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【選挙ウォッチャー】 魚沼市議選2021・分析レポート。

6月13日告示、6月20日投開票で、新潟県の魚沼市議選が行われ、定数18に対して20人が立候補しました。このうちの1人は「NHKから国民を守る党」の大桃聰で、「反社会的カルト集団」の構成員が再選するのかどうかが注目されていました。2020年4月の志木市議選で古谷孝が無投票当選を決めて以来、船橋市議補選の5人までで「37連敗」となっていましたが、「38連敗」になるのか、それとも連敗記録がここで止まるのか。魚沼市にどれだけちゃんとした人が住んでいるのかが問われる選挙となってしまいました。

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もし、ここで大桃聰が当選するようなことがあるとすれば、まだまだ「NHKから国民を守る党」が反社会的カルト集団であることを、もっと多くの人に知ってもらうための活動を続けなければならないことを意味します。これから東京都議選の41選挙区のレポートを毎日リリースしなければならないこともあって、本当はN国党のウンコさ加減を伝えている暇なんてないのですが、活動を止めてしまうと、またどこかの自治体でN国党のバカが当選してしまうかもしれませんので、丁寧にレポートを書き続けなければなりません。逆に、ここで落選した場合には、これからはどこの自治体から立候補しても当選することはないので、よっぽどの大きな問題でもない限り、N国党のことは、ほとんどスルーで構わないということになります。僕の仕事にも大きな影響を及ぼす魚沼市議選。結果やいかに!?


■ 退院後も「コロナはただの風邪」の立花孝志

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尊師・立花孝志が退院し、さっそく「コロナはただの風邪」だという言説を振りまいています。こんな奴にも平等に医療が提供されて、みんなから愛されたコメディアンの志村けんさんは亡くなったのに、迷惑系YouTuberの立花孝志が生きて帰ってくるところに、この世の不条理を感じます。人間生きていれば、年に2~3回は風邪をひくこともあるでしょう。とはいえ、53歳でも、63歳でも、風邪で入院することは滅多にないし、風邪をこじらせて肺炎になることも滅多にありません。しかし、泣きながら入院を決断するほど症状が改善せず、11日間も病院のお世話になっておきながら、退院するや、尊師・立花孝志は再び「コロナはただの風邪」というデタラメな主張を始めたのです。多くの人は入院させてもらって改心することを期待していましたが、これまで花孝志を見続けてきた人たちは誰一人として1ミリも期待していませんでした。というのも、立花孝志は「謝ったら死ぬ病」のオッサンなので、「コロナは風邪ではなかった」なんていうことを言ったら、これまでの自分が間違えていたことになるので、間違えていたことは断固として認めないのです。世の中には「謝ったら死ぬ病」に罹っているオッサンがたくさんいます。そして、若い人たちほど「謝ったら死ぬ病」のオッサンたちを見て、クソダサいと思っています。尊師・立花孝志はまさに「クソダサいオッサンの代表」であり、退院後にアホと一緒にゴルフ場で節操なく楽しんでいる様子を見て、「あんなクソみたいな大人にはなりたくない」と思うのです。だから、金輪際、N国党に投票することもないだろうし、「つばさの党」みたいなアホの政党に入れることもないでしょう。あんなに反社会的な言動を繰り返していながら、それでもN国党のことを「新しいもの」と捉えてきた若者たちが、立花孝志が「謝ったら死ぬ病」のオッサンだということに気づいた瞬間、すっかり離れてしまったのです。今でも立花孝志を信奉している人たちというのは、どういう人たちなのか。実は、立花孝志のまわりに集まってくるのは、40代前後の、うだつの上がらないオッサンたちばかりです。今度の東京都議選には「心の病党」なるものを立ち上げ、大田区から立候補してくる26歳の片岡将志もいることにはいますが、彼は長らく引きこもりをしていた男で、N国党のボランティアをキッカケに外に出るようになり、そこで出会ったちょっぴり可愛い女の子とムフフなアレができてしまい、「N国党は最高だ!」と脳味噌を揺らしてしまったタイプの若者。こうしたエンジョイN国ライフによって、N国党に忠誠を誓ってしまうタイプの若者がいないこともないのですが、これまで立候補してきた人たちを見ても、およそ社会で成功してきたとは言えないような40代前後のオッサンたちが集まり、人生の大逆転を賭けてきたのです。ところが、先日の船橋市議補選と魚沼市議選で「選挙38連敗」を記録し、東京都議選に立候補する松田美樹や片岡将志、「つばさの党」のナス男・根本りょうすけが当選するとは思えないので、N国党の連敗記録はまだまだ続きます。当然、負け続けるオッサンたちを見て「カッコイイ」と思う若者なんているはずもなく、N国党はこれからますます「小汚い負け組のオッサンたちの巣窟」になってしまうことでしょう。迷惑系YouTuberの尊師・立花孝志を中心とした「反社会的カルト集団」を、若者や女性が支持するはずもなく、今年の衆院選でペンペン草も生えないぐらいに惨敗し、来年の参院選以降、まったく議席を増やすことができず、やがて消滅の時を迎えることになるでしょう。N国党は「オワコン政党」なのです。


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