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ケーブルで比叡山、初めての延暦寺横川

最近頻繁に登ってる比叡山ですが
東海自然歩道、京都一周トレイルが
目的だと歩きで登って下るため
ハイキングは満喫できても山上散策時間が
少なくなってしまうのが難点でした😓

今回は友人と一緒ということもあり
上りも下りも文明の利器ケーブルカー利用で
山上だけは歩いた比叡山散策について
書いてみようと思います

この日は前日から京都入りして
京都競馬場やら中書島やら行った翌日
前記事はこちらです

モーニングを済ませて
八瀬やせ比叡山口駅へ到着後から🌱

ケーブルで行く比叡山

この日、比叡山に行くことにしたのは
宿泊した宿が叡電出町柳に近かったのと
同行者が行ったことなかったので🙌
それなら案内しますよ♪ついでに
前に行きそびれた横川よかわ行こうという企み😏

叡山ケーブルで山上へ

叡電本線の終点に到着
ケーブル駅までは徒歩5分ほど

ケーブル八瀬駅

ケーブルと山上バスなど利用して
延暦寺参拝もする場合はセット券が
お得で便利だそうです👇

セット券を購入する方々を横目に
今回は山上は歩く気満々なので
山上駅までの切符のみを購入🙌

最後尾に乗車していざ出発
お辞儀で見送ってくれました

ケーブルカーの後面展望って
下が見えてる状態なので少し怖い
写真は急に見えんけど平均斜度413‰
角度やと22°だそうです😓
車道の標識で見る%だと、41%‼️

下りケーブルとすれ違い

ここが中間ってことやけど
既に見える景色はかなりの標高

木のトンネルを登る

結構登るなと思ってたら
高低差は561mでケーブルとしては
日本一の高低差のある路線でした🌱
フット後藤さんのツッコミ…
"高低差ありすぎて耳キーンとなる"やつ😁

ケーブル比叡駅前
京都市街地の眺望

ケーブル比叡駅は標高685mほどで
京都市街地が一望できます🙌

ほとんどの乗客はすぐ隣の
ロープウェイ駅へ向かいますが
今回はここからハイク開始🌱

大比叡を越えて滋賀県へ

ケーブル比叡駅から山頂までは
距離1.7km、高低差160mほどと
のんびり緩めのハイキングです

平坦な道で南へ行くと
麓からの登山道と合流する
前に歩いた道なので安心でした

途中でロープウェイ下を通る

ロープウェイ片道350円らしいが
距離も高低差もケーブルほどはなく
費用対効果を感じられない気がする…

今回ケチったのではなく
少しでも長く歩きたかったんです
5月末で涼しく快適やったし♪

坂を登った先でロープウェイから
山上バス停へ向かう道と合流する

山上バス停の近くには小さな食堂も🙌
今回はスルーしたけどありがたい存在

左(東)が滋賀県|右(西)が京都府

バス停に隣接する駐車場の南側からは
滋賀県と京都府の府県境の景色が見える

目指す比叡山の山頂は
眺望の良い駐車場脇の坂道の先👍
標識の類は全くないので
行くのはハイカーでも一部なのかも

山頂は森の中
一等三角点のある山頂

比叡山頂(大比叡)848.3m到着
木々に囲まれて眺望は全くないので
比叡山行っても来ない人も多いはず
(六甲山系の摩耶山と似てる)

山頂は京都府と滋賀県の境にあり
今回は越えて滋賀県側に向かう

急な道を下り車道へ
車道を渡り、西尊院堂を抜ける
ケーブル延暦寺駅

滋賀県側のケーブル山上駅に到着
最終的にはここから下山するが
その前に延暦寺横川に向かう🌱

■ここまでの経路

ケーブル八瀬から比叡駅まで
ケーブルカーを利用しその後は
大比叡経由、ケーブル延暦寺駅前
1時間15分、約2.7kmを歩きました

徒歩ルートに並行してロープウェイと
比叡山内バス(紫点線)もあります🚌

今回はケーブル延暦寺駅へ行ったけど
大比叡から延暦寺へ行ける道(緑→)もあり
時間あって天気良いなら歩きおすすめ🌱

初めての延暦寺横川へ

延暦寺へを訪れる人は根本中堂を含む
東塔とうどうだけを散策する人が多い気がします
東塔は延暦寺発祥の地あり中心なので
時間なければそれでも良いんですが…

延暦寺は大きく三つのエリアがあり
それぞれに本堂が存在することを
知らずに散策するのはもったいない💦

延暦寺とは、比叡山の山内にある1700haの境内地に点在する約100ほどの堂宇の総称です。延暦寺という1棟の建造物があるわけではありません。
山内を地域別に東を東塔とうどう、西を西塔さいとう、北を横川よかわの三つに区分してします。これを三塔と呼び、それぞれに本堂があります。

