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芸術の部屋

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芸術・創作に関してのまとめです。 有名作家の作品から無名の方々の作品まで、その実績に関わらず心に響いた作品&作家さんを集めてみました。 絵画も立体造形もハンドメイド作品も、あくま…
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2022年8月の記事一覧

《美術史》ピカソと女性たち

《美術史》ピカソと女性たち

こんにちは。
Ayaです。
先日までヒトラーについて5回とりあげてきましたが、同時代の有名人について取り上げようと思います。まずはパブロ・ピカソです!

パブロ・ピカソ(1881〜1973)

パブロ・ピカソは1881年スペインのアンダルシア地方に生まれます。父親は美術教師で、ピカソの才能に幼い時から気がついていて、自らは絵を描くのをやめ、ピカソの指導に専念しました。

1897年にはアカデミーに

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《美術史》世紀の贋作事件

《美術史》世紀の贋作事件

こんにちは。
Ayaです。
今日はナチスを騙したヤン・メーヘレンについて取り上げます。

アカデミーに認められず、画家になるのを諦めたヒトラー。権力を掌握すると、キュビズムやタダイズムを『退廃美術』と定義して弾圧し、ナチズムを賞賛する美術を奨励しました。
一方で、美術に対するコンプレックスは生涯消えなかったようで、ドイツや占領地各地のコレクションから美術品を略奪しました。終戦直後から返還の取り組み

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風を食べて動く生命体【ストランドビースト】 テオ・ヤンセン展を体験

風を食べて動く生命体【ストランドビースト】 テオ・ヤンセン展を体験

風を食べて動く生命体?
そんな生き物いるわけない?
この白い骨組みを生命体っていわれてもねぇ。

いえいえいえ、お待ちください💦✋
私も最初はそう思ってました。実際に動いている映像を見るまでは。

ストランドビーストってなに?大阪市内の駅や電車内でよく広告を見かけるので、気になって展覧会のサイトを覗いてみました。

わわわ、何これ!
でっかいのがほんとに風だけで動いてる!面白い!

テオ・ヤンセ

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てくてくどらいぶんのすけ1

てくてくどらいぶんのすけ1

2022.8月6日

あーーのは、たまぁに運転したくて堪らない時がある。ちなみに車通勤だが通勤での車の運転は大嫌いである。(理由:仕事だから)

そんなわけで「今日なら何処までも行けるわ!ドライブンブンしたいわ!」って日が久々に来ちゃったので沖縄本島南部をブンブンして来ました。

まずは南城美術館美術館自体は以前も紹介しました。しかし内部は少し展示内容が変わってましたので、気になったポイントを紹介

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京都市京セラ美術館特別展「綺羅めく京の明治美術―世界が驚いた帝室技芸員の神業」~展覧会#16~

京都市京セラ美術館特別展「綺羅めく京の明治美術―世界が驚いた帝室技芸員の神業」~展覧会#16~

京都市京セラ美術館かつての京都市美術館が、2020年5月にリニューアル・オープンしたのが、京都市京セラ美術館です。この美術館については、先日noteにアップしましたので、よろしければご覧ください。

帝室技芸員さて今回の展覧会には、特別展「綺羅めく京の明治美術―世界が驚いた帝室技芸員の神業」という長いタイトルがついています。最近の展覧会のタイトルは、このように長いものが多いですね。これはテレビ番組

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《美術史》アール・ヌーヴォーとウィーン分離派

《美術史》アール・ヌーヴォーとウィーン分離派

こんにちは。
Ayaです。
今日はアール・ヌーヴォーの先駆けとなったミュシャとウィーン分離派のクリムト、シーレについてまとめます。

アルフォンス・ミュシャ(1860〜1939)

アルフォンス・ミュシャは1860年オーストリア領チェコに生まれます。当初は音楽家を目指しますが声質が悪かったため、画家を目指すようになります。
成長すると、ウィーン、パリに移り、印刷所で働きながら画塾に通います。
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《美術史》ゴッホとゴーギャン

《美術史》ゴッホとゴーギャン

こんにちは。
Ayaです。
今日は日本で人気画家の一人に数えられるゴッホと、その友人ゴーギャンについてまとめます。

ヴィンセント・ファン・ゴッホ(1853〜1890)

ヴィンセント・ファン・ゴッホは1853年オランダの牧師の家に生まれます。
親戚のコネで入社した画商で数年働きましたが、失恋と会社の方針に合わず、辞めてしまいます。父と同じ聖職者を目指しますが、挫折。弟テオの援助を受けて、画家を目

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