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どんな才能も自分のもの、そして守られるべきもの《才能の搾取に関する覚書》
才能の搾取。
この概念を知ったのは、数年前、ある件について弁護士さんに相談に行った時のことでした。「搾取」と言えば金銭や労働力とばかり思っていた私は、才能もまた搾取の対象になると知って目から鱗だったことを思い出します。以来、自分を支える大切な概念の一つとなっています。
ところで最近、様々な場面で個人の才能が不当に扱われ、搾取されているのではないかと感じることが多くなりました。なぜそんなことがまか
敬意は丁寧から生まれる 〜弔い人に救われた話〜
父が亡くなった。入院から11日目の夜だった。
その日のお昼、母と妹は病院に行き、順調にいけばあと一週間から十日ぐらいで退院になると主治医から説明を受けた。その後、父とも面会して少し話をしたらしい。
私たち姉妹四人はいつものように「退院の時、迎えに行ける?」「水、木だったら行けるよ」などとグループLINEでやり取りをした。退院後に父が安心して過ごせる場所は既に手配済みで、準備はすっかり整っていた。
建築が凶器になってはいけない。
今の自分に何が書けるだろうか、とずっと考えている。
書きたいことはたくさんある。たくさんあり過ぎて、団子になって押し合いへし合いしているくらいだ。ただ、これは今言うべきことだろうかとか、こんなことを言ったらたちまち非難されるんじゃないだろうかとか、躊躇するテーマも多く、このテーマはまた後で、こっちはおいおい時期をみてと、自分の中で精査と分別を繰り返している。
そして最後に残ったどうしても書いておき
被災した時に大切なこと3つ 〜阪神淡路大震災を経験して〜
今回の能登・北陸上越地方の震災に遭われた方々、また地震で大きな不安を感じたり、不自由な暮らしを強いられている方々に、一日も早く安心して暮らせる日常が戻りますことを、心中より祈念いたします。
もうじき阪神淡路大震災から30年が経とうとしています。震災に遭ったのは、結婚を機に神戸に移住してまだ一カ月のことでした。土地勘のない場所で巨大地震に遭った時の恐怖は今でも自分の中で生々しく脈打っていますし、非
日本女性の歩き方は、何を反映しているのか考えてみた。
先日見たyoutubeのショート動画のことが妙に気になっている。
それはヨーロッパ在住歴の長い日本人女性のもので、簡単に言うと「海外の女性は背中をまっすぐに伸ばし、胸を張って大股で堂々と歩いています。日本の女性の歩き方は見た目が悪く、評判が良くないので直しましょう」といった内容のものだった。
少々誇張された歩き方の例が挙げられていたので、分かりやすいと言えば分かりやすいのだが、やはりコメント欄は
神戸に生きた、あるユダヤ人博士の話。
縁あって、かれこれ15年以上調べ続けている人物がいます。名前はS博士。1883年(明治16年)ドイツ生まれ、1974年(昭和49年)に91歳で神戸で亡くなり、今は六甲山の自然に囲まれた外国人墓地に奥様と一緒に眠っています。
きっかけは私の父の叔父(父の母の弟)でした。この人は、戦後 大阪で小さな薬品会社を立ち上げ、そして昭和30年、生薬を原材料とした滋養強壮剤の製造販売を始めます。
その滋養強壮
三年間で三回苗字が変わって分かったこと 〜夫婦は同じ苗字でなくていい〜
「どうして!!」
その声はほとんど悲鳴のようでした。
周囲の視線が一斉に自分に集中し、しまった!と思いましたが、もう立て直すことはできず、私はそのまま部屋を飛び出してトイレに駆け込むと、個室に閉じこもり天井を見上げながら必死で息を整えようとしました。
けれど、悔しさ、悲しさ、腹立たしさ、情けなさがぐちゃぐちゃに入り混じった感情が激しく渦巻いて嗚咽となり、次から次へと涙があふれてきます。
何分ぐ
心の中に抱え続けている言葉こそ。《深読みタロット・第4回 死と再生》
あれはまさに人生の転換点だった。
そう思える出来事がいくつかあります。
そんな時決まって妙にリアルな夢を見るのですが、今回は「死と再生」の世界からのメッセージとも言える夢に支えられた話です。
✢ ✢ ✢
当時私はいろんな意味で限界にありました。
一番大きな原因は、幼い頃から母の言動に傷つき続けていたにも関わらず、それを口にできなかったことです。
正直、電話越しに母の声を聞くことすらしんどくなっ
もう一度…と呼ばれたい。《深読みタロット 一枚勝負・第3回 剣のペイジ(従者)》
今回のカードは「剣のペイジ(従者)」です。
意味は、若々しいエネルギー、斬新なアイディア、修行中の若者など。
まだ何者でもなく未熟ではあるけれど、大いに可能性を秘めた状態を表します。
子供を通して出会ったお母さんたちに旧姓を尋ねるのが好きです。
普段は誰々のお母さん、その彼女たちに「○○さん」と旧姓で呼びかけると途端に空気がパッと変わり、なぜかお互い笑顔がこぼれます。
呼び名というのは不思議な
いざ くぐらん、安らぎの門を。《深読みタロット一枚勝負・第2回 ワンドの4》
今回の深読みは、ワンド(棒)の4です。
カードには素敵なゲートが描かれていて、ゲートの向こうには花束を手に「こちらに来て一休みしていらっしゃい」と手招きする乙女が二人。
ワンドのカードはコミュニケーションや人間関係を、4は安定を表す数字なので、意味は「苦労の後の安らぎ・つかの間の休息」などとなります。
ここらでちょっと一段落して、しばしほっこりしましょう、という嬉しいカードの一枚です。
ちなみ
植物を愛するように 人を愛す。《深読みタロット 一枚勝負・第1回 The Lovers》
はじめまして、ここ と申します。
長年使い続けてきたタロットカード。
その一枚一枚とがっつり向き合って、メッセージを発信していこうと思います。
お付き合いくだされば、とても嬉しいです。
【 THE LOVERS (恋人たち)】
第一回目、大アルカナの【 THE LOVERS(恋人たち)】を引き当てました。
意味はそのものズバリ。
恋愛の成就、よいパートナー、幸せな結婚などなど。
加えて人生の選