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【選挙ウォッチャー】 衆院選2021・東京7区レポート。

 10月19日公示、10月31日投票で、衆院選が行われました。
 東京7区は、渋谷区、中野区の一部、品川区の一部、目黒区の一部、杉並区の一部といった具合で、いろいろな区に跨っています。ここで2005年を除き、ずっと選ばれ続けているのが長妻昭さんです。かつては「ミスター年金」と呼ばれましたが、厚生労働省の官僚からの猛反発を受け、思うような活躍はできませんでした。それでも改革の必要性を訴え続けており、人気の高い国会議員の一人となっています。

松本 文明 72 現 自民党
長妻 昭  61 現 立憲民主党
辻 健太郎 35 新 日本維新の会
込山 洋  47 新 無所属(スマイル党)
猪野 恵司 38 新 NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で

 この選挙で落選している込山洋さんと猪野恵司というN国信者は、2022年の参院選に東京都選挙区から立候補しており、辻健太郎さんは今も維新の会に在籍しているようですが、あまり活動はしていないようです。
 実質的に松本文明さんと長妻昭さんの戦いとなっておりますが、松本文明さんは72歳ということで、次回の衆院選では自民党ルールに基づき、比例復活の恩恵を受けることができませんので、ほぼ引退に追い込まれていると考えていいのではないかと思います。


■ 猪野恵司の主張

写真がないので、2022年の参院選に立候補した際の政見放送(引用元リンク

 猪野恵司は、立花孝志が提唱する「諸派党構想」に乗っかり、「バレエ大好き党」なるもので立候補している痛いオジサンです。「テメエがバレエを大好きなのは知らんが、政治とまったく関係がない」という話で、バレエをやっている人がバレエだけでメシを食えないのは問題だから政治を変えたいと主張しているのですが、まずは政治ではなく業界の改革から始めるべきでしょう。生活に困っている人たちを差し置いて、一足飛びに政治でバレエダンサーの待遇を変えようというのは、かなり頭が悪いと思います。国全体で賃金をアップする中で、バレエダンサーへの賃金もアップできるように考えようというのであれば政治の話になりますが、とにかく猪野恵司が言っていることは「バレエダンサー最優先」なのです。
 特に深刻なのは、さまざまな芸能人に対する党の暴露を容認し、行動をともにしていることです。俳優もバレエダンサーと同様、日本の文化芸術に関わる人たちだと思いますが、そうした人たちの努力を踏みにじるような行為をしている党に対し、「どないなっとんねん!」と思うことがないのは、かなりイカれていると言っていいと思います。バレエをしている人たちを守るどころか、バレエをしている人たちを貶めるような行動を容認する。こんな奴にバレエダンサーを守れるはずがないのです。


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