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記録主張論評ぼやき

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2022年9月の記事一覧

山頭火

山頭火

 種田山頭火は58歳で脳梗塞で客死した。丁度今の僕の歳だ。師匠筋に当たる河東碧梧桐の故郷、松山で。長年の飲酒が祟ったのだろう。とはいえこの時代(昭和15年)平均寿命も低かった。そう考えれば、それほど早死にしたというわけでもないだろう。 
 酒ばかり飲んで無一文で、乞食の放浪の生活をしながら、日本各地を彷徨った。
 彼の句は自由律俳句といい、正岡子規の弟子である、河東碧梧桐が始めた。要するに五七五に

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中原中也

中原中也

 高校の教科書に中原中也の「北の海」という詩が載っていて、その詩を読んだだけで、中原中也のファンになった。
 早速本を買った。薄っぺらな本であった。僕もこんな詩を書けたらいいなと思いながら、彼の斬新で新しい詩の世界にはまっていった。新しいといっても昭和の初期だ。だが僕には天地がひっくり返るほどの新鮮な感動を覚えた。
 中也は若くして死ぬ。昭和12年、30歳、結核性脳膜炎。鎌倉で亡くなって墓は山口市

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山口県3大詩人

山口県3大詩人

 中原中也と種田山頭火を紹介したが、2人とも山口県人である。山口県人には優れた詩人が多いのだろうか。福岡といえば北原白秋くらいしか思いつかない。他県と比べたことはないので、はっきりはわからないが、他にも、まどみちおや、金子みすゞなどがいる。みな故人である。
 まどみちおは、童謡等で有名で、娘が小さい頃、まどみちおの詩を写したのを見て、「この子は天才かもしれん」と思ったことがあった。娘が作ったのだと

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マクドナルドにて

マクドナルドにて

 年とっても働かないかん世の中とは、若い頃は、皆あまり考えていなかったろうなあ、と思うが、いかがだろうか。若いものにこき使われて、この野郎と思っても体が動かねえ、黙って泣く泣く従うしかない。悪いのは、できないこっちだ。カネの為、生活の為、既に到達してはいるが老後の為、何が悲しゅうて働かないかんのやろ。
 自分の趣味を生かして、あるいは若い頃からのスキルを活かして仕事ができてるやつはラッキーだ。楽し

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ショートショート

 最近ショートショートを書かなくなりましたね、とのご意見をありがたくもいただき、再び書き始めたのだが、エッセイと比べると、やっぱり出来が悪いのか、スキ❤がなかなか増えてくれない。
 出してる方も、これは面白い、と思って出していたのが、だんだん、これ面白いかなあ、と自信なげになっていき、よくわからなくなっていった。
 今回禁じ手を使った。下ネタである。好みが分かれるところであろう。僕のショートショー

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