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「いま・ここ」の欲望を満たすためのサブカルチャー消費の危うさ —推し・エモの行方
映画『花束みたいな恋をした』では、菅田将暉演じる主人公(の片方)の麦は就職してから好きだったはずのサブカルチャーが息抜きと思えなくなり、恋人に「もうパズドラしかやる気しない」と言い放つ様子が描かれた。同作を取り上げた三宅香帆『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』は、労働と読書の歴史を遡ることで、本が読めない理由は単に長時間労働によって余暇時間がとれないというだけでなく、人間を「ノイズを除去」した
もっとみるRIIZE「Impossible」のMVを読み解いて、謎のAI生成映像を解読する
ここ1年ほどの間にデビューしたKPOPボーイズグループの中でも高い注目を浴びているRIIZE。彼らのボーカルやダンスのクオリティの高さは誰もが認めるところだろう。
そんな彼らは優秀なパフォーマーである一方で、プロデューサー気質はそれほどないように見える。アイドルなんだからそれはそうだろうと思うかもしれないが、KPOPアイドルは自分で曲を書いたりプロデュースに積極的に関わったりすることも少なくない
KPOPの楽曲リリースは一大イベント!ティザーやMVを活用した巧みな広報戦略
KPOPアイドルの中では、楽曲のリリース時にティザーやMVの公開、音楽番組への出演などを高頻度で行い、それ以外の期間はあまり表に出ず制作やパフォーマンスの練習にあてるという活動スタイルが一般的です。この楽曲リリースに合わせた一連の流れはカムバック(カムバ)と呼ばれています。
今回は、カムバ期間にリリースされる様々なコンテンツのうち、特にSNSに投稿されるティザーやMVに注目し、その特徴を深堀りし
KPOPアイドルにとって成功とは何か?オタクの視点から韓国の音楽産業を捉える。#韓ドルオタクとボカロP
アジア発の音楽でありながら、日本や中国といった周辺国にとどまらず欧米にも多くのファンを獲得しているKPOP。不安定な文化産業において、コンスタントに起こっているようにみえるアイドルの商業的成功はどのような仕組みに支えられているのでしょうか。今回は、、オタク目線からKPOPアイドルの戦略や韓国の音楽産業をみていきます。
対談参加者
片瀬:文化社会学を勉強中のボカロP。音楽は好きだが、アイドルとは