丹波国の元伊勢三社を歩く_2
GW前半の4/27~29は京都北部
福知山と京丹後を巡りました🍃
その初日は2日目から歩く
山陰海岸ジオパークトレイルの
前乗りを兼ね前から気になってた場所へ
それが福知山市大江町にある元伊勢三社
元伊勢とは
内宮の主祭神である天照大御神は
元々皇居内に祀られていたが
その状態を恐れた天皇が
豊鍬入姫命に神霊を託して
理想的な鎮座地を求め各地を転々…
約90年かけ伊勢の地に遷座したのが
紀元前4年といわれている
その間に一時的にでも鎮座した場所
それが内宮の元伊勢とされていて
現在90ヶ所近くあるそうです
一方、外宮の主祭神である豊受大御神は
五穀豊穣を願う神様で元々は京丹後市の
比沼麻奈為神社に鎮座していたそうですが
天照大御神が食事の世話を神託したことで
丹波国から伊勢に呼び478年に鎮座
天照大御神と違い向かう先決まってたため
途中の鎮座した場所も数ヶ所しかなく
外宮の元伊勢は京都北部に集中してる
※詳細はWikipedia👇
今回はそんな元伊勢三社と総称される
以下の3神社を歩いて巡ってみました
・皇大神社(伊勢神宮内宮の元伊勢)
・天岩戸神社(皇大神社の奥宮)
・豊受大神社(伊勢神宮外宮の元伊勢)
丹波国の元伊勢三社を歩く_2
ここに行こうとしたのは昨年7月
予定の時間に起きれず断念したけど
後から考えたら暑い時期に
歩いて巡るのは辛かったやろうし
この時期になってよかったのかも🍃
内容が思ったより濃くなったので
最寄駅から1社目の豊受大神社までは
前の記事で書いてます🙌
興味あればこちらもどうぞ
丹波国とは
続きの内容に入る前に
丹波国についての余談…
今回巡った元伊勢三社があるのは
福知山市ですが合併前は大江町でした
廃藩置県以前の大江町は
丹後国に属していたそうなので
丹後国の元伊勢三社とも言われる
ちなみに
丹波国は旧福知山市他、京都府中部と
兵庫南東部や一部の大阪府がエリアで
近接はしてるが別の国として存在
ただし、それは7世紀頃の律令制後のこと
それ以前は但馬(現在の兵庫県北部)や
丹後(現在の京都府北部)も丹波国だった
元伊勢三社が鎮座したのは
伊勢神宮鎮座より古いとしたら
7世紀以前で丹波国の時代やったかなと♪
さらに、丹波という地名の起源も
豊受大御神が関係してるといわれる
記事を書きながら
そんな話を知ったので
丹波国の…というタイトルに🙏
以上、長めの余談でした
元伊勢外宮から内宮へ
元伊勢三社と総称されてたり
観光案内にも言葉はみかけるが
歩き地図などは見かけない…
三社共にそれなりに参拝者いるが
アクセスは車、バイク、自転車で
徒歩は1人だけ遭遇したくらい…💦
今回は山ではないけど
記録も兼ねてYAMAPを利用し
交通量の多い道を避けて
古い建物が並ぶ道を歩いてみた
標識がないため不明やけど
昔からの道なんやろと想像…
現代のサッシは無駄を省き
シンプルが良いとされてるけど
昔の細かい格子は逆にオシャレ✨
静かな道を歩いてると
汽笛が聞こえたので待ってると
緑の中を走り抜ける電車が🙌
豊受大神社から約3km歩き
元伊勢内宮の皇大神社下に到着
伊勢神宮内宮に至る
旅路の途中鎮座地なので
伊勢神宮より歴史が古い🤩
皇大神社(元伊勢内宮)
本殿は山の中にあるため
麓から高低差70mほど登る
山登りと思えば楽々やけど
気持ち観光なので辛い💦
鳥居は豊受大神社と同じく
樹皮付き丸太で組まれた黒木鳥居
建物の形状は豊受大神社と
ほぼ同じですが少し違いがある
