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魔法の町、イギリス・グラストンベリーまで不思議な大冒険

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連載中のプロポーズ555日までのロンドン語学留学中に、魔法使いが住むグラストンベリーに行くお話です。不思議な力に導かれた、忘れられない1日。長編ですが、全て1日での出来事です。魔…
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125,冒険のはじまり〜ロンドン留学最大の旅が今はじまる!〜

125,冒険のはじまり〜ロンドン留学最大の旅が今はじまる!〜

大充実した気持ちに包まれて、ほっこりしながらロンドンに戻ってきた。

持ってきたノートにはいろんなことを書き連ねて、自分の中にいた自分を見つけては「お前、ほんとによかったな。ここまで来れて。」と褒めてあげていた。

明日は、待ちに待ったストーンヘンジに行く日。
いろんあ浄化があって、極め付けにストーンヘンジなんてパワフル。

あぁ楽しみだな!なんて楽しみなんだろ!
バスに乗れば、あとは全部目的地ま

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126,乙女を救う紳士たち〜イギリスの素晴らしき紳士文化

126,乙女を救う紳士たち〜イギリスの素晴らしき紳士文化

電車に飛び乗る。いざ、グラストンベリーへ!!!!

だけどずっと不思議だった。

なんで寝坊なんかしたんだろ?

なんでなんだろ?

疲れてたから?いや、全然元気。

おかしい。なにかきっと意味がある。
私が寝坊して、大遅刻してるのには何か訳がある。

ぐるぐると思考を回しながら、電車に揺られた。

次なる問題は、Bristol Temple Meads駅から出るバスの時刻が合わないこと。
バスを

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127,イギリス史上最も神聖な井戸・チャリス

127,イギリス史上最も神聖な井戸・チャリス

チャリス・ウェルガーデンに到着した。一人でここまで来てしまった。
金と本気を出せばこんなところまで来れてしまうのだ。

ガーデンのゲート前だったけど、その前でも凛とした、すがすがしい空気につつまれていた。
なんか、神社の鳥居をくぐる感じとよく似ていた。

合流予定のバス御一行様は、まだ到着前だった。

小さな白いロケバスが入ってきた。

ペコペコお辞儀して、ツアーガイドさんに挨拶する。

大きな体

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128、魔法使いの町、グラストンベリー

128、魔法使いの町、グラストンベリー

たった20分の滞在しか許されなかったチャリス・ウェルガーデンから後ろ髪に引かれまくりつつ、バスに乗るアンジー。

隣には、ボーイッシュで美しくもかっこいい方(雰囲気的にもトランスジェンダーさんぽく見えるくらい。)が座って、チャリス・ウェルガーデンより前に訪れたツアーの様子を写真で見せてくれた。

私が行きたかったストーンヘンジも、彼らは既に観光済み。
そのお方はストーンヘンジの写真をみせてくれた。

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129,「答えはいつも風の中」にあるんですって

129,「答えはいつも風の中」にあるんですって

生暖かい風に包まれたとき、なんとも言えない温もりと心が安らぐ感覚になった。

感覚的、、感覚的に、、"龍がいる" と感じた瞬間だった。

そして”glastonbury torに行こう!”と呼ばれてるような気になった。

その時だった。

!!!!

「私が今日、寝坊をしたのは、このツアーから離れやすくするための布石だったのか!!!!」

と気づいて、一気にスッと朝からの出来事が腑に落ちた。

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130、英国最大級パワースポットグラストンベリー修道院でB級臭さに笑いが止まらない話

130、英国最大級パワースポットグラストンベリー修道院でB級臭さに笑いが止まらない話

イングランド最古の宗教遺跡、アーサー王ともゆかりの深いグラストンベリー修道院前に行く。

ここは廃墟となっているけど、敷地内に小さなチャーチがあって今でも礼拝はあげられているっぽい。
この時私は、ツアーから途中下車するぞ!と心を整えていたので、観光ガイドをほとんど聞いてなかった。すんません。

それでも個人的に一番興味深かったのはサンザシの木。

このひょろっとした木、見た目のわりにエネルギーが奥

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131、いざイングランド最強パワースポットのグラストンベリー・トーへ。

131、いざイングランド最強パワースポットのグラストンベリー・トーへ。

グラストンベリー修道院からグラストンベリー・トーまではこんなかんじ。

私は頂上のトーまでを目標に歩いた。
珍しく、道に迷わずに到着した。

敷地内に入るときは、柵があったけど迷わず突き進んでみた。というのも中から来る人もいたので、大丈夫だろう。と判断したから。だけどここからみてもトーは結構遠くみえる。

ゆるやかな坂だと思ってたけど、意外にハードだった。

途中で、疲れて引き返そうかと思ったけど

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132,君は私の大切なともだち。チャリス・ウェルガーデンで出会った天使

132,君は私の大切なともだち。チャリス・ウェルガーデンで出会った天使

グラストンベリートーから下山して、チャリスウェルガーデンに戻ってきた。

ここからのお話は、わたしにとって、とてもとても大切な話。
おとぎばなしみたいだけど、ホントにあった出来事。

それは、とても不思議で信じがたいことかもしれない。だけど、私にとって大切な記憶だから、大事に大事にして文字に起こそうと思う。

いくよ。

2度目のチャリスウェルガーデンに入った。
閉園まであと40分ほど。

入場口

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133、旅の終わりは、魔法が解ける時。

133、旅の終わりは、魔法が解ける時。

チャリス・ウェルガーデンからビレッジまで歩いた。

朝からたくさん走ったり、歩いたり。
正確には昨日のブライトンから歩きっぱなしだったので、足も重たくなり、疲労が溜まっていた。

「よくここまで歩いてくれたね。ありがとうね。もう少しがんばろうね」

と足に言葉をかけつつ、ゆっくりゆっくり歩いてビレッジに向かう。

トーに来るときは、目的に頭がいっぱいで周りをあまり見てなかったけど、帰り道は外観も眺

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134、旅を終え、小鳥ロビン(コマドリ)の正体を知る。

134、旅を終え、小鳥ロビン(コマドリ)の正体を知る。

不思議な旅を終えて、学校の最終週が始まった。

濃厚な週末だった・・・。そんな思いでいっぱい。

授業が始まり、「Tell me about the weekend!」から始まり。
ネタがまとまらず参った。

みんなは普通に

「家でYouTubeをみて、夕方からパスタを作って酒飲んだ。」
「シティに行って新しい服を買った。疲れてすぐ帰って寝た」
「友達と、カフェに行った」

と超シンプル。

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