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風の時代はWEB上での人格も必要との焦りから一念発起。 戸惑いながらも自分本位な動機で…

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風の時代はWEB上での人格も必要との焦りから一念発起。 戸惑いながらも自分本位な動機で発信をはじめる見習い茶人。 日々感じることを綴っていきます。時にはお茶の話も。

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星に動かされて、重い腰を上げる。

3年ほど前に「風の時代に自分を最適化する方法」(2020年、講談社、著:yujiさん)を読んで以来、星を意識するようになった。 当時はコロナ禍の真っ最中であり、星のこと…

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1年前
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「1年」という時間の感覚

気づいたら初めての投稿から1年が経っていた。 この1年、振り返ってみるとずいぶんいろんなことがあったように思う。 年をとると1年が短く感じるとはよく聞くが、この…

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2か月前
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音楽の鳴っている間はとにかく踊り続ける

僕(と今回は敢えて書く)は大学時代、長距離ランナーとして真剣に競技に打ち込んでいた(と思う)と以前綴った。 授業が終わると練習場に向かう日々。土日も朝から練習場…

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3か月前
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「いつもどおり」の有難さ

1月10日は通っている茶道教室の初稽古の日だった。 普段は洋服で稽古しているが、この日は着物で集まり、教室が晴れ晴れとした雰囲気になる。 「福寿海無量」(ふくじゅか…

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5か月前
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ことしも両輪を回していくために

皆さま、明けましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。 新年になり、皆さんも「今年はこんな1年にしよう」とお考えのことかと思いますが、いかがお…

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5か月前
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自分を映す鏡としての映画

1年ほど前から必要を感じて英会話を習いはじめた。 こないだの面談で、先生に「もっと英語を聴く環境に身を置きなさい」と言われ、これからは字幕の映画を見る習慣をつけ…

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8か月前
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インスタントな特別な時間

「抹茶を飲む」ことは、多くの人にとって特別なものになっているように感じる。 そのためか「飲み方がわからない」「作法がわからない」 と敬遠してしまうことがある。 確…

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8か月前
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フォロワーさんからの一喝

私には一人のフォロワーがいる。 大学以来の知人なのだが、久しぶりに会ったときに「noteを始めた」と言ったらその場でフォローしてくれた、有り難い存在だ。 そんなフォ…

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10か月前
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40kmぐらいまでは歩けるという自負

私は大学時代まで、競技者として長距離走をしていた。 控えめに言っても、かなりの距離を走った。 月に1000キロを走ったこともあったし、1日で60キロ以上走ることも…

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11か月前
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ピリオドとしてのお茶。

抹茶を飲むと思うことがある。 これは区切りのお茶だ、と。 コーヒーや煎茶のときのように、抹茶を飲みながら1時間もカフェでお話しすることは難しい。大抵は2〜3口で…

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1年前
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お茶は飲み物?

お茶は飲み物か? と聞かれれば、もちろん肯定する。 でも、もっと何というか、 「自分と誰かを介在するもの」 というニュアンスが強いように感じる。 例えば「お茶をす…

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1年前
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私の小宇宙(コスモ)は燃えているか?

幼い頃、「聖闘士星矢」(集英社)という漫画にハマっていたこともあり、12星座と聞くと、それぞれの星座のキャラの顔や名前が浮かんでくる。意識はしていなかったが案外、…

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1年前
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丸くならずに、星になるには?

「丸くなるな、星になれ。」 10年以上前からサッポロビールで使用されているコピーだ。 私はサッポロ黒ラベルを愛飲しているのだが、どうやら味だけでなく、定期的にその…

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1年前
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デジタルなお茶と、アナログなお茶。

ペットボトルのお茶。 いつでも手軽に同じ味を味わうことができる。 消費者にとっては、買うか(1)、買わないか(0)のちがい。 いってみれば「デジタル」な、お茶。 どの商…

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1年前
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さて、どうしましょう?

