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    石としてある 第1号

    ただ数が少ないというだけで説明を求められたり 勝手に意味を見出されたり求めてもいないのに肯定されたり 応援されたり大きなお世話だ河原にある無数の石のように誰かの家でだいじに真綿に包まれてある石のように日の光も届かない海底でじっとしている石のように意味も定義も説明も証明も求められないただそこにあるものとして観測される声や形や表現や文章が集まる場所をつくりたい今までないものとして扱われてきた見て見ぬふりをしたりされたりしてきた声や思いや違和感をあつめてすくいあげてととのえてまるいテーブルの上にぽんと置くそこからはじめてみるそこからかんがえてみる* * *「石としてある」は、意味も定義も説明も証明も求められず、ただそこにあるものとして観測される文章や表現が集まるための場所として、だれにでもひらかれた文芸誌です。自分自身のあり方や立ち居振る舞いについて、説明を求められたり勝手に解釈されたりしやすい社会のなかで、他者からの一方的なまなざしやわかりやすいストーリーから遠く離れ、説明できなさ/定義できなさを主体的に祝福し、曖昧で流動的な瞬間を記録して積み重ねていくような、そんな場所を目指します。ポケットにこっそり忍ばせて、ひとりで眠れない夜のとなりに、みんなが帰った後のあかるい人恋しさのとなりに、だれかと通じ合えなさを感じた心許なさのとなりに、足元を細くゆらゆら照らすあかりとしてともにあれたら嬉しいです。***エッセイ|dot./瀬川 貴音愛という〈呪い〉を纏わせ生きること。エッセイ|だいき狼煙と火元写真|おがわまき私たち、なけれねばならぬものたち小説|オカワダアキナポスト・プールエッセイ|ヤマザキやーゆ地球沸騰化時代の到来、ことばの萌芽漫画|とりにく今日の生き方エッセイと写真|るりあなた(たち)へエッセイ|とりうみ水の中で半ば目覚め、半ば眠っているエッセイ/小説|灰田 条/thur.きしとこどくの話* * *石としてある 第1号編集発行:本屋メガホンデザイン:和田拓海 (本屋メガホン)判型:新書判 (105×182mm) / 無線綴じ / 90ページ印刷:イニュニック (表紙:タント(S-5) 180kg/本文:モンテシオン70.5kg)※電子版については、既刊含め制作中ですので準備出来次第SNS等にてお知らせします。* * *お取扱いについて下記条件にてお取扱いただける店舗を募集しています。書店に限らず、カフェ、雑貨屋、個人やグループ等でのお取り扱いも大歓迎です。メールにてお気軽にご相談ください。定価:1,650円(税込)掛率:0.65 (買切りのみ)最小取引部数:3部〜送料:当店負担振込手数料:貴店負担▼ご注文/ご相談はこちら▼books.megafon@gmail.com
    ¥1,650
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    あなたとケーキをシェアするためのいくつかの方法

    「他者に性的/恋愛的な惹かれを感じない」アロマンティック/アセクシャル(Aro/Ace)で、あらゆる差別に反対するフェミニストで、ADHDで、ドラァグ・パフォーマーの「Moche Le Cendrillon」による初めてのZINE。間違った偏見を持たれたり、情報にアクセスしにくかったり、クィアコミュニティの中でも透明化されたりしやすいAro/Aceの、多様で複雑な経験について語り、書き残し、"あなた"とシェアするために制作されました。Aro/Aceのオンラインコミュニティで用いられる象徴の一つに「ケーキ」があり、「セックスよりもケーキが好き」といった冗談に由来しています。まとまらないエッセイやもたついた対談、極私的で個人的な私の経験という名の「ケーキ」を、お茶を飲みながら他愛もないお話をするように楽しんでいただけたら嬉しいです。[目次]はじめにWHO AM(ARE) I(YOU)?誕生日に書いたケーキについての日記おなじ傘の下で #1Aro/Ace FUCKOFF事案境界と共感についてからだに関するいくつかの小話おなじ傘の下で #2 Aro/Ace的おすすめコンテンツWHY DRAG?おわりに[本文より]“もし10年以上受けてきた教育のどこかで、自分を指し示す言葉に出会えていたら、私の経験はどれだけ違っていただろうか。自分の存在が誰かに嘲笑され、努力が足りない怠惰な人間だと判断されたり、未熟だと馬鹿にされることが全くもって不当なものだと、誰かが教えてくれていたらどれだけ楽になっただろうか。何を成し遂げても、パートナーがいないことで自分がまぬけで未熟で魅力がない人間だと思い続けずに済んだのだろうか。自分に好意を寄せてくれた相手に、明らかに納得できるわけもない理由を並べて傷つけることもなかったのだろうか。”(「WHO AM(ARE) I(YOU)?」より)“Aro/Aceは広いスペクトラムで、長い不可視化の歴史を持っていて、全く異なる感覚を持っている。ほとんど同じ文化を共有していないし、集まる場所を持ってこなかったし、自分が物語のどこにも描かれてこなかった。それ以前に、そもそもどんな共通点があろうが私たちは当たり前に違う人間だ。 ただ、Aro/Aceであることは、抵抗とアイデンティティを守るのに必要なカテゴリーだ。圧倒的に大多数の人間が持つ性的な惹かれや大きく渦巻く強制的性愛の流れに、全く沿わない人々の存在が無視されず、どの生き方を選択しても人権が保証され、アイデンティティが尊重される社会を作ることがAro/Aceのポリティクスだ。”(「境界と共感について」より)===著者:Moche Le Cendrillon発行:本屋メガホン判型:A5 / 無線綴じ / 80ページデザイン:和田拓海(本屋メガホン)印刷:イニュニック (表紙:マットコート135kg/本文:上質70kg)*電子版は準備中です。[ZINEの取り扱いについて]下記条件にてお取扱いただける店舗を募集しています。書店に限らず、カフェ、雑貨屋、個人やグループ等でのお取り扱いも大歓迎です。メールやDMにてお気軽にご相談ください。定価:1,650円(税込)掛率:0.65 (買切りのみ)最小取引部数:3部〜送料:当店負担振込手数料:貴店負担▼ご注文はこちら▼books.megafon@gmail.com
    ¥1,650
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    スパイスとセーファースペース

