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芸術の部屋

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芸術・創作に関してのまとめです。 有名作家の作品から無名の方々の作品まで、その実績に関わらず心に響いた作品&作家さんを集めてみました。 絵画も立体造形もハンドメイド作品も、あくま…
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#展覧会

京都国立博物館 特別展「雪舟伝説」ー「画聖」の誕生ー~展覧会#58~

京都国立博物館 特別展「雪舟伝説」ー「画聖」の誕生ー~展覧会#58~

「雪舟展」ではありません!友人に「雪舟展、観てきたよ」と話した。展覧会のリーフレットは、観終わったあとに持って帰っただけで、ついさっきまで中身を見てなかった。二つ折りの中央にこんな文字が書かれていた。なんと・・・・・・

この展覧会は、雪舟の作品を展示することだけが目的ではなかった。雪舟の没後もその作品は生き続け、狩野派をはじめとする諸派の多くの画家たちの手本となり、受容されてきた。雪舟をキーワー

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2024年 生徒作品新作発表会1

2024年 生徒作品新作発表会1

 

 

「作品をご覧頂きありがとうございました。気に入って頂けましたら、
スキ・コメント・フォローなど頂けますと創作活動の励みになります。
よろしくお願い致します!」

2024年 生徒作品新作発表会2

2024年 生徒作品新作発表会2

「作品をご覧頂きありがとうございました。気に入って頂けましたら、
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よろしくお願い致します!」

京都国立博物館 特集展示「京博のお正月」など~展覧会#49~

京都国立博物館 特集展示「京博のお正月」など~展覧会#49~

今年最初の展覧会2024年最初の展覧会は、京都国立博物館です。毎年見に行っている干支の「新春特集展示」以外にも、2つの特集展示がありました。今回はこの3つの展示について紹介します。

①新春特集展示「辰づくしー干支を愛でる-」
今年の干支は「辰」。十二支の中で唯一想像上の動物である。龍は古来瑞獣として尊重されてきた。日本の龍の起源は中国にある。『史記』には、漢の劉邦は、両親が龍の夢を見て生まれたと

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兵庫県立美術館 特別展「生誕120年  安井仲治ー僕の大切な写真」~展覧会#48~

兵庫県立美術館 特別展「生誕120年 安井仲治ー僕の大切な写真」~展覧会#48~

安井仲治安井仲治(1903~1942)は、戦前に関西で活動したアマチュア写真家である。彼が大阪で産声をあげたのが1903年(明治36)の12月15日。それからちょうど120年を経過した2023年12月16日、兵庫県立美術館で安井仲治の写真展が始まった。いわば回顧展だ。

安井仲治という写真家については、何も知らなかった。彼が写真を撮り始めた1920年代は、時代でいえば大正である。記念写真や記録写真

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美容室からアートをお届け

美容室からアートをお届け

第1回 Amasアート展開催のおしらせ芸術の秋となりました。国立新美術館では11月26日まで
「日展」が開催されています。

ここ神奈川県平塚市では 新しいギャラリーで新たな公募展が開催される
運びとなりました。

美容と芸術を融合させた
湘南のアートシーンが活気づく場所でありたいと願うGallery Amasと
美術活動を通じ地域の文化振興と発展向上を願い広く
交流と親睦を深めたいと願う画材&ギ

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京都国立博物館 特別展「東福寺」~展覧会#45~

京都国立博物館 特別展「東福寺」~展覧会#45~

東福寺深緑と紅葉の名所として知られる東福寺は、京都市東山区にある臨済宗の大寺院である。私も何度か訪れたが、いま思うとたいてい秋でしたね。

東福寺を建立したのは、鎌倉時代前期の公卿である九條道家。奈良における最大の寺院である東大寺と、盛大を極めた興福寺になぞらえて、二寺の「東」と「福」の字を取り、「東福寺」と名づけた。自信満々の名前だね。
なお、九條道家は、鎌倉四代将軍となった藤原頼経の父親である

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大阪髙島屋「高野光正コレクション 発見された日本の風景」~展覧会#42~

