【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#366)。
今回の「N国マガジン・12月号」は、「NHK党(旧・NHK受信料を支払わない方法を教える党)」の政治資金収支報告書を検証し、NHK党の財務状況がいかに不健全なものになっているかを知っていただきたいと思っております。
今年の参院選で議席を獲得できなければ「NHK党」の崩壊は避けられないものになりましたが、28万人のアホが投票用紙に「ガーツー」と書いてしまったために、NHK党は劇的に息を吹き返し、さらなるカルト活動を続けることになりました。しかし、借金の額は年々増加しており、さらなる借金をしなければバーストする状態になっています。「おかわり借金」で借金がいくら膨らむのか。とにかく見続けてまいります。
■ 「内部留保」で師匠に怒られた齊藤健一郎
NHK党にハマって以来、すっかり頭がおかしくなってしまった齊藤健一郎が、師匠である堀江貴文に怒られて、泣きながら鍵アカにして閉じこもるという事件がありました。
どうしてこんなことになっているのかと言うと、齊藤健一郎が黒川敦彦らと仲良くするようになり、「堀江政経塾」で「内部留保は敵だ!」という教育をかましていたことが発覚。しかし、堀江貴文はゴリゴリの資本家目線なので、「弱者は低賃金で働くべき」だし、「内部留保を貯められるほど優良企業」という考えをしていて、限界左翼出身の黒川敦彦らを中心とした思想には唾をかける立場です。なので、「俺の名前を使って、床屋談義みたいなことをするんじゃねぇ!」と激怒して、「もうやめろ!」とブチギレられたのです。
しかし、齊藤健一郎としては「堀江貴文の秘書」をしているから大きな顔ができていたわけで、この身分がなくなったら、ほとんどニートのオジサンでしかありません。これまでの人生をすべて「堀江貴文の秘書」という印籠の力だけで生きてきたわけですから、印籠がなくなったら、すこぶる痛いだけのオジサンになってしまいます。なので、今、「兄貴、お願いだから捨てないでくだしぇえ!」をしている段階で、鍵アカになりました。アホです。
■ 令和3年度・政治資金収支報告書の検証②
さて、NHK党内部のクソみたいな内ゲバの話はさておき、今日もコツコツと「令和3年度・政治資金収支報告書」の検証をしてまいりたいと思います。
184番の宮城壮一は、現職の習志野市議です。NHK党のホームページや写真撮影などを一挙に担っており、党からの支出もあります。NHK党に1000万円をポンと出せるところがスゴいですが、それ以上を議員報酬などで得ているので、お金には余裕があるということでしょう。
次回の習志野市議選は、来年4月の統一地方選のスケジュールです。2期目を目指して立候補することはほぼ確実とみられるため、絶対に落選させなければならない人物です。
185番の三宅紀昭は、現職の海老名市議です。
党には従順に貢献しているN国信者で、海老名市議にしてもらった恩をものすごく感じているようです。海老名市議選までには少し時間があり、2023年11月頃ということになりますので、それまでに党勢を落としておく必要があります。個人でできる寄付の限度額を超え、1500万円も貸付できているのですから、かなりお金を持っています。
以上、223人から総額で8億9000万円を借金しました。
このうち、冒頭の「立花孝志」と「立花孝志ひとり放送局」を除いた場合には、221人から総額で8億3300万円を借りているということになります。一部には、現職の議員やコールセンターのスタッフらも入っていますが、ざっくり8億円くらいは一般の人たちから借りていると言えるのではないかと思います。
これが「NHK党」の政治資金収支報告書の特徴ですが、大きなバッテンで大々的に修正しているページがたくさん見られます。要するに、精査ができていないぐらいに、とてつもなくザルなんだと思います。総務省から指摘されてから修正しているので、こんなことになるのでしょう。
続いて、NHK党にとって貴重な貴重な「収入」の欄です。
まず、令和3年度の政党交付金は4回入っていて、総額で1億7053万4000円ということになりました。ここがとても大事なポイントになりますが、これ以外に「外部から入ってくる収入らしい収入」は、ほとんどありません。
例えば、5番と6番は「貸付金の返金」で、NHK党が支出したお金が返って来ただけ。7番、8番、9番、10番は供託金が返って来ただけなので同額の支出の行って来い。12番の「駐車場敷金の返金」も、一度は敷金を払っているはずなので、ただ返って来ただけ。13番の8400万円の貸付金は、森友学園の籠池泰典夫妻の娘・籠池町浪に対する貸付が返金されたものと思われます。
さて、1月7日にネット選挙株式会社が699万3648円と490万5930円の合計1189万9578円を党に返金しています。なぜ2つに分けているのかは不明ですが、2020年末には選挙がなく、立花孝志が僕の自宅を襲撃していた頃です。
■ 検証のための87連敗の記録
振り返れば2021年は、まったく選挙に勝てない1年でした。
本格的に連敗記録が途絶えたのは2022年4月の春日部市議選で、それまではすべての選挙で連敗していました。連敗記録を大きくしたのは、2021年7月の東京都議選と10月の衆院選です。これらの選挙では、党がさまざまなお金を支出していたはずなのに、これらのお金が一切計上されていません。これらのお金は、尊師・立花孝志のポケットマネーということになるのでしょうか。
こうしたお金の動きをまとめるためにも、92連敗の記録をまとめておくことは大切で、それぞれの選挙のレポートにも紐づけしておきたいと思います。
のちに検証しますが、4月には参院補選や衆院補選、7月には東京都議選があり、10月には衆院選を戦いました。これらはすべて供託金のほか、ポスターやチラシなどを作成していたと思いますし、「諸派党構想」なるものが始まった年でもありました。
これらの支出が適切に計上されているかどうかを見ることで、NHK党の政治資金収支報告書が、いかに杜撰な経理になっているかを知ることができます。
■ 選挙ウォッチャーの分析&考察
政治資金収支報告書からも分かるように、党が供託金を支払い、返って来た選挙は、船橋市議補選しかありませんでした。どれだけ選挙に勝てなかったのかという話です。
昨今、再びNHK党が盛り上がっている要因の一つに、「地方選で勝てるようになった」ことが挙げられます。N国信者たちにとって、選挙に勝つことが最大の喜びであるため、勝てるようになったことでモチベーションが上がり、選挙を一生懸命手伝うようになりました。こうした状況もあり、ますます警戒を強めなければならなくなりました。
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