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文学作品

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高校生の頃に作ったものを手直ししています。あとは最近の作品です。
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#恋愛

春の風に酔う

春の風に酔う

春の陽気に 誘われて
彼女と出かけた 帰り道
波打ち際は 眩しくて
光の粒が 僕ら包んだ

潮風が髪、なびかせた
波が目元を、明るく照らす
照れた僕見て、笑ってた
そんなひととき、安らぎの時

遠くの雲に 嵐の気配
僕ら手をとり 歩くんだ
砂浜、裸足で 温もり感じた
笑顔に、肩に 愛しさ募る

僕らが誓った 永遠の愛
君は秘かに 不安を抱いた
僕は無邪気に 夢を見ていた
波の間で 恋が揺れてた

海辺にて

海辺にて

「失恋の傷なんて波にでも流してこいよ。」
友人のさり気ない一言を真に受けた僕は、ひとり秋口の海岸に立っていた。
目の前に広がる海は青く澄んで、泳ぐにはもう肌寒く人影もまばらだった。

昨日のやけ酒が残って、胃が苦しい。こういう時、康介は何かと僕に飲ませようとする。酒でココロの傷が癒えるとでも思っているのだろうか。僕はぼろぼろな感情を焚きつけられ、深夜の居酒屋で前日に振られた彼女の名前を連呼した挙げ

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線香花火

線香花火

戯れにただ それだけで
手ぶらで行くのも 気まずくて

その瞳から 悲しみ漏れた
共に暮らした 楽しき日々は

ただ穏やかに 過ぎていた
熱情襲う ボクが壊した

非難、断罪 言って欲しくて
その悲しみを 癒やすなら

何も言わずに 黙って泣いた
弱い背中に 情が残った

失くしてしまった 反省と
取り戻さない 熱情が

弱き心を 締め付けるから
黙って肩を 抱きしめたんだ

ごめんなさいって 言

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真宵の森

真宵の森

久々会った 驚いた
装い髪まで 違ってた
慣れた仕草に 心が和む
夕の宴も そこそこに

迷いの森に 立ち入れば
芥子の匂いが 立ち込めた
湿った風が 首筋を這う
更なる奥を ひた目指す

二人きりだよ 大丈夫
怯えた君の 髪撫でた
宵が更けたね 闇が静まる
耳に残るは 吐息だけ

月が揺れたら 抱きしめようか
貴方が何処へも 行かないように
見失わぬように 失くさぬようにと
寝顔見つめて 夜明け

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恋をかなえる魔法のクスリ

恋をかなえる魔法のクスリ

効能効果は お楽しみ
用法用量 おまかせで
味は全部で 3種類
甘いの苦いの 切ないの

ココロがほんわか 温まる
スパイス入りの このクスリ
愛情いっぱい 詰めこんで
じっくり煮込んで できあがり

お代なんかは 良いからさ
ものは相談 なんだけど
通りの向こうの あの娘にひとつ
お気に入りだろ 知ってるよ

浮かない顔して ため息ついて
元気になって 欲しいだろ?
行って話して 聞かせてあげな

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もしも彼女にするのなら、どんな女性がお好みですか?

もしも彼女にするのなら、どんな女性がお好みですか?

もしも彼女に するのなら
どんな女性が お好みですか?
悪戯っぽく 微笑んだ 
その仕草にもう 一撃だった

恋愛経験 ないからね
自称草食 焦った僕は
何でも良いです 0点回答
ひどいと口を 尖らせた

午後のスタバで テーブル挟む
抹茶のラテは 味がしない
映画の感想 聞かれても
横顔見つめて ろくに見てない

もしも彼氏に するのなら
どんな男性が お好みですか?
聞いてもみたいし 期待もし

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ねえ初恋って、どんな味?

ねえ初恋って、どんな味?

ねえ初恋って どんな味?
いきなり息子が 聞いてきた
思わずふたり 見合わせる
目ってホントに 丸くなる

何か、甘酸っぱい、のかな?
ぎこちない答え 言ってみた
動揺隠して 平静装う
そういやしばらく 忘れてた

あれはお互い 初めての恋
中学2年の 帰り道
友達引き連れ 呼び出された
脅迫みたいな 告白だった 

一緒に帰って 一緒にでかけて
たくさん話して 恋をした
高校、大学 色々あった 

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