆者がこれを観たのは高校生の時。当時つき合っていた同じ高校の彼女と映画館で観た。だからリヴィヴァル。筆者は 10歳の頃に既に手塚治虫の「やけっぱちのマリア」のお陰で「子供の作り方」など具体的に理解していたけれど、

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(「やけっぱちのマリア」については以下に)

(「聖母マリア」「受胎告知」"処女懐妊", それと手塚治虫作「聖女懐妊」なら)

*上の note 投稿の中の「Mother Mary が実際と違って『聖母マリア』つまり Virgin Mary だったのなら 〜 そこで想い出した、手塚治虫の名作短編漫画 『聖女懐妊』」という長い見出し(他の章見出しも長いけれど、笑)の章で、手塚治虫のその名作について書いている。

あ、やばい、話が飛んでいる。「飛びます、飛びます」(坂上二郎、筆者と同世代なら大抵の人は!許してくれるこの展開)。

さて、ようやく話を戻しますと(上の手塚治虫作・少年少女向け性教育漫画とも言える「やけっぱちのマリア」のくだりにちょこっと帰って そこからまたここに戻ってきてください、笑)、

そんな筆者が、11歳同士の少年少女のませた恋愛話を 16歳の頃に彼女と観たわけで、何というか微笑ましい話の映画だなぁという印象を持ったのではあるんだけれど、はて、どうして当時 あの映画を彼女と映画館で観たのかな?

思い出してみると、当時の日本での映画館公開の映画というのはわりと二本立て上映になっているようなパターンが多くて、もう一本の当時ロードショーがかかってヒットしていた新作との抱き合わせ(彼女と抱き合わせじゃなくて、そんなこと誰も言ってないか、爆・一人爆笑)で観たんじゃなかったかなと思う。

高校の時のその彼女と実際につき合っていたのは 1年間ぐらいだったけれど(小中だけでなく高校まで同じだった幼馴染みみたいな相手なので近年でも小中同窓会とか出席する機会があれば再会して笑い合ったりするわけでその程度ここに書いたってお互いどうってことないのだ)、あのころ映画館で一緒に観た映画で思い出すのは他には「ロッキー」や「スター誕生」で、

「スター誕生」(原題 "A Star Is Born")はもちろん 1937年のではなく、ジュディ・ガーランド主演の1954年版でもなく、当然ながらレディ・ガガ主演の2018年版でもなく、バーブラ・ストライサンドとクリス・クリストファーソンが主人公の二人を演じたヴァージョン。本国アメリカでは 1976年12月17日公開の映画だが、日本では 1977年3月12日公開だったようで(もうすぐ44周年!)、筆者はその時、高校1年の最後、春休み。

何だかまた話が飛んでしまったようだけれど、「飛びます、飛びます」(坂上二郎、筆者と同世代なら大抵の人は!許してくれるこの展開)。

また話を戻しますと(笑)、筆者が高校1年当時の彼女と「小さな恋のメロディ」を観たのは、上掲の「スター誕生」とのカップリングで観たのだったかもしれない。何しろ 44年も前の話、少なくとも今日時点の記憶の限りではという条件付きだけれど(「小さな恋のメロディ」を観たこと自体は確かな、紛れもない事実)。

まぁとにかく高校当時の彼女と観たそのイギリス映画「小さな恋のメロディ」、監督はワリス・フセインというイギリスで活躍し今も健在のテレビ番組・映画のディレクターで要するに世界的に著名な人物というのではなかったけれど、脚本は後にハリウッドなどで活躍することになるイギリス人映画監督アラン・パーカーの手によるものだった。「ミッドナイト・エクスプレス」(原題 "Midnight Express", 1978年)、「フェーム」(同 "Fame", 1980年)、「ピンク・フロイド ザ・ウォール」(同 "Pink Floyd The Wall", 1982年)、「バーディ」(同 "Birdy", 1984年)、そのほか挙げるとどんどん長くなってしまうのでこの辺で切るけれど、要するにいい映画をたくさん世に送り出した人(残念ながら2020年7月31日他界)。

「ミッドナイト・エクスプレス」は学生時代に映画館で観たし、「ピンク・フロイド ザ・ウォール」はテレビで観たような気がするな。それから「バーディ」は自分にとって大事な大事な映画、これは結婚前に妻と映画館で観た。

そうだ、そうだ、そう言えば(ちょっとわざとらしいか、笑)

妻と映画館で観た映画で印象に残っている映画のひとつ、「ダウン・バイ・ロー」(原題 "Down by Law", 1986年, 監督・脚本はジム・ジャームッシュ)からの一コマを投稿タイトル上に使ったのはこれ。