    スパイスを使ったチャイをみんなでつくって飲みながらセーファースペースについて考えるイベント「スパイスとセーファースペース」をまとめたzine。 本書の主な内容は、イベント後に行った座談会の内容をまとめたものです。新刊書店「本屋メガホン」を運営する和田、アーティスト・コレクティブ「ケルベロス・セオリー」のメンバーである山もと、デザインを担当する浦野のイベント企画者3人に加え、イベントに参加してくれた、東京都内のチェーン書店に勤める皆本夏樹さんと、東京都内で一箱本屋として活動する「Castellu」の店主の5名で、イベントを終えた感想やセーファースペースをめぐるそれぞれの実践、問題意識などについて話し合いました。“イベントにおいて共通の問題意識として話し合われたのは、「セーファースペースについてまとまった資料や文献が少ない」ことでした。セーファースペースという概念そのものが、常により良い状態を模索し、そのあり方を更新し続けることを前提としているため、その都度立ち返ることのできる指針のようなものの存在は誰にとっても必要なはずだと考え、今回のイベントの様子をzineとしてまとめることにしました。本書が、これからセーファースペースについて考えたいと思っている人にとっての道標となったり、すでに実践している人にとってその考えを広げるような役割を果たすことができれば嬉しいです。”(「はじめに」より)*セーファースペースとは「差別や抑圧、あるいはハラスメントや暴力といった問題を、可能な限り最小化するためのアイディアの 一つで、『より安全な空間』を作る試み」(『生きるためのフェミニズム パンとバラと反資本主義』堅田香緒里/タバブックス/2021年) のこと。様々なジェンダーや階級、言語やセクシュアリティを有する人々が一同に集まる社会運動の場において、そういった社会的背景の違いから生まれる差別や軋轢をいかに最小化するか、という問題意識から生まれたこの概念は、すべての人にとって完全に安全な空間など存在しないという前提を共有しつつ、それでも「“より安全な空間”を共同して作り続けていくこと」を目指す試みであることから、safeでもsafestでもなくsafer(=より安全な)という比較級が用いられています。発行:本屋メガホン編集:山もといとみ 浦野貴識印刷:when press https://www.whenpress.com判型:W105mm×H250mm 12ページ*電子版は準備中です。===取り扱い書店一覧 (2023.11.24時点)・本屋lighthouse / 千葉県千葉市・YATO / 東京都墨田区 ・Another World Infoshop / 愛知県名古屋市・1003 / 兵庫県神戸市・透明書店 / 東京都台東区・ twililight / 東京都世田谷区・SUNNY BOY BOOKS / 東京都目黒区・lonliness bookstore / 東京都新宿区・FOLK old book store/大阪府大阪市・Space Utility TOKYO / 東京都目黒区・TOUTEN BOOKSTORE / 愛知県名古屋市・makijaku製作室/佐賀県佐賀市・IRREGULAR RHYTHM ASYLUM / 東京都新宿区・Calo Bookshop&Cafe / 大阪府大阪市・本と喫茶 サッフォー / 茨城県つくば市[お取り扱いいただける書店を募集しています]o.65掛け/買切のみ/3冊〜注文承ります送料当店負担/振込手数料貴店負担▽ご注文はメールよりbooks.megafon@gmail.com===
    ¥770
    本屋メガホン

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📣本屋メガホン 実店舗オープンのお知らせ📣

本屋メガホンは2023年6月、岐阜市柳ヶ瀬商店街にて実店舗をオープンします!詳細は下記をご確認ください。 オープンについて 岐阜駅から徒歩15分の柳ヶ瀬商店街にあるシ…

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すべてのゲイに本がひつよう

僕は今、社会的マイノリティについて書かれた本をメインに取り扱う本屋を開業する準備をしている。  セクシャルマイノリティや障害者、フェミニズムに関する本など、社会…

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📣本屋メガホン 実店舗オープンのお知らせ📣

📣本屋メガホン 実店舗オープンのお知らせ📣

本屋メガホンは2023年6月、岐阜市柳ヶ瀬商店街にて実店舗をオープンします!詳細は下記をご確認ください。

オープンについて

岐阜駅から徒歩15分の柳ヶ瀬商店街にあるシェアスペース「デイリーコヤナギ」の1Fにて、5月初旬(GW頃)にプレオープンを行い、6月から土日を主な営業日としてのオープンを予定しています。

本屋メガホンについて

 当店は、セクシャルマイノリティや障害者、日本に住む外国籍の

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すべてのゲイに本がひつよう

すべてのゲイに本がひつよう

僕は今、社会的マイノリティについて書かれた本をメインに取り扱う本屋を開業する準備をしている。

 セクシャルマイノリティや障害者、フェミニズムに関する本など、社会の周縁に追いやられていないことにされてきた人たちについて書かれた本を主に扱う本屋を、商店街の路面店という極めてオープンな場で、マイノリティ当事者である僕が運営するというかなりスリリングな試みだ。

 本屋をやろうと思ったのは「ぼくをくるむ

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