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意外にわかりにくい、最大のテーマ!小林よしのり「戦争論」!

意外にわかりにくい、最大のテーマ!小林よしのり「戦争論」!

この国の言論空間は「戦争論」以前と以後に分けられる。(中略)
こんな反響を巻き起こした漫画など、他にはないだろう。
ほめられて、好かれて売れるのではなく、嫌われて、恐れられて、批判だらけで売れたのだから、それ以前の言論空間にとっては、確かに危険極まりない本だったのだ。

「ゴーマニズム宣言2ndSeason2」5、10頁より
小林よしのり自らが「戦争論」を評して。

上の記事で、ボクは、「個と公」は面白いテーマだと、着眼していた。

その着眼点は優れていた。実は、「個と公」は、実は「戦争論」の最大のテーマだったのである。

しかし、駿台公開模試国語全国2位、駿台東大模試国語全国6位の、読解力を誇っていたボクも、ヤキがまわったものである。

「最大のテーマ」とまでは見抜けなかった!!

よしりーん?!あまりにわかりにくいよー。そうならそうと、

「戦争論」の中でハッキリ書いてほしいものである。

一応、「ゴー宣」で告知していたみたいだけど、みんな、そこまで深くよまねーしな。

わしの『戦争論』の最大のテーマは「個と公」である。
それは発売前から『ゴー宣』の連載でも、明言している!
だがリベラル左翼もネトウヨも、このテーマが全然わからないままだった。

「ゴーマニズム宣言 2ndSeason2」17頁

「ゴー宣」でちょろっと書いただけじゃ、わからないよ・・・。

ボクも、「ゴーマニズム宣言 2nd Season 第2巻」を読むまで、わからなかったよ・・・。

ボクは当時は「ゴー宣」読んでなかったし、今もKindle盤で全巻買ったけど、ほとんど読めてないしな・・・。

「戦争論」だけ読んだ、なんて人、たくさんいるんじゃない??

結局、全国民を惑わした結果になった。その罪は重い・・・!!(笑)

郷土(クニ)・家族・国家という「公」を守るために・・・

「ゴーマニズム宣言2ndSeason2」18頁より
()部分はルビ

この公の定義もわかりにくかった!!(笑)

ノーベル賞作家、大江健三郎でさえ、「公」=「権力」としたらしいではないか!

ノーベル賞作家の大江健三郎は「公」とは「権力」としか思っておらず・・・

「ゴーマニズム宣言2ndSeason2」19頁より

だったら、もう「戦争論」の中ではっきり強調して書いておくべきだったのだ。

『本書の最大のテーマは、「個と公(公とは郷土(クニ)・家族・国家のこと)」である!!』とね。

強調してはっきり書かなかったから、「戦争論」のテーマをみんな誤読している。

みんな混乱したんだ。その罪をどう償おうというのか??

・・・小林よしのり氏よっ!!(笑)

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