そうだ、そうだ、そう言えば(ちょっとわざとらしいか、笑)

妻と映画館で観た映画でいま現在、一番印象に残っているのは、わりと近年のこれかな。ダイアン・キートン、モーガン・フリーマンが夫婦を演じた "5 Flights Up", 邦題「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」はもう少し洒落た訳し方があってもいいんじゃないかなと思ったけれど。

あの映画を妻と観たのは 2016年2月21日。映画で使われていた Van Morrison の珠玉の名曲 "Have I Told You Lately" も実に沁みた。翌月 2016年3月13日、我々の28回目の結婚記念日がたまたま日曜日に重なって、Inter FM の Barakan Beat 放送日。その数日前に妻には秘密で ブロードキャスターのバラカンさん(ピーター・バラカン)に妻へのメッセージを託しつつ同番組で Van Morrison の "Have I Told You Lately" をかけてもらうべくリクエストのメールを送ったところ、当日、妻宛てメッセージもこの曲もともにオンエアーしてくれて、あれは本当にいい思い出になった。

Have I Told You Lately 〜 from Van Morrison's 1989 album "Avalon Sunset" 

そうだ、そうだ、そう言えば(そろそろしつこいか、笑)

上のくだり(「上の下り」ではなくて「上に書いた件 (くだり)」のこと!)で、「バラカンさん」とピーター・バラカン氏を「さん」付けした理由は、以下のリンク先の note 投稿テキスト内、「『人生そのものが表現と言っていいアーティスト』、エリック・クラプトン」という見出しをつけた章の中で書いた(「書いた」と「触れた」の中間ぐらい)。

そうだ、そうだ、そう言えば(そろそろかなりしつこい、笑)

結婚前に妻と観た映画の話に戻ると、いろいろあるけれど、ナスターシャ・キンスキー主演の「マリアの恋人」(原題 "Maria's Lovers", 1984年アメリカ映画)も観たなぁ。「バーディ」も「マリアの恋人」も、アメリカでの公開時期より若干遅れての日本公開だったけれど。

「マリアの恋人」は日本では 1985年12月14日公開だから、筆者自身はこれは分かって当然だけど、この映画は初めて妻と一緒に観た映画に違いない。

ここまでマジで話がどんどん飛んでしまったけれど、「飛びます、飛びます」(坂上二郎、筆者と同世代なら大抵の人は!許してくれるこの展開)。

でも「マリアの恋人」、ここで上の方で言及した「やけっぱちのマリア」に戻ったりもできるか、「マリア」つながり(笑)。

マリアと言えば、"When I find myself in times of trouble, Mother Mary comes to me" ♫ というわけで、「マリア」つながり(笑)。まぁこの歌詞では「メアリー」だけどね、「メアリー」は「マリア」。

3. Teach Your Children (CSNY): 歌詞和訳 〜 映画「小さな恋のメロディ」とともに

ではでは、再び、Crosby, Stills, Nash & Young の "Teach Your Children" を、筆者による和訳歌詞とともに。

Teach Your Children 〜 with the footage from 1971 film "Melody"

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。英語歌詞・原詞は公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.9.1 加筆/削除/編集)。

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この世界でいま歩みを進めている君たちには
これで生きていくんだという道標が必要に違いない
だからこそ誰でもない 自分自身になることさ
なぜって 過去はいつも過ぎ去っていくものだからね

子供たちにはよく教えてあげることだ
父親たちの苦悩が ゆっくりと消えていったことを
子供たちには 君らが見た様々な夢を伝えるんだ
子供たちが何かを掴んだことを 君はきっと知ることになるよ

でも何故だなんて訊かないことさ、もし彼らが答えれば 君はただ泣くだけなんだ
だから彼らをただ眺めていればいい、それで ああ彼らは自分を愛してるんだって分かるから

感じやすい年頃の君たちは (聞くことができるかい, 気に掛けてるかい)
でもまだ恐れというものを知らない (分かるかい)
年嵩のいった人たちは その恐れによって大人になったんだ (僕らは自由でなくちゃいけない)
だから 君らは助けてあげてほしい (君の子供たちに教えるんだ)
その若い力で彼らをね (君が信じることを)
彼らは真理を探し求めてるんだ (世界を作るんだ)
死ぬその時まで (僕らが生きることができる世界を)

親たちにはよく教えてあげることだ
子供たちの苦悩が ゆっくりと消えていくことを
親たちには 君らが見た様々な夢を伝えるんだ
親たちが何かを掴んだことを 君はきっと知ることになるよ

でも何故だなんて訊かないことさ、もし彼らが答えれば 君はただ泣くだけなんだ
だから彼らをただ眺めていればいい、それで ああ彼らは自分を愛してるんだって分かるから

4. Déjà Vu 〜 Crosby, Stills, Nash & Young

今日、この note 投稿で取り上げている "Teach Your Children" 収録のアルバム。

Déjà Vu 〜 by Crosby, Stills, Nash & Young, released on March 11, 1970 ... YouTube 上から消えてる, でもそれも何となくデジャヴ, 既視感(笑)( ... 以降, 2021年11月19日に加筆編集!)