千木の形状、鰹木の本数は
伊勢神宮の内宮、外宮と同じで
元伊勢ということだけある🤔
神宮の方はその他の違いもあり
理由は諸説あるそうなので割愛🙌
本殿と周囲で参拝をして
社務所でお守りを入手
その後、奥宮とされている
天岩戸神社へ向かう
天岩戸神社(皇大神社奥宮)
新緑に覆われてるからか
本当に神々しかった
車道から細い階段を下ると
社務所と鳥居を抜ける
谷底に降りて振り返ると
少し上に鳥居と社務所
さらに上に車道が見える
社殿は岩盤の上にあり
側面から見ると舞台の様…
備え付けの鎖を使って
登って参拝することはできる🙏
(登りより下りが怖かった…)
社殿正面には安定した石があり
そこだけ手放しで立つことができた✨
社殿の奥に渓谷が続くが
そっちに行くことはできないので
来た道を戻って車道まで登る
元伊勢三社は無事巡り終え
13時過ぎ…歩き始めて2時間…🙄
翌日からのこともあるので
セーブするのもありやったけど
まだ歩きたい欲があり歩くの延長🤩
棚田と峠越えの歩き旅
皇大神社、天岩戸神社の近くには
大江山口内宮駅があったけど
延長すると駅から遠ざかる💨
戻るの嫌なので1駅先を目指す🙌
昭和27年てことは
70年以上前にできた橋✨
さっきまでは観光やったけど
延長戦はいつもの歩き旅🍃
この辺りは大江町毛原地区で
近くに紹介ポスターがあった🍃
通りすがりで無知やったので
内容を読んでみました😅
一般的なお地蔵様といえば
静かに佇む石像なイメージですが
丹後、若狭地方では化粧地蔵という
極彩色のお地蔵が多いそう🎨
知らずに見たら驚いたし
いたずら?とも思ってしまったけど
この辺りの文化ってことなんやろな
化粧地蔵探し歩くのも楽しそう🤩
緩やかに坂を登っていくと
屋根付きの休憩所があり
そこから棚田を一望できた
毛原集落の最深部へと道が続き
正面に越える山が見えてくる
山に入るとすぐの神社
奥へも行きたかったけど
時間が微妙なので鳥居前で🙏
山に入り高低差100mほど登り
福知山から舞鶴に入る🙌…?
予定では宮津やったので
少し焦ったけどひとまず下山
ピンクテープを探しながら
道らしき場所を慎重に下山😅
川沿いに下山していくと
人工的な階段状の地形があり
後日調べると棚田跡でした
山から出て1kmほどで
駅らしきものが見えてくる🙌
予定より早めに辛皮駅到着
宿へのバス乗継ぎを考えると
15時前にして終電😱
旅の続きはこちら
ところで…毛原の辺りから
気になってた元普甲道という道🙄
今回初めて知った道なので
続き歩きたい欲をグッと堪え
辛皮駅前からいつか歩いてみます🍃
この記事で巡った場所
大江駅から豊受大神社までは
元伊勢三社を歩く_1の内容
続き、皇大神社、天岩戸神社を巡り
時間があるので追加で歩いた🙌
最終的に元普甲道に沿ってたけど
追加歩きは棚田が目的でした🍃
時間:3時間40分|距離:11.7km
観光にしてはしっかり歩いたけど
歩き旅としては短めでした👍
関連記事_丹後エリア
2024.4.27~29|山と海を歩く旅
今回の旅記事まとめ
■元伊勢三社を歩く
■山陰海岸ジオトレ歩き旅
2023.7.15~17|海の京都めぐり
福知山経由、丹鉄で京丹後へ
ジオトレ歩き海沿いに泊まる旅
経路は今回と被りますが
季節と寄り道が違う夏旅です🎐
最後まで読んでいただきありがとうございます。 旅先で見たもの、感じたこと、ふとした思いつき、気になることを投稿し毎日更新3年目。よければスキ、フォローしていただけたら嬉しいです♪