大阪髙島屋「高野光正コレクション 発見された日本の風景」~展覧会#42~

スタートは2021年京都国立近代美術館2年前の秋、京都国立近代美術館で「発見された日本の風景 美しかりし明治への旅」という展覧会が開催された。

幕末から明治にかけて大勢の外国人が日本を訪れるようになるが、その中には画家もいた。彼らは、日本の美しい風景や珍しい風俗を描き、それを故郷への土産にした。日本人の画家たちは、外国人画家が描く西洋風の絵画の影響を受け、その画技を学びながら、浮世絵とはまったく

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芦屋市立美術博物館 特別展「最後の浮世絵師 月岡芳年」~展覧会#38

芦屋市立美術博物館 特別展「最後の浮世絵師 月岡芳年」~展覧会#38

文化都市芦屋芦屋といえば、子どもの頃から高級住宅街というイメージがあった。地理的には、神戸市と西宮市に挟まれた南北に長い市で、北は六甲山地、南は大阪湾を臨む。
大正から昭和初期にかけて「阪神間モダニズム」と呼ばれる文化が育まれ、瀟洒な街並が形成された。戦災で市の半分近くが焼失したが、その後すぐれた景観を保全する都市計画が進められ、国際観光文化都市にも指定された。市の北部の六甲山麓は別荘地になり、現

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兵庫県立美術館 特別展「恐竜図鑑―失われた世界の想像/創造─」~展覧会#36~

兵庫県立美術館 特別展「恐竜図鑑―失われた世界の想像/創造─」~展覧会#36~

Dinosaur Dreams: Imagination and Creation of the Lost World美術館で恐竜展?
そんな疑問が興味に変わり、閉幕間際の兵庫県立美術館に足を運びました。
今回の展覧会は、いわば「描かれた恐竜たち」の展覧会です。そこには恐竜化石も復元模型も存在しません。

恐竜たちが地球を支配していたのは、今から2億年以上前に始まる中生代(2億5000年前~660

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泉屋博古館「光陰礼讃─近代日本最初の洋画コレクション」~展覧会#35~

泉屋博古館「光陰礼讃─近代日本最初の洋画コレクション」~展覧会#35~

光陰礼讃谷崎潤一郎に『陰翳礼讃』という有名な著書がありますが、それをもじった名称でしょうか。今回の展覧会のテーマは「光陰礼讃」です。

泉屋博古館は、住友コレクションの中でも特に中国古代青銅器を保存公開するために設立されましたが、近代洋画のコレクションも見逃せません。
近代洋画のコレクションは、住友吉左衞門友純(春翠)が、明治30年(1897)の欧米視察中のパリで印象派の画家モネの油彩画2点を入手

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心のくすみもきれいさっぱり洗い流してくれます。

心のくすみもきれいさっぱり洗い流してくれます。

今までの「大人の絵本」

アトリエ展のお知らせアトリエの生徒さん達の展覧会です。
日頃教室で描いている作品の中から展示発表いたします。
様々な技法を駆使し、自分の描きたいと思ったものを発表いたします。
今回は サムホール(22.7×15.8cm)~S20号(72.7×72.7cm)まで
70数点になります。所狭しといった感じになると思いますが、
楽しく笑顔になるような作品達が並びます。どうぞお出か

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遂に完成!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

遂に完成!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

「えんぴつで名画」のクラス展覧会まであと3週間となりました。
そして昨日は、出展者の終日制作日でした。

今月に入り、完成する人が続々。私の「班猫」もいよいよ追い込みです。

先日、山種美術館で開催されている【特別展】没後80年記念「竹内栖鳳」を鑑賞。

仕上げ目前で本物の「班猫」が観られたのは大変ありがたかったです!最後の仕上げに間違いなく良い影響を及ぼしました。

おまけに絵の写真を撮ることが

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風を食べて動く生命体【ストランドビースト】 テオ・ヤンセン展を体験

風を食べて動く生命体【ストランドビースト】 テオ・ヤンセン展を体験

風を食べて動く生命体?
そんな生き物いるわけない?
この白い骨組みを生命体っていわれてもねぇ。

いえいえいえ、お待ちください💦✋
私も最初はそう思ってました。実際に動いている映像を見るまでは。

ストランドビーストってなに?大阪市内の駅や電車内でよく広告を見かけるので、気になって展覧会のサイトを覗いてみました。

わわわ、何これ!
でっかいのがほんとに風だけで動いてる!面白い!

テオ・ヤンセ

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