発信することがゴールだったため、何を発信して良いのやら、といきなりつまづく。 そもそもこれまで長い間、不特定の誰かにメッセージを送ることにずっと抵抗があった。目…

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1年前
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星に動かされて、重い腰を上げる。

星に動かされて、重い腰を上げる。

3年ほど前に「風の時代に自分を最適化する方法」(2020年、講談社、著:yujiさん)を読んで以来、星を意識するようになった。

当時はコロナ禍の真っ最中であり、星のことを知りたいというよりは、これからどうやって生きていくのかを考える自己啓発書のような感覚で手に取ったのを覚えている。

本書でyujiさんは、18世紀末の産業革命に端を発した土の時代が2020年に終わり、次の「風の時代」に備えマイン

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「1年」という時間の感覚

「1年」という時間の感覚

気づいたら初めての投稿から1年が経っていた。

この1年、振り返ってみるとずいぶんいろんなことがあったように思う。
年をとると1年が短く感じるとはよく聞くが、この1年は気の遠くなるぐらい長かったもののように感じる。例えば、たった30分でフルマラソンを走り切ってしまうみたいな、これまでの自分の常識の「1年」という時間では到達できないところに来たような感覚があるのだ。

社会的地位が高くなったとか、そ

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音楽の鳴っている間はとにかく踊り続ける

音楽の鳴っている間はとにかく踊り続ける

僕(と今回は敢えて書く)は大学時代、長距離ランナーとして真剣に競技に打ち込んでいた(と思う)と以前綴った。

授業が終わると練習場に向かう日々。土日も朝から練習場へ。
大学4年間でゆっくり旅行した記憶がなく、あるのは夏合宿と年に数回の短い帰省の思い出だけだ。
だから大学時代は体を移動させる旅というよりは、読書したり考え事をしたりして自分の中でぐるぐるするような、比喩的な旅の期間だったように思う。

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「いつもどおり」の有難さ

「いつもどおり」の有難さ

1月10日は通っている茶道教室の初稽古の日だった。
普段は洋服で稽古しているが、この日は着物で集まり、教室が晴れ晴れとした雰囲気になる。

「福寿海無量」(ふくじゅかいむりょう)

毎年1月になると教室に掛けられるこの軸。
元は観音経の「福聚海無量」という言葉から来ているそうで、一説によると「幸せの集まった海が無限に広がっている様子」を表すらしい。

そして「今年も変わらずこの軸を拝見できることに

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ことしも両輪を回していくために

ことしも両輪を回していくために

皆さま、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

新年になり、皆さんも「今年はこんな1年にしよう」とお考えのことかと思いますが、いかがお過ごしでしょうか?
本年も皆さまにとって素晴らしい1年になりますように。

今年の私の抱負は
「自分の居場所をもっと貪欲に居心地よくする」です。

表紙のイラストは、イラストレーターのmotoさん

に、私の太陽双子座4ハウスをイメージ

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自分を映す鏡としての映画

自分を映す鏡としての映画

1年ほど前から必要を感じて英会話を習いはじめた。

こないだの面談で、先生に「もっと英語を聴く環境に身を置きなさい」と言われ、これからは字幕の映画を見る習慣をつけようと思った。最初に観たのは20年以上前の映画、「マトリックス」。

・・・・・この先、一部ネタバレあります・・・・・・・・・・・・・・・・・・

少し英語に耳が慣れてきたかな、と感じると同時に、話されている英語と字幕の日本語訳のギャップ

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インスタントな特別な時間

インスタントな特別な時間

「抹茶を飲む」ことは、多くの人にとって特別なものになっているように感じる。
そのためか「飲み方がわからない」「作法がわからない」
と敬遠してしまうことがある。

確かに、茶道ではお客さんもお茶を出してくれる亭主に対して礼儀を現すために、「茶碗を回す」などの作法があったりする。
お茶を点(た)てるのも、いろいろ決まりがあって難しそうだ。

でも、家でゆっくりしたいときに一服するには
抹茶はとても手軽

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フォロワーさんからの一喝

フォロワーさんからの一喝

私には一人のフォロワーがいる。
大学以来の知人なのだが、久しぶりに会ったときに「noteを始めた」と言ったらその場でフォローしてくれた、有り難い存在だ。

そんなフォロワーさんからメッセージが届いた。
月が獅子宮に入る1時間前(※)に。
「全然note書いてないやん」
「SNSをやる理由があったんじゃなかったのかよー」
「見る専じゃダメなんじゃなかったのかよ」