Side one
1. "Carry On"
2. "Teach Your Children"
3. "Almost Cut My Hair"
4. "Helpless"
5. "Woodstock"

Side two
1. "Déjà Vu"
2. "Our House"
3. "4 + 20"
4. "Country Girl (Whiskey Boot Hill, Down Down Down, Country Girl (I Think You're Pretty))"
5. "Everybody I Love You"

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*このアルバムには "Almost Cut My Hair" が収録されているので、以下でも紹介している。

5. Teach Your Children (歌詞和訳) 〜 日本

2017年9月21日の夕刻、我が街の小学校から夕陽に向かって、というか自宅に向かって、下校していく子供たち。筆者がウォーキング中に撮った動画。今頃は中学生になっていたり、中にはこの春から高校生という子もいたかもしれない。 

このヴィデオの下に、CSNY "Teach Your Children" へのリンクとその歌詞、筆者による和訳歌詞を再び三度、掲載。

Girls and Boys on the way to the glow of the sky at sunset ...😲 .. nope .. on the way home from a primary school in our town, at 5:08 pm September 21, 2017 

"Teach Your Children" https://youtu.be/dQOaUnSmJr8 ♫ (CSNY)  

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。英語歌詞・原詞は公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.9.1 加筆/削除/編集)。

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この世界でいま歩みを進めている君たちには
これで生きていくんだという道標が必要に違いない
だからこそ誰でもない 自分自身になることさ
なぜって 過去はいつも過ぎ去っていくものだからね

子供たちにはよく教えてあげることだ
父親たちの苦悩が ゆっくりと消えていったことを
子供たちには 君らが見た様々な夢を伝えるんだ
子供たちが何かを掴んだことを 君はきっと知ることになるよ

でも何故だなんて訊かないことさ、もし彼らが答えれば 君はただ泣くだけなんだ
だから彼らをただ眺めていればいい、それで ああ彼らは自分を愛してるんだって分かるから

感じやすい年頃の君たちは (聞くことができるかい, 気に掛けてるかい)
でもまだ恐れというものを知らない (分かるかい)
年嵩のいった人たちは その恐れによって大人になったんだ (僕らは自由でなくちゃいけない)
だから 君らは助けてあげてほしい (君の子供たちに教えるんだ)
その若い力で彼らをね (君が信じることを)
彼らは真理を探し求めてるんだ (世界を作るんだ)
死ぬその時まで (僕らが生きることができる世界を)

親たちにはよく教えてあげることだ
子供たちの苦悩が ゆっくりと消えていくことを
親たちには 君らが見た様々な夢を伝えるんだ
親たちが何かを掴んだことを 君はきっと知ることになるよ

でも何故だなんて訊かないことさ、もし彼らが答えれば 君はただ泣くだけなんだ
だから彼らをただ眺めていればいい、それで ああ彼らは自分を愛してるんだって分かるから

6. Teach Your Children 〜 ロシア(当時はソ連)

1983年5月3日、当時のソヴィエト連邦にて。バイカル湖がある街イルクーツクで出会った子供たちに誘われて、彼らの学校(中学校)を訪問。子供たちや校長先生とともに記念写真。

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7. Teach Your Children 〜 フランス

1983年6月11日、フランス・パリにて筆者撮影(以下 2枚)。自転車の乗り方を娘さんに教えるパリジャンの親父さん。

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同日、上掲写真の撮影現場の近く、サッカーに興じるパリっ子たち。

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8. Teach Your Children 〜 ギリシャ

1983年8月1日、ギリシャ・サントリーニ島(地中海に浮かぶ島々のひとつ)にて筆者撮影。サントリーニを発ってアテネに戻る日に撮った、可愛い少女と彼女の可愛いけれど大柄の弟。相当に重たそうだけど、この女の子、力持ちだった(笑)。

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9. Teach Your Children 〜 トルコ

トルコ・イスタンブールで撮った写真を 4枚。

1983年8月17日、トルコ・イスタンブールにて筆者撮影。じゃなかった、左端が筆者なので誰かに撮ってもらったんだった。たまたま出会ったスペインからの旅行者グループと記念写真(子供が写ってるし、笑)。

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1983年8月20日、イスタンブールの街を表通りから路地裏までぶらついていた時の筆者の撮影。子供たちには、どんなところでも遊び場にしてしまう「天性の能力」がある。

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1983年8月25日、イスタンブールにて。別に美女や美男になる必要はないけれど、この女の子、西暦2,000年ごろにミス・イスタンブールになってるかも。

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この子(もちろん右端の子)はたぶん、西暦1998年のミス・イスタンブール!