延暦寺HPより

実際僕も数年前までは
東塔を散策して満足してました

比叡山延暦寺全体図(HPより)

東塔と西塔

目指すのは横川なので
東塔と西塔は通り抜けがてら
撮った写真で紹介します

東塔の入口

ケーブル駅から歩くと数分で
延暦寺東塔エリアの入口に着く
拝観料は1000円必要らしいが
ハイキング目的で通るだけなら不要
(お堂入らなければ料金不要)

入口周辺に記載はなかったけど
境内に案内があり実際に確認しても
料金は不要だと返答があった🙌

開運の鐘への階段
阿弥陀堂への階段
法華総寺院東塔と阿弥陀堂

阿弥陀堂裏手の道から
西塔方面へ向かう

右奥の橋を渡った先が西塔エリア
山王院から浄土院への階段
浄土院(東塔と西塔の境に位置する)
法華堂・常行堂
別名、にない堂

昔、怪力の弁慶が天秤棒にして
担いだとの伝説が由来らしい

釈迦堂(西塔の本堂)

西塔エリアについての詳細は
目次《延暦寺境内を抜ける》以降に
書いてるのでよければどうぞ🙌

雪化粧した東塔と西塔を巡る記事
目次《延暦寺の境内を散策》以降で

稜線で横川を目指す

東塔と西塔はあまり離れてないけど
横川は北へ4kmほどの位置にあり
高低差は少ないがまぁまぁ歩く

西塔を抜けるとハイキング道になり
観光客っぽい人はいなくなる

アップダウンは多少あるが
整備された道で歩きやすい

極楽への道だそうで…

ここで稜線ルートと分岐して
東海自然歩道で横川へ下っていく

境内をつなぐ道なので
全てが神聖なものに見える🙏

西塔エリアからおよそ4kmを
1時間30分ほどかかって到着🙌

延暦寺横川を散策

前に時間なくてスルーしたので
今回こそはゆっくり散策しよう♪
と思ったけど閉門まであと1時間…

横川マップ

予想外やったのは横川だけでも
普通の寺院よりも広いこと😓

とりあえず横川の本堂である
横川中堂へ行ってみる🤗

本堂の横川中堂は遣唐使船をモデルにし、舞台造りで船が浮かんでいる姿に見えるのが特徴です。豊臣秀頼と淀君が再建したお堂は昭和17年に雷火で消失しましたが、幸いにも本尊聖観音は災火を免れた。現在の建物は昭和47年に再興されたものであるが、淀君の改築された形を踏襲している。

現地の看板より
朱色の建物と新緑が映える✨

急ぎ散策で説明文読めてなくて
今船をモデルにしてると知りました💦
やはり駆け足鑑賞はダメですね…

横川中堂

ハイク目的で拝観券は購入せず
でなくても時間なくて中に入らず😖

元三がんざん大師堂

元三大師は僧名を良源ぎょうげんといい、正月の三日に亡くなられたことから元三大師と称されている。近江の人で少年の頃比叡山に入り、早くから学徳抜群で誉れ高く将来を嘱望しょくぼうされた。55歳にして比叡山の第18代座主ざす(住職最上位)に昇り、比叡山の最盛期を築き上げたことから、比叡山中興の祖と仰がれている。

現地の看板

多くの神社仏閣でみられる現在のおみくじの原型は、元三大師が観音菩薩より授かったとされる五言四句の偈文げもん100枚のうち1枚を引かせ、偈文から進むべき道を訓えたもので、元三大師堂はおみくじ発祥の地とされる。

Wikipedia

場所以外下調べなしに来たので
まさかここが…この方が…⁉️
という驚きでした🤣

さらに魔除けの護符として
広い信仰を集めている角大師も
元三大師のお姿らしいです

全国に疫病が流行した際、元三大師様は人々の難儀を救おうと大きな鏡の前に自分の姿を映し、静かに目を閉じて禅定に入ると姿がだんだんと変わり骨ばかりの鬼(夜叉)の姿になった。

