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人生のポケットから出る方法はどこかにある

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自分の「人生のポケット」は、2001年の晩秋頃もしくは2002年初夏辺りから、2016年1月終わり頃まで。同年1月末か2月初め頃、脱出した。
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人生のポケットから出る方法はどこかにある

幸いにして(幸いにして空は青く澄んでた、嘘のように *3)自分は既に「人生のポケット」から出ている。そして、2度とあの「ポケット」に嵌まり込むことはないだろうと断言できる。まぁ起きていない先のことについて断言するのは本当は誰にも出来ないんだろうが、主観で言うなら断言していいだろうと。 タイトルの上に載せた写真は、2016年7月に撮った写真。家から歩いて10分程度のところで咲いていた向日葵。日が落ちてから散歩に出たら、暗がりで綺麗に咲いている向日葵を見つけたので、思わず撮りた

トーキング・ヘッズ "Road to Nowhere" 歌詞和訳

我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか 〜 ポール・ゴーギャン前から思ってるんだけど(本 note 第4章), トーキング・ヘッズ "Road to Nowhere" のタイトルと歌詞, そして同曲が収められた, 彼らの 1985年リリースのアルバム "Little Creatures" のカヴァーの絵は, なんというか, そこはかとなくと言いましょうか, ポール・ゴーギャンのあの有名な絵とそのタイトルに重なるところがあるのであります。 ポール・ゴーギ

ポール・サイモン 80歳の誕生日に 〜 ポール・サイモンの歌, 歌詞和訳とアルバム・レヴュー

今までに ポール・サイモンの歌の歌詞を 随分と和訳していた。ポール・サイモン 80歳の誕生日記念でこれまで note に載せてきたものを集めたら(本 note 第7章以降, 19曲; 2022年6月16日現在 22曲), 予想以上の数。一瞬, 課金したい念に駆られた(笑)。因みに今日のタイトル写真にあるフレーズは, "Hearts and Bones" の歌詞の一部。いつかあの歌の歌詞和訳もしてみたい ♫ .............................. *一

ポール・サイモン, Still Crazy After All These Years (1975) 〜 9/10曲(+)聴き倒し, 4曲歌詞和訳つき

* 2022年6月11日, 本アルバム収録曲 "Gone at Last" の歌詞を和訳し note にアップしたので, 本 note にもそれを加え, note タイトル該当部分も「3曲歌詞和訳つき」から「4曲歌詞和訳つき」に更新した。 グラミー賞 最優秀アルバム賞 受賞(1976年)本作は 1976年のグラミー賞最優秀アルバム賞受賞作。ポール・サイモン(1941年10月13日生まれのポピュラー音楽界の小さな巨人, 今年の誕生日で80歳)は自身が殆どの収録曲を作詞作曲した

ポール・サイモンのゴスペル調ロック "Gone at Last" 〜 歌詞和訳

Paul Simon が Phoebe Snow (July 17, 1950 – April 26, 2011) とデュエットし, ゴスペル・シンガーである Jessy Dixon (March 12, 1938 – September 26, 2011) による Jessy Dixon Singers がコーラスを付けたアップテンポの曲。1975年10月25日にリリースされ, 翌年グラミー賞の最優秀アルバム賞を受賞した Paul Simon の 4枚目(S&G解散後では

澄み切った青空を見て 悲しくなる時もある, 「人生 舐めんなよ」

まぁ自分の場合は, そういう時もあった, ということです。幾年にも及ぶ長い間のことだったけれど, まぁそんな時が続いた時代があったという過去の話。 澄み切った青空を見て 悲しくなる時もある 昨日は文字通り「雲ひとつない青空」という言葉が相応しい見事な快晴の日で, 午前中外に出た時に「やっぱりこういう空を見ると気持ちいいもんだなぁ」と思った。要するに, 清々しい気分にさせてくれる, 澄み切った青空。 その後, ちょっとした切っ掛けがあって, 今から6年近く前に終わった自分に

Ol' '55 (Tom Waits) 〜 歌詞和訳

トム・ウェイツを初めて知ったのはわりと遅かった, ジム・ジャームッシュ監督映画「ダウン・バイ・ロー」(1986年)名前はそれ以前から耳にしていたけれど, 自分が初めてトム・ウェイツを意識したのは 1986年のたぶん12月。 以下の note 自体は 主として今世紀に入ってからの出来事を書いたものだけど, タイトル写真は, 1986年公開, 当時, 昔々の結婚前に妻と一緒に観た映画のワンシーンをキャプチャーしたもので, この映画のこともわりと紙幅ならぬ note 幅を割いて書

ドアーズ "Break On Through (To the Other Side)" 〜 歌詞和訳

これって 1年ほど前に note 投稿したことがあるんだけど, 何気に, あらためて投稿することにした。前に自分で書いた「周辺」テキストも部分的に転載して, それに少し加筆するといった些か横着なやり方で。 前説 この曲はドアーズの 1967年1月リリースのデビュー・アルバム, その名も "The Doors" のオープニング・トラックにして同アルバムからの最初のシングル, つまりは彼らのデビュー・シングル曲。同年4月に同じアルバムからシングル・リリースされて同7月には Bi

