もしも自分が子育てをしたら・・・



この障害に気が付いて唯一よかったと思ったことがある。

「自分の遺伝子を残さないでよかった」ということ。

今まで結婚自体したことがないし子供が出来たこともない産んだこともない。

なのでその分野においてはバツつかずの清廉潔白で

一応女性として生まれてしまったので産める機能は搭載しているものの

自分の場合はひとつも機能してない。

もっぱら自分自身が女の変人という社会では最も生きづらい人種に加えて

家庭環境が事故物件レベルなので結婚は難しいだろうと思っていた。

そして障害の要素として遺伝子の可能性があるとわかって

子供についてはやっぱり産まない方がよかったんだと、ホント思った。

「自分の遺伝子は残すべきではない。自分で終わりにしよう。」

自分のように3代に渡って精神異常者が多発するというのは普通じゃない。

自分の家族以外にも血族で精神異常者が他にも数名いるし。

もちろん遺伝子じゃなくて環境要因が大きいところはあるけど

ここまで続くと遺伝的な可能性が濃厚なんじゃないかと思ってしまう。

うちの一族には家系図があるんだけど、

多分歴代の一族の中に何人か狂人がいたんじゃないかとさえ思っている。

もうこれ以上精神異常者のサラブレッドを残すわけにはいかない。

負の連鎖を自分が断ち切る。

そういう意味では唯一、よかったと思っている。






いやー、でも一応女だし子供超好きなので

自分の子供を一人ぐらい育ててみたかったなーとは思う。

自分がクソガキなので似たようなクソガキの男の子がいいなー。

ひとつも言う事聞かない、クソガキ。

産んだ瞬間から「現世での圧倒的超越を目指す」べく英才教育開始。

まずは、何をするにも身体が資本なので産んだら即プールに通わせる。

そのあと、サッカーがしたいだのラグビーがしたいだの言ったとしても

幼少期に水泳やらせとけば心肺機能は高まってるからイケる。

水泳はアトピーとか病気にもなりにくいらしいからそれもメリットがある。

ちなみに自分は生後10日後から父親が腹筋と背筋、柔軟体操を施していたらしいのでおかげで運動神経だけはいい子供に育った。

次に、絵本は読まない。自分で読ませる。

図書館で好きな本を選ばせ、

自分で読めるようにするために自分が数字と文字を教える。

というか何歳であろうが国語辞書と数学書をさっそく買い与え

まずは自分で調べる癖をつけさせる。わからないところは徹底的に教える。

もしも図書館で紙芝居を選んだとしてもやっぱり読ませる。

「ちょっとお母さんに読んでみて」とここでプレゼン能力を鍛える。

そしてその絵本を自分のモノにしたいとか主張し始めたら

「この絵本のどこがどういいのか自分の口で説明しなさい」と言う。

ここでさらにプレゼン能力を鍛えさらに交渉術を磨いてもらう。

さらに、やはり男はモテてこそなので

髪型、洋服、立ち居振る舞い、テーブルマナーなどは徹底的に叩き込む。

いつなんどきどんな場所でもイケてる男になってもらわないとならぬ。

高級ブランドからファストファッションまであらゆる店に連れ回し

自分にフィットするものだとか美意識を自分で磨いてもらう。

ただそこでもやっぱり買い与える時に

「どこがどういいのか」を自分の口で説明させる。

母はどこまでも七面倒なのである。

最後に、金銭教育。

自分は幼少期に限り湯水のように金を与えられて育ったのでそれはよくないと。

ただ、お金は貯金すればいいという発想は持ってないので

2歳ぐらいから毎月お小遣い制を実施、その中でのやりくりを覚えたら

今度は「投資」についての概念の根っこになる増える減るという感覚も磨いてもらう。

昔「お手伝いをすればお金がもらえる」というのが流行ったけど

あれはサービス提供と対価の話になるのでちょっと違うなと。

スーパーマーケットが一番実践の場として効果的かなと思っている。

本当は100円のモノなのにタイムセールで90円になったとか

本当は100円なのにお正月時期だから110円になってる、とか。

為替ではないけど、それに近い概念はそこで学べる。

株式の概念であれば「応援したい期待できるものにお金を使う」ということなので

「このスーパーマーケットはここがいいからここで買おう」ということになるかと思う。

その為にはいい悪い度外視して何でも見せることが必要になってくる。







お受験とかは自分がやりたければやればーってカンジなので

学校のネームバリューには一切こだわらないと思うけど

上に書いたことだけは徹底的にやると思う。

この強制感が自己愛性人格障害なんだろうなーと思う。

ホントこの英才教育が現実にならずによかったよかった。

いやーしかし、七面倒な変人の母の英才教育でこうやって育った男の子って

何でも自分でやらされてきたから

大人になって「何も出来ないほっとけない子」を好きになるんだろうなー。

多分「あんな面倒くさい変人女は絶対に嫌だ」って絶対思うからそうなる。

あ、そしたらちょうどいいじゃん!

日本はこういう子多いから、需要と供給がバッチリ決まる!

モテるためには母数が多い方が確率的に上がってくるから

モテることだけ考えるとこの教育はいいのかもしれない。

プレゼン能力と交渉術だけは徹底的に教育してるからそれを応用すれば

口説き文句もイケるでしょー、これバッチリでしょー。

あー、でもアレだ。

「イイ女」の見極めが出来るかどうかだよなー、そこ問題。

母が面倒な変人女だから、一般的なイイ女というのも見せとかないかんね。

そこはあれだ、公園デビューしてから

「いい?あれが一般的なイイ女っていうのよ?わかった?」

と口を酸っぱくして言っとかないといけないね。

「お母さんはイイ女じゃないの。ただの変人なの。」とも。

いやー、母と同人種の変人女カテゴリーに走ってもらっちゃ困るからねー。

もしも子供がいたら

こんな風にあーだこーだ言いながら子育てしたかったなー。

世の中のイイ女の母親どもがこれを実践してくれることを願う!

多分モテ男間違いナシ!







拙い文章お読みいただきありがとうございました。






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