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10. Teach Your Children 〜 シリア

1983年9月7日、シリアでの一コマ。首都ダマスカスに次ぐ(人口規模など)第2の都市アレッポにて筆者撮影。絶対に今も生きていてほしい。

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11. Teach Your Children 〜 ヨルダン

1983年9月21日、ヨルダン・アンマンにて筆者撮影。アンマン市内にあるパレスチナ難民キャンプの子供たち。

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12. Teach Your Children 〜 パレスチナとイスラエル

1983年10月7日、イスラエル・テルアヴィヴにて筆者撮影(以下、2枚)。写真に写っているのはイスラエル人の家族ではなく、同日、パレスチナのガザ地区から来ていたパレスチナ人一家。

悲しいことに、そしてイスラエルという国に対しては腹立たしいことに、1967年の第三次中東戦争でのイスラエルによる侵攻以来、パレスチナのガザ地区と東エルサレムを含むヨルダン川西岸地区は 2021年の今現在もイスラエルの軍事的かつ政治的コントロール下にあるが(1967年11月22日採択のイスラエルの不当な守護者・擁護者アメリカ合州国さえ拒否権を発動しなかった国連安保理決議242号を含む複数の同 安保理決議に違反し続けている)、それでも当時のガザ地区は現在のようにイスラエル側のボーダーをイスラエル軍によって軍事封鎖されておらず(現在エジプト側のボーダーもエジプト政府が閉鎖していることが多く同ボーダーもエジプト側のコントロール下にある)、今では悲しいかな信じられないような話ではあるが、1983年10月7日当時、筆者は同日、当時イスラエルの軍事占領下にあったパレスチナ・ガザ地区からイスラエルのテルアヴィヴにやって来たパレスチナ人一家と出会っている。

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パレスチナに平和を! パレスチナ人、イスラエル人、全ての人に自由と平和を!

13. Teach Your Children 〜 イラン

1983年11月16日、イラン・テヘランにて筆者撮影(以下、2枚)。街をぶらついていた時に出会った子供たち。みんな元気でいてくれるといいなぁ!

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14. Teach Your Children 〜 Every Picture Tells a Story

前章までに載せたのは筆者の 1983年の海外「放浪」時の写真だったので、以下の note 投稿を。理由はそれだけでなく、この投稿テキストの中に筆者による和訳歌詞とともに載せた Rod Stewart の歌 "Every Picture Tells a Story", この歌詞をチェックすると分かってもらえると思うけれど、この歌の歌詞に登場する父親、けっこう "Teach Your Children" (Teach His Son) している人だなぁと。

15. Teach Your Children 〜 Teach Our Child, I think we've taught our son ってな訳で、妻と息子の写真

あ、俺も写ってた(笑)。写真については、以下の筆者の note 投稿リンクの下に掲載。

2002年12月28日と29日、箱根で撮った写真 4枚。写真 4枚の下に載せるのは、当時、家族で箱根にある「星の王子さまミュージアム」に行ったことを思い出し、今日取り上げた歌 "Teach Your Children" の歌詞を想いつつ併せて載せたくなった、サン=テグジュペリの「星の王子さま」の巻頭にある献辞。

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16. Teach Your Children 〜 「いまを生きる」、「ブレードランナー」/「2001年宇宙の旅」

本 note 投稿で筆者による和訳歌詞とともに取り上げた歌 "Teach Your Children" は、Crosby, Stills, Nash & Young のアルバム "Déjà Vu" の収録曲で、同アルバムのリリース日は 1970年3月11日。

それで、第1章「Teach Your Children (CSNY): 歌詞和訳」の中で、以下のように書いていた。

さて、アルバム "Déjà Vu" は 1970年3月11日にリリースされた。この 3月11日というのはもちろん偶然だし、2011年よりも 41年も前のこと。それに日本ではなくてアメリカ合州国でのことだけど、しかし 3月11日という日付を見てしまうと、このアルバムに収められたこの曲のメロディと歌詞の中にある「未来に向かっていく」力強さ、それらと日付は同じ3月11日でも 2011年3月11日に日本で起きた悲劇との対比で、曲から全く離れてこの日付そのものにあらためて何か表現し難い悲しみを感じざるを得ない。そう思って、本 note 投稿の最後に 2つほど筆者の過去の note 投稿へのリンクを加えることにした。


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