全く同じことを自分で思っていたのに

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40kmぐらいまでは歩けるという自負

40kmぐらいまでは歩けるという自負

私は大学時代まで、競技者として長距離走をしていた。
控えめに言っても、かなりの距離を走った。
月に1000キロを走ったこともあったし、1日で60キロ以上走ることもあった。大学4年間の走行距離は27,000キロにのぼった。

そのおかげか、終電を逃しそうな時も
「まあ、乗れなくても40キロぐらいなら歩けるし」
というセリフが脳裏に浮かぶようになっている。
何かあっても自分の足で何とかできる、という自

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ピリオドとしてのお茶。

ピリオドとしてのお茶。

抹茶を飲むと思うことがある。
これは区切りのお茶だ、と。

コーヒーや煎茶のときのように、抹茶を飲みながら1時間もカフェでお話しすることは難しい。大抵は2〜3口で飲み切ってしまうからだ。

しかもお話ししている相手はどちらかというと自分自身の時が多い気がする。
抹茶を飲むとき、私の意識は自分に向けられている。

そして、それまで流れていた時間と、これから流れる時間との間にひとつの点(ピリオド)が打

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お茶は飲み物?

お茶は飲み物?

お茶は飲み物か?
と聞かれれば、もちろん肯定する。

でも、もっと何というか、
「自分と誰かを介在するもの」
というニュアンスが強いように感じる。

例えば「お茶をする」というと、誰かと会話をすることが前提のような気がするし、来客にお茶を出すのも、歓迎の気持ちの現れだと思う。

お茶は飲み物の域を越えて、
もはやコミニュケーションツールだと思う。

目の前の誰かの、その時の気持ちに寄り添ったお茶を

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私の小宇宙(コスモ)は燃えているか?

私の小宇宙(コスモ)は燃えているか?

幼い頃、「聖闘士星矢」(集英社)という漫画にハマっていたこともあり、12星座と聞くと、それぞれの星座のキャラの顔や名前が浮かんでくる。意識はしていなかったが案外、星は身近なところにあったのだ。

最近気になって聖闘士星矢を読み返してみた。(全巻オトナ買い)
主人公の星矢は、聖闘士(セイント)になるために師匠である魔鈴さんから

・石も花も木も虫も私たちの体も原子でできあがっている
・破壊することの

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丸くならずに、星になるには?

丸くならずに、星になるには?

「丸くなるな、星になれ。」
10年以上前からサッポロビールで使用されているコピーだ。

私はサッポロ黒ラベルを愛飲しているのだが、どうやら味だけでなく、定期的にそのバイブスに触れたくて飲んでいるのかも知れない。

歳をとるにつれ、いろんなものを許容できるようになっていく。
他人に対しても。自分に対しても。

そんな自分へのアンチテーゼとして、このビールは存在している。
あくまで私にとって。

でも

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デジタルなお茶と、アナログなお茶。

デジタルなお茶と、アナログなお茶。

ペットボトルのお茶。
いつでも手軽に同じ味を味わうことができる。
消費者にとっては、買うか(1)、買わないか(0)のちがい。

いってみれば「デジタル」な、お茶。

どの商品を選ぶかで完結し、そこには消費者のさじ加減はない。
美味しいかどうかは誰かのせい。

一方で、急須で淹れるお茶。

こちらは反対に、消費者のさじ加減がとても大事。
お茶の種類、お湯の温度、抽出時間など、自分で決めなければいけな

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さて、どうしましょう?

さて、どうしましょう?

発信することがゴールだったため、何を発信して良いのやら、といきなりつまづく。

そもそもこれまで長い間、不特定の誰かにメッセージを送ることにずっと抵抗があった。目の前にいる誰かなら、その人の状態に合わせて言葉を選ぶこともできる。

例えば「バカ」という言葉は一般的にはよろしくない言葉だけど、目の前の人との関係や文脈によっては、愛情表現にも変わる時だってあるはずだ。

でも、不特定多数に投げかける言

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