トム・ウェイツ "Ol' '55" 〜 ラジオで誕生日リクエストがオンエアされた ♫

自分の誕生年は '55 じゃなくて '60 だけどね。昨夜放送のラジオで, 一昨日 9月11日 の自分の誕生日祝いのリクエスト曲, オンエア(ってこの趣旨で使うのはたぶん和製英語かなと思うけれど)。その記念 note ♫ 誕生日は 911InterFM897, 日曜日 18:00-20-00 Barakan Beat 2021年9月12日(生)放送でオンエアされた, 自分の誕生日祝いのリクエスト曲は, 上掲リンク先 note 最終章 2021年9月11日 〜 人は生まれる時

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911 直後のトム・ペティ "I Won't Back Down" 〜 歌詞和訳

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識により掲載していた英語歌詞を削除しました。英語歌詞・原詞は公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.8.30 加筆/削除/編集)。 .............................. I Won't Back Down 〜 Tom Petty (October 20, 1950 – October 2, 2017) and the Heartbreakers LIVE on September 21, 2001, 10 days after "911" そうさ、俺は引き下がらない 俺は引き下がらないぜ どんなに窮地に立たされたって それでも俺は引き下がらない この大地に立ってやるよ 振り回されたりしない この世界に引きずり倒されたりはしない ここは俺の場所さ 俺は一歩も引かないぜ なぁ、らくしようとしてもダメさ なぁ、俺はこの足で立ってやるよ 俺は引き下がらないってことさ 何が正しいかぐらいわかってるよ 一つのいのち、1回の人生 俺を手荒に扱うこの世界を生きていく だけど俺はこの足で立ってやる 俺は引き下がらないぜ なぁ、らくしようとしてもダメさ なぁ、俺はこの足で立ってやるよ 俺は引き下がらないってことさ なぁ、らくしようとしてもダメさ 俺は引き下がらないぜ なぁ、らくしようとしてもダメなのさ なぁ、俺はこの足で立ってやるよ 俺は引き下がらないぜ だから 俺はこの足で立ってやるよ 俺は引き下がらないってことさ 俺は引き下がらないぜ .............................................................................. https://note.com/dailyrock/n/n3620efd0068d https://note.com/dailyrock/n/n688d3ed203a5 https://note.com/dailyrock/n/n7a30d5f3ddd9

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I Won't Back Down (歌詞和訳) 〜 トム・ペティ

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識により掲載していた英語歌詞を削除しました。英語歌詞・原詞は公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.8.30 加筆/削除/編集)。 .............................. I Won't Back Down 〜 the lead single from "Full Moon Fever" (April 1989) by Tom Petty (October 20, 1950 – October 2, 2017) そうさ、俺は引き下がらない 俺は引き下がらないぜ どんなに窮地に立たされたって それでも俺は引き下がらない 俺はこの大地に立ってるのさ 振り回されたりしない この世界に引きずり倒されたりはしない ここは俺の場所さ 俺は一歩も引かないぜ なぁ、らくしようとしてもダメさ なぁ、俺はこの足で立ってやるよ 俺は引き下がらないってことさ 何が正しいかぐらいわかってるよ 一つのいのち、1回の人生 俺を手荒に扱うこの世界を生きていく だけど俺はこの足で立ってやる 俺は引き下がらないぜ なぁ、らくしようとしてもダメさ なぁ、俺はこの足で立ってやるよ 俺は引き下がらないってことさ なぁ、らくしようとしてもダメさ 俺は引き下がらないぜ なぁ、らくしようとしてもダメなのさ なぁ、俺はこの足で立ってやるよ 俺は引き下がらないぜ 俺は引き下がらないぜ ....................................... (2004年2月21日 訳) http://dailyrock.konjiki.jp/utainobd.html (スマホではOS次第で文字化け)

Teach Your Children (CSNY): 歌詞和訳 〜 世界の子供たちの写真と映画と

最初にいきなりタネ明かしみたいなことを書いてしまうと(「種明かし」とタネを漢字で書いた方が更に言い得て妙かもしれない)、実はこの歌は、その歌詞の内容で言えば "Teach Your Children and Teach Your Parents" と呼んだ方が相応わしいような歌である。その 2つのフレーズが出てくるからというだけのことではなく、この歌の歌詞が訴えていることを踏まえれば。つまり、この歌は「親たちの世代から子供たちの世代へ」というベクトルだけでなく「子供たちの世代

Tears in Heaven (Eric Clapton) 〜 歌詞和訳

最初の章ではエリック・クラプトンの "Tears in Heaven", その歌と歌詞と筆者による和訳歌詞を掲載。次の章は 'Tears' つながりで同じ Clapton の歌、しかしそこから先は「ブレードランナー」の "Tears in Rain" シーンで始まるカオス。 カオスの始まりは、'Tears in' つながりながら、だいぶ趣が異なるリドリー・スコット監督の映画「ブレードランナー」終盤の "Tears in Rain" シーン、そのロイ・バッティ(レプリカント)

エリック・クラプトン、「人生そのものが表現と言っていいアーティスト」の "River of Tears" 〜 歌詞和訳

Me and Eric Clapton 音源てんこ盛りクラプトン、2004年に "Me and Mr. Johnson" というアルバムをリリースしている(Johnson というのはもちろん Robert Johnson のこと)。そのアルバム・タイトルに肖って(「あやかって」ってこの漢字なんだ!)、世に決して少なくない超絶技巧のテクニックのギタリストとは全然タイプが異なるクラプトンのギターが好きな筆者による、超絶大胆な章見出し(笑)。 そうか、完全に「肖る」のなら "Me