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六波羅蜜

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大乗仏教の修行法、六波羅蜜。
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記事一覧

忍辱 其のニ ーKhantiー

忍辱 其のニ ーKhantiー

大乗仏教の修行法、六波羅蜜の第三段階

日常生活の中で起こる、不条理な出来事に対し、過去の悪業が浄化されていると考え、喜びの心を持つ。

このように捉えることで、同時に私たちは善を積むことができ、また私たちに害を与えた魂の行為は功徳となるのである。

智慧(般若) ーPannaー

智慧(般若) ーPannaー

大乗仏教の修行法、六波羅蜜の最終段階。

三昧での経験により、いかなる楽しみも、必ず苦しみを孕んでいることを悟る。

そのことを知った魂は、智慧を獲得し、煩悩から出で離れることができる。

禅定 ーJhanaー

禅定 ーJhanaー

大乗仏教の修行法、六波羅蜜の第五段階

世間から離れ、瞑想修行を行うことにより、身心が安定し、心が静まる。

仏陀に対して精神を集中させることで、三昧(サマディ)へと導かれる。

精進 ーViriyaー

精進 ーViriyaー

大乗仏教の修行法、六波羅蜜の第四段階

精進の段階では、善業を増やし、悪業を減らす実践を行う。

私たちの悪業は有限であるため、悪業が浄化された後には、非常に心地よい状態が訪れる。

忍辱 其の一 ーKhantiー

忍辱 其の一 ーKhantiー

大乗仏教の修行法、六波羅蜜の第三段階

修行上において味わう苦しみに対して、
この苦しみによって自己の煩悩が消滅していると考え、耐えること。

煩悩が落ち切るまで耐え続けるため、
強い意志の力が培われる。

持戒 ーSilaー

持戒 ーSilaー

大乗仏教の修行法、六波羅蜜の第二段階

日々戒律に則った生活を心がける。

守ることができなかった戒律、過去、過去世に為した悪業については、仏陀に対して懺悔を行う。

懺悔では、為してしまった悪業を正直に告白し、心から悔い改めることが大切である。

布施 ーDanaー

布施 ーDanaー

大乗仏教の修行法、六波羅蜜の第一段階

仏陀に対して供養をすること。

供物は、自己にとって最高の物を捧げることが望ましい。

布施を行う際は、
「どうかこの供養をお受け取り下さい」
といったように、心を込めて行う。

六波羅蜜 ーPāramīー

六波羅蜜 ーPāramīー

大乗仏教における、涅槃に至るための修行方法。

布施ー施しをすること

持戒ー戒を守ること

忍辱ー苦しみに耐え忍ぶこと

精進ー努力すること

禅定ー精神を集中し、三昧に入ること

智慧(般若)ー真理を見極めること