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《中間報告会実施!》共創から生まれる車椅子利用者用レインウェア製品化プロジェクト

こんにちは!ケアウィルコミュニケーションチームのハルです。

ケアウィルは、あなたの「着たい、選びたい、着て人と会いたい」という意思を第一に尊重した服づくりを目指し、「ケア衣料※」という専門ブランドで、ものづくりをしている会社です。

弊社では、以下の製品を販売しています。そして現在、新たに「車いす用レインウェア」を開発しています!

「車いす用レインウェア製品化プロジェクト」とは?

この事業は、ある一人の車いすユーザーさんの願いから始まりました。それは「雨の日も気にせずに外出したい」という希望。

はじめはオーダーメイドで作ったこの車いす用レインウェアは、他にも必要としている人がいるのではないか、そんな意見から製品化への道がはじまりました。

そしてこの事業は「車いす用レインウェア製品化プロジェクト」として、川崎市の市制100周年事業として採択され、異分野の方々との『共創』による製品化を目指しています。

プロジェクトには川崎市をはじめ、エヴァンジェリストユーザー、デザイナー、パタンナー、製造企業、理学療法士・作業療法士、日本臨床作業療法学会、女子美術大学共創デザイン学科、田園調布学園大学といった共創パートナーが参画し、共にものづくりを進めています。

今年1月から始まったこのプロジェクト。現在は、プロトタイプ(試作品)に関するヒアリングフェーズの最終段階です!

この記事では、共創パートナーである「女子美術大学 芸術学部 共創デザイン学科」についてのご紹介、そして2023年12月12日に女子美術大学で行われた「レインウェア中間報告会」の様子をお伝えします。

共創パートナー「女子美術大学 芸術学部 共創デザイン学科」

どんな学校?
女子美術大学は1900年(明治33年)に創立された歴史ある大学です。女子の新しい生き方を世の中に示すことを目指し、設立当時としては先駆的で挑戦的なものでした。
そして、今回パートナーとなった「女子美術大学 芸術学部 共創デザイン学科」は、2023年4月に開設したばかりの学科です。

ケアウィルとのつながり
産学医公連携に力を入れている弊社。そこからご縁をいただき、女子美術大学さんとケアウィルのつながりが生まれました!
9月26日には、「”もの”の不自由を想像する」をテーマに、代表笈沼が講義をさせていただきました。

何を学ぶ?
さて“共創デザイン”という言葉、あまり聞き馴染みがないかもしれません。
共創とは*、企業があらゆる利害関係者(ステークホルダー)と協働しながら事業を行い、新たな価値を創造することを意味する言葉です(*参照)。

美術大学というと、絵画や彫刻、映像、Webデザインのような作品を作るイメージが強いですが、この「共創デザイン学科」は、”多様な領域の人々と共に新しい価値を創造する「共創型リーダー」を目指すこと”を主軸におかれています。

引用:女子美術大学 芸術学部 共創デザイン学科

具体的には、
①産官学連携による実学(ビジネスの現場で生きる力を養う)
②共創教育(共に生み出す力を養う)
③ライフマネジメント教育(折れない心と自身を高め続けることのできるマインドを養う)
を3つの特徴的な教育として展開しています。

引用:女子美術大学 芸術学部 共創デザイン学科

学生のうちから、民間企業や国・地方公共団体と連携した授業があるというのは興味深いですよね!

卒業後の進路は?
カリキュラムを通して共創力を身につけることで、次のようなキャリアでの活躍が期待されています。

…とはいえ”美術”大学。「絵が得意じゃないといけないのでは?」「センスが必要なんじゃない?」と思いがち…。でも心配いりません!松本学科長からもこんなメッセージが!

美術大学ではありますが、絵が描けることは必須ではありません。デザインのことが分からなくても、ビジネスのことが分からなくても、今はまだ自分に自信がなくても、大丈夫です。「人と話すことは苦手だけれど、いろいろな人と共創してみたい」。そんな想いをお持ちでしたら、ぜひこの新しい扉をノックしてみてください。

引用:女子美術大学 芸術学部 共創デザイン学科

将来このような仕事をしてみたい、いろいろな人との共創に興味があるという方は、まずはぜひホームページからのぞいてみてくださいね!

レポート【中間報告会 2023/12/12】

2023年12月12日、車いす用レインウェア製品化プロジェクトの中間報告会が女子美術大学 杉並キャンパスにて行われました。

中間報告会には、女子美術大学 共創デザイン学科の皆さん、川崎市のプロジェクトメンバー、ケアウィル代表の笈沼が現地参加したほか、同時にライブ配信も行われました。

提供:川崎市

学生さんには、以下の事前課題が出されており、当日はエヴァンジェリストユーザーであるお二方のインタビュー動画を見ながら、事前課題発表、そしてケアウィル代表の笈沼からのフィードバックが行われました。

提供:女子美術大学

課題発表では、カラーバリエーションや視認しやすい色のデザイン、自分の体験談を基に感じた不便など、学生さんらしい柔軟で多様な意見が出されました。(時間を押してしまうほどでした…!!)

最後は、松本博子学科長よりお言葉をいただき、中間報告会が終了となりました。まさに”産官学連携”を体現した時間となりました。

提供:川崎市

今後の展開は??

プロトタイプ(試作品)のヒアリングフェーズも終わり、次は製品の最終化に向け、ついにデザイナーから最初のデザイン案が提出されるフェーズに入ります!

様々な声が、どのようにデザインされ形となっていくのか…。
今後の動向にもどうぞご期待ください!

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