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【選挙ウォッチャー】 兵庫県知事選2021・分析レポート。

チダイズム

7月1日告示、7月18日投開票で、兵庫県知事選が行われました。現職の井戸敏三知事が今期限りでの引退を表明しましたので、久しぶりに新人同士の争いとなったのですが、日本維新の会が立てた候補に自民党が相乗り。これに兵庫県議会の一部自民党議員は反発。完全なる保守分裂選挙となったのでした。実はこの選挙、あまり盛り上がっていませんでしたが、沖縄県知事選を決めるのと同じぐらいに日本の命運を大きく左右する選挙だったのではないかと思っています。

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斉藤 元彦 43 新 維新・自民の一部推薦
金沢 和夫 64 新 立憲・国民・連合兵庫・自民の一部支持
金田 峰生 55 新 日本共産党推薦
中川 暢三 65 新 選挙大好きオジサン
服部 修  47 新 市民生活を守る会(元N国党員)

ぶっちゃけた話、斉藤元彦さんと金沢和夫さんの一騎打ちであり、共産党の金田峰生さん、中川暢三さん、元N国党員の服部修は勝負になっていませんでした。実は、「日本維新の会ファクトチェックチェック」をやっていたこともあって、この『チダイズム』の読者の中には、維新の無能さに辟易している人が多く、維新が勝つとレポートの売上が下がる傾向にあるため、商売のことを考えれば、維新が勝たない方が良かったのですが、結果は「維新の圧勝」でした。しかも、今回の勝因は「維新だから」というもので、兵庫県内でどれだけ「維新」が人気になっているのかがよくわかる結果となっています。


■ 服部修候補の主張

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服部修は、つい最近まで熱心なN国信者でした。2019年の参院選では滋賀県から立候補し、その後も東京都知事選や箕面市長選に立候補し、立花孝志と一緒に暴れていました。ただ、箕面市長選ではボロボロに負け、自分が立候補することで音楽塾の弟子を市議選に釣り上げることを狙うも、こちらも落選。このあたりから少しずつ立花孝志に対して疑問を持つようになったらしく、現在は完全に独立。自身で「市民生活を守る会」なるものを立ち上げ、このたびの兵庫県知事選に立候補してきました。どこに300万円という供託金を用意するお金があったのか知りませんが、今回は中川暢三パイセンとカブっているので、供託金没収は免れないことでしょう。ボランティアも少ないらしく、選挙ポスターも県内の一部にしか貼れていませんでした。

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服部修は、もともと熱心なN国信者なだけあって、基本的には「コロナはただの風邪」という論を持つ男なのですが、公約ではイベルメクチンの普及を目指すと言っており、これが今のところは治験が推奨されている段階にあって、まだ正式に「効果がある」と言い切ることはできないものの、どうやら効果がありそうだというところまでは来ているため、陰謀論者がまさかの最先端の公約を掲げてしまう奇跡が起こっています。ただ根っこの部分ではアホなので、「職域・集団接種の停止」を訴えており、「アミノ酸5-ALA」があれば大丈夫だという理論を展開。最終的には「出口の見えない自粛生活をするぐらいだったら、自粛をやめて、元の生活に戻そう」なので、着地するところは「コロナはただの風邪」でした。N国信者になる時点で致死レベルのアホなので、N国を脱退してもアホはアホということになってしまうのですが、当選の心配もないし、発信力を持っているわけでもないので、どこにでもいる変わり者のアホが立候補してきた程度の話として処理して終わりです。ちなみに、N国党は前人未踏の「46連敗」を記録しており、今も記録を更新している最中ですが、服部修は「脱退した人」となっているため、今回の落選でN国連敗カウンターが回ることはありません。N国党は「46連敗」のままです。


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