現地の看板

この夜叉が角大師の姿だそうで
その後、お札として刷られて
各家の戸口に貼ったところ
病魔がよりつかなかったことから
角大師は魔除けとなったそうです

現地の看板

吉田兼好の代表作である
徒然草つれづれぐさにも元三大師堂が出てくる

第二三八段の一文
人あまた伴ひて、三塔巡礼の事はべりしに、横川の常行堂のうち、竜華院りゅうげいん(元三大師堂のこと)と書けるふるき額あり。(以下略)

【現代語訳】大勢で比叡山の三塔を巡礼した。横川にある常行堂の中に『滝華院』と書かれた古い額がある。

初めて訪れた場所ですが
関連するものや人物は知ってて
それがこの場所が絡んでたと思うと
なんか感動してしまいました😄
と同時に知らないことだらけやなと…
少し悲しくもなる😓

大人になっても好奇心は常に
持ち続けないとな🙌

散策を終えてバス停への道
いくつか立ってる灯篭の文字を
何気なく見てたところ
なんと地元のお寺名が‼️

観音山の天台宗相應峰寺そうおうぶじといえば…
GWに山陰海岸ジオトレ歩きの際に
登った山にあったお寺♪
比叡山は天台宗総本山やけど
まさかここに繋がるとは驚きです😁

延暦寺と同様に山上にあるが
小さなお堂がポツンと…
ただ景色は負けてないはず
興味ある方はこちらの記事もどうぞ

東塔に戻って下山

やっと辿り着いた初めての横川
のんびり散策したかったんですが
到着が15:10で閉門が16:00
最終バスはその10分後てことなので
せかせかと30分ほどでの散策でした

説明文は書きながら読んでたので
書いてる方が時間かかってる🤣

横川バス停

1時間半かかった往路ですが
バスだと20分ほどでした

東塔バス停
東塔バス停から10分ほど

ケーブル延暦寺駅からは
見納め山上からの絶景を眺める

縁と福この二文字は第253世天台座主山田恵諦えたい猊下げいか99歳の折の後真筆です。皆様と良いご縁が結ばれ、また福が授かるよう願って名づけました。

チケット裏面

チケットを購入して知る…
こちらのケーブルも日本一🙌
京都側は高低差日本一やったけど
滋賀側の坂本ケーブルは長さで
麓まで2kmで途中駅も2つある

ケーブル延暦寺駅
ケーブル坂本駅

麓まではおよそ10分ほどで
レトロな坂本駅に下山しました
共に乗車してた人たちはこの後
バスで街まで向かうようですが

そんなに距離ないし下りやし
駅まで歩くことに🤣

麓にある日吉神社

道中通りすがった大きな鳥居
結構奥深かったのでまた次回…

日吉神社の参道も気持ち良い道
京阪 坂本比叡山口駅
石山寺行きの電車

東海自然歩道歩きでも
お世話になってる電車🚃
今回は途中のびわ湖浜大津まで

びわ湖浜大津駅付近から

市街地の背後にそびえるのが
今回散策を楽しんだ比叡山⛰
さすが存在感のある山

滋賀県名物御膳

帰る前に琵琶湖近くで夕飯
内容はびわます、近江牛揚げ餃子、
近江牛入りミンチカツ、エビ豆
牛…は分からんかったけど
山上であまり食べれてなかったので
美味しくいただけました😋

■まとめ

今回は山上までと麓までは
ケーブルを利用しましたが
やはり歩きたい欲が抑えきれず
横川までは稜線を歩きました🌱

その影響で横川滞在時間が短くて
じっくり散策できなかったのが悔やみ…
ともあれ位置関係が分かったので
また行く機会あれば横川をのんびり
散策してみたいなと思います

山吹:ケーブル|紫:バス|緑:徒歩

●タイムスケジュール履歴
10:45|ケーブル八瀬駅
10:55|ケーブル比叡駅
11:40|大比叡(比叡山頂)
12:15|ケーブル延暦寺駅
13:00|延暦寺東塔入口
13:25|延暦寺西塔入口
15:10|延暦寺横川入口
15:45|横川バス停(最終16:10)
16:05|東塔バス停
16:20|ケーブル延暦寺駅(最終17:30)
16:45|ケーブル坂本駅
17:05|坂本比叡山口駅

時刻はおおよそ(写真撮影時間より)

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