愛に飢える
※メンタル系の内容を含みます。
mixiの全盛期に
ココオル代表(丸田勝也)の中学校の同級生「ゆきわ」です。職業は養護教諭(保健室の先生)です。
社会人になって4年目に、mixi(ミクシィ)というSNSを始めて、日記をアップしていました。独身で、実家にいた頃です。弟もmixiをしていました。
ある時、弟が「禁ミク」と言っていました。mixiは夢中になってしまうので、しばらく見ないという宣言です。
そんな時に限って私は、
「おまいのこと、日記に書いた」
と言うのです。そしたら弟が、
「も、しゃーなしやで!」
と言って、パソコンでmixiを開き、私のページを見に行きます。そして、自分のことが書かれた日記を読んで「ひでー姉w」とか言いながらひとしきりウケた後、ついでに私の他の日記も見て
「読者おいてけぼりやん!」
と言います。
ちなみに、歳が近い男性の同僚からは
「なんつーか、ワールドやよねw」
と評されていました。ほんと、同年代の知り合いはみんなmixiしてるって感じで、同僚ともつながってるし(マイミク)、かつての同級生や部活仲間のページを見ることも、よくありました。
私は大学で吹奏楽部に所属していて、当時の先輩(女性)のページも見ました。多重人格(解離性人格障害)で自傷のある方でした。
その先輩は、いくつか日記をアップした後、「コメントをもらうには、どんなことを書いたらいいんだろう」みたいな内容をアップして、その後、どうやらmixiを退会したみたいです。
コメントがあると嬉しいけど、ないと残念。訪問履歴の「足あと」だけで満足していた私は、先輩のわびしさを想像してみました。
これまで、愛を渇望して、それはバラバラになってしまうほどの悲痛だったのかもしれない。
先輩、いい人だった。場を盛り上げようとしてくれてたし、周りに気を遣いながら生きてこられたんだろうなと思うのです。
優しくて面白い先輩
同じく吹奏楽部の先輩で、在学中に自死された方がいます。優しくてアネゴ肌で、ムードメーカー。そして、いつしか自傷痕だらけになっていました。
うつ病とパニック障害があるとおっしゃっていました。先輩の優しい笑顔と、傷だらけの姿を、私はずっと忘れないでしょう。
保健室登校の女子生徒
私が高校に勤めていた時の話です。体調不良で友人関係もうまくいかない女子生徒が、保健室登校をしていました。
美人でワガママでクセがあって気分屋さんで、扱いにくい子でした。
彼女がある時、「校長先生と話してみたい」と言い、校長室に行きました。そういう大それたことも、思いつきでサラッとやってのける感じです。
校長は眼力があり、いかついおっちゃんですが、情深さもありました。そんな校長は、快く彼女を迎え入れ、楽しく会話したようです。
その後、校長が、彼女のことを「愛情不足」と断言していました。
嫁姑問題で母親が病んでしまい、彼女が母親に代わって家事などをこなしてきたことを、私もその頃に知りました。
今で言う、ヤングケアラーでした。
仲がいい友達
昔から病気がちで、精神的にもしんどい友達がいます。相手を思いやることができる、とてもいい子です。
高校生からの付き合いで、今も年賀状とLINEのやりとりがあります。
ある時、彼女のLINEに返信がてら「私は大人しいキャラなのに、小学校学年全体の同窓会の幹事をすることに…クレイジーな世界だ😅」と伝えると
「同窓会の幹事大変やね。しっかり者の〔ゆきわ〕やから、頑張ってください!」
と言ってくれました。
これからも生涯、仲良くしていくことでしょう。
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