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2019年8月の記事一覧

誰かいない?が、誰もいないになる日

誰かいない?が、誰もいないになる日

事業をやっている人から、「誰かいい人いない?」と聞かれることがある。

たいていの場合、「いい人」の定義は、言葉の主によって異なっていて、「いい人」に関するなんとなくの「像」をもっている。だから、ミスマッチを防ぐには「いい人」を言語化していくところからスタートしなければならない。

で、この「いい人」っていうのは、つまるところ、人材と言い換えられるのだけれど、需要にフィットする人材って、地方にはな

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有料マガジンの購読は、ランチに出かけるように

有料マガジンの購読は、ランチに出かけるように

noteの有料マガジンを、月にいくつか購読しています。地方に暮らしていると、講演会などに参加するハードルが時間的にもコスト的にも高く、学びの機会からも遠ざかってしまいがち。

なので、興味のある分野の情報収集はお金を払って、積極的にしています。ランチ代で、普段会えないような人の頭や心の中を覗けるなんて、いい時代になったなあ。

実は、ずーっと継続購読しているマガジンは無くて、これから紹介するマガジ

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「ワンオペ育児」という言葉が苦手な理由がわかった

「ワンオペ育児」という言葉が苦手な理由がわかった

ここ数年、「ワンオペ育児」という言葉を目にしたり、耳にしたりする機会がぐぐっと増えて、子育て世帯にはすっかり浸透したように感じている。

一方で、私自身はワンオペ育児という言葉に対して、違和感を覚えることが多かった。1、2回使ってみたものの、ソワソワしてしっくりこなかった。

最近になってやっとその理由が分かった。私が使うべき言葉ではなかったのだ。

ワンオペ育児
配偶者の単身赴任など、何らかの

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気持ちのいい人でありたい

気持ちのいい人でありたい

「なんていうか、こう、気持ちのいい人でありたいよねー。」

夫と、そんなことをよく話している。

事業でちゃんと稼げている人、従業員を雇っている人、目に見える成果を出している人はかっこいい。発言にも説得力がある。

一方で、会っていて、話していて、元気をくれる人がいる。自分も頑張ろう!と思わせてくれる人がいる。

とるにたりないことを話していたら、いつの間にか癒されていた、と感じる人もいる。

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お金と気持ちのバランス#夫婦で働く02

お金と気持ちのバランス#夫婦で働く02

世の中には、いろんな仕事がある。

起業すると、好きな仕事をできていいねと思われるかもしれない。けれど、年金・保険、税金の支払い、計算など、想像以上にめんどうなことも多く、正社員で守られていた日々を、懐かしく思うこともある。

好きな仕事に集中するためには、めんどうなことにも手を抜かないことが大切だ。

で、最近すごく考えているのは、仕事の割合(内訳)について。どうやったら、健やかに楽しく暮らして

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変わるのではなく、変わったことを信じる

「何かやることを変えるっていうよりは、自分の中で自然に変わったことを信じたいんですよね。」

生活の中で、着る服が変わったり、好きな食べものが変わったり、好きな写真が変わったりすることがある。

新しいことや分野に挑戦する時に、どんなことを考えていますか?と、質問したらこんな言葉が返ってきた。

何かを「変える」のではなく、そういえば気づいたら変わっていたという感覚を信じたいんですよ。自然に自

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正社員という名の鎧#夫婦で働く01

正社員という名の鎧#夫婦で働く01

昨年の5月に、夫と一般社団法人を立ち上げて1年とちょっとがたとうとしている。

夫はその年の3月末まで、市の地域おこし協力隊として働いていた。大学院を卒業してから、約14年間、組織に所属して働いていたことになる。

一方私は、7年前くらいに一旦、正社員を辞めてパート・アルバイトを経験し、その後8ヶ月程度、再び正社員として働いた。正社員として働いた期間は、のべ8年間くらいだろう。

私は